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J2 第11節 岡山vs山口 プレビュー【特盛】

どうも、ゼロファジです。

J2も10試合が終わり徐々にそれぞれのクラブの立ち位置が見え始めてきました。ここからの11試合はシーズンの折り返しに向けて非常に重要な時期になってきます。ファジアーノ岡山は優勝を目標に掲げてシーズンインしましたが、ここまで2勝7分1敗と望みからは程遠い成績でもがいています。

ここまで6試合勝ちなしと試練のときを迎えていますが、少しづつ良化の兆しも見え始めています。とにかく1勝をあげて勝ちなし状態を抜ける。そして自信を深めていく。そういう試合が早く来てほしい。昇格の可能性を広げるためにも、この山口戦は必ず勝たなければなりません。

山口は自分にとっていい思い出のつまった第2の故郷です。
大学時代4年を過ごした思い出の地ですし、友人もたくさんいます。
ですから、レノファ山口とファジアーノ岡山の試合は自分にとって思い入れのある地域を代表する2チームがぶつかる”セルフダービー”なのです。


そういうこともあって、しっかりとプレビュー・レビューを通してこの決戦を見届けたいなと思っています。お付き合いいただけたら幸いです。


ボリューム多めなので、2回に分けたりしてゆっくり読んでね!


レノファ山口のここまでの戦績


では、まずレノファ山口のこれまでの戦績について見ていきましょうかね。今年の山口は名塚監督になって3年目のシーズンで、PO圏内の6位以内への進出を目標に掲げています。名塚さんは元日本代表のCBですね。現役時代をよく覚えています。札幌で長くコーチを務め、2021年にコーチから監督に就任したという流れ。なお、前任は渡邉晋さんで現山形の監督。山口はこの試合の次に、その渡邉晋さん率いる山形と対戦するみたいです。


Jリーグ公式より

ここまで、3勝2分5敗で勝点11。得点が9、失点が22(リーグワースト)。順位は17位。

ここまでの対戦成績は以下の通り。

1 〇大宮  1-0
2 △磐田  1-1
3 〇いわき 1-0
4 ✖熊本  1-3
5 ✖金沢  2-5
6 ✖藤枝  0-3
7 〇秋田  1-0
8 △栃木  1-1
9 ✖大分  1-3
10 ✖清水  0-6

ちなみに、先制したゲームは3試合(秋田、いわき、大宮)でこの3試合はそのまま勝利しています。一方、先制されたゲームは7試合でここまで追いかける展開を迎えることが多くなっています。なお、3失点以上しているゲームが5試合あることから、追いかける展開を強いられリスクをかけないといけない状況から突き放される。そういうゲームが大量失点を招いているのかもしれませんな。まあ、試合全部見てないからわからんけども。

ともあれ、先制点を奪われると勝ちが0ということなのでまずはとにかく先制点を取ること。ここが最初のキーポイントです。

レノファ山口は先制点を取られると10戦して勝ちなし


山口サイドの心理的背景の考察


山口としては6位を目指してシーズンインしたのに、ふたを開けてみたら「なんじゃこりゃ!」というところで、ほんとにこれでいいのか?というモヤモヤ感を抱えながらの進行というところでしょう。(まあ、岡山も似たようなもんだけど・・・)

↓Twitterのスペースを使った、「共喋」という試合後の振り返りトークライブ。山口サポーターの温度が良く伝わる配信でした。なんどか聞かせてもらっていますが、とてもチャレンジングな取り組みなんですよこれマジで。サポーターが集まってなんかやってんだろうなと思うでしょ?なんと社長や会長もトークの輪に入ることがあるんだよ?そんなんできひんやん普通。大敗した試合のあととかでもやっていて、他サポながらヒヤヒヤしちゃったり。でも、これまでと違う思考・試行の中からしか新しいスタンダードは生まれませんからね。維新感あるよなーと。自分の中の”地方クラブウォッチャー”としての血がさわぐクラブです今のレノファ山口は。

ちょっと話がそれましたが、
前節、前々節で0-6、1-3と大敗を喫して迎える岡山戦ということで、

まず、戦い方はこれでいいのだろうか?
どこまでこの状態を我慢しなきゃいけないんだろうか?
この先ほんとによい未来は開けているのか?

様々な疑念が去来するなか、とにかく勝つことで自信と証明を得たい。こんな感じで迎える試合なのかなと思います。

まだ勝点差がそこまでないので1つの勝ち負けで順位が動く時期です。PO圏内を目指す戦いですが、現状は残留争いを回避しながらきっかけをつかんですこしづつ浮上したい、といったところでしょうか。


フォーメーション・選手起用について


今シーズンは開幕からずっと433のフォーメーションを採用しています。しかし、7節あたりからは4231とダブルボランチを採用するなど微調整をしているようですね。このあたりは岡山も去年苦労したので、「やっぱ難しいよなぁ」という感じがします。攻撃時は4231、そして守備時は442。これがいまの山口の基本線なんじゃないかなと。


出場機会の多い選手をピックアップして4231に当てはめてみました。
この中でFW皆川(元日本代表)、右SHの吉岡、左SHの小林、ボランチの矢島慎也(元岡山)、CB生駒、左SB沼田(岡山キラー)あたりは出場時間が長く、このチームの主軸といえそうです。なお、DFの前貴之はできるポジションが多すぎてハメれんかった。左右のSB、ボランチ、CBと複数のポジションをこなせるカード。

ちなみに、左SHの小林成豪は山形時代にドリブルで濱田がチンチンにされたイメージがあります。そして、沼田な。新しいファジサポは知らないかもしれないけど、讃岐時代に瀬戸大橋ダービーで何度となく活躍した”岡山キラー”ですよ彼は。直近でアシストも記録しており、やはり左足は警戒が必要です。

433、そして3バックのオプションもあるようですが、岡山戦も4231で来るんじゃないかなと予想しています。けが人の復帰具合がわからないですが、CBの人選が定まらないのはけっこう難しいのかなと。

去年、ミッチェル・デュークがこちらにいてJ2のCBをハイボールでねじ伏せまくっていたわけですが、最もデュークが仕事ができなかった試合はホーム山口戦でした。対面したのは菊地光将。おそらくは見えないところでの(教育上あまりよろしくない)小競り合いがコッソリと繰り広げられていたのであろうと推測します。デュークをイラつかせ、巧みにパフォーマンスを低下させゲームから追い出した熟練の技は敵ながらあっぱれと言うしかなく。CBはこうでなくては、と思わされたゲームでもありました。言葉は悪いですが、「おままごとじゃねーんだよサッカーはよ!」という剣闘士たちのリアルな声が聞こえてきそうで、おじさんは「そういうのも・・・ええよな!」と静かにグッときていました。

今季デュークに代わってこちらには櫻川ソロモンがいます。ここまでほぼすべての試合で相手CBを抑え込んでボールを収め、競り勝っています。磐田であっても清水であってもそれは変わらなかったので、彼のクオリティはすでに証明されているといっていいでしょう。山口がソロモンを封じるために誰を起用してくるのか?は気になるポイントです。

レノファ山口は攻撃時4231、守備時442


レノファ山口のキャラクター


今シーズンのJ2はかつてないほど「ボール持つよ!プレスかけるよ!」に力を入れたチームがたくさんいるシーズンといってよいでしょう。上位から下位までどのチームもボールを保持して前に進みたいし、進ませないために前からプレスをかける。いわば、同キャラ対戦が続くようなシーズンになっています。

今年のレノファ山口もこの流れに沿った志向を持つチームで、ボールを保持する、プレスに出る、両面を追求するチームと考えていいでしょう。なので、今回もまた同キャラ対戦ということになりそうです。

後方からボールをつないでいって相手コートに入って崩しに移行する。それができない場合は、ロングボールでボールを逃がす。しかし、なるべく平面でのパスワークを諦めない。ロングボールはあくまで回避手段のように見受けられます。なお、ロングボールの受け手はFW皆川選手なので、山口に蹴らせた場合は皆川との競り合い、そして次のセカンドボール回収まできっちりやりきること。ここは大事。

山口がボールを前に運べないよ!だから、ロングボールを蹴るよ!でもボールが収まらないよ!そしてセカンドも拾えないよ!という状態に追い込めば自然とペースはこちらに傾くと思います。

相手コートに入れた場合のレノファ山口を甘く見ると危険です。池上のキック、小林のドリブル、皆川の高さなど決め手を持つ選手もいます。矢島のパス、沼田のクロスとかもあるし。ボールを運ばなきゃ!というプレッシャーから解放されて崩しにマインドを集中できるようになるとクオリティの高い攻撃も見せています。押し込んだほうがいいサッカーをするイメージですね山口は。

誤解されそうなポイントですが、得点が伸びていないからといって決して攻撃力がないわけではない。この辺の理由は岡山も同じなんだけどね。ですから、岡山としては相手を山口コートに封じ込めてボールを前に運ばせないようにすること。そこが一番大事なポイントになると思います。

山口にボールを前に運ばせない!山口のコートでサッカーをする

一方の守備では基本的に前からのプレス、とれなかったらミドルゾーンでブロックを作って442で構えるという対応を見せています。清水戦・大分戦とかなり戦力的にも強いチーム相手に連戦を戦っていましたが、プレスもまた悪くないなと思います。まずまず、制限をかけられているし、そこまで思い通りに相手に振り回されるというほどでもない。

したがって、山口のプレッシングをはがせずに手を焼く可能性は十分にあると考えておいた方がいいでしょう。しかし、それでも山口は失点してるじゃん?プレスうまくいくんならなんでそうなるの?という疑問については、次の項で。


失点の分析から見えてくる山口の弱点


ここまでの10試合、全22失点をハイライトでチェックしてみたよ!
よそのチームとはいえ失点シーンばかりじーっと見ていると、なんかメンタルにくるもんがあるんですね・・・不思議な体験だった。

2節 
FKからヘッド被弾
4節 
中央をフリックで崩される
自ゴール近くのボールロスト
CKからのヘッド被弾
5節 
被カウンター時ハンドでPK
自コートでのビルドアップを奪われてカウンター
ロングカウンター
ロングボール攻撃の流れからCBがつり出される
中盤のセカンド争いからCBがつり出される
6節 
中盤でボランチが刈り取られ被カウンター
ロングボールをフリックされCBがつり出される
対角フィードからのクロスを真ん中で合わされる
8節 
押し込まれてクロスを折り返される
9節 
FKを頭で合わされる
ロングボールからCBの空けたスペース攻略
中央からブロックへ侵入されミドルシュート
10節
FKからヘッド被弾
自コートでバックパスをミスし押し込まれる
CKからヘッド被弾
ロングボールをフリックされクロスからボレー
右サイドからクロスをヘッド
ミドルゾーンからスルーパスをサイドアタッカーに受けられ侵入される

この失点シーンをざっと眺めてみると、失点にはある程度傾向が見て取れます。結論を言うと現状の山口の弱点は大きく3つあると思います。

まず1つ目は、CBの守備力が弱いこと。

先ほどもちょろっと触れましたが、山口には経験あるCBがあまりいない現状なのだろうと思います。メインで使われている生駒、松本、国本、各選手ポテンシャルはあるものの人に強く行きたいタイプで、対戦相手からはCBが守備対応につり出されて空けたスペースを活用しようという狙いが見て取れます。

たとえば、金沢戦の3点目。
5番の松本選手とハイボールを競り合った金沢の7番加藤選手はゴールを決めた選手です。この2人の位置に注目してみると、ハイボールを落ちて加藤選手が競りに行くことで松本選手をつり出す。そして味方が保持すると同時にダッシュで置き去りに。最終的にはCBがいるはずのスペースで加藤選手が押し込んでいます。

(ちなみに、この試合元岡山の石原崇兆が激ウマアシスト含め3得点にからむ大暴れしてます。やっぱ獲るべきなんじゃね?木山さんともやってるし、SBもボランチもSHもトップ下も経験済みだしさあ)

大分戦では、中盤でハイボールの競り合いに参加した生駒選手の背後を左WBの藤本選手に抜け出されそのまま持ち込まれて失点しています。この場面は、うまく入れ替わった藤本選手の技巧は素晴らしいものがありますが、同じようなタイプの失点パターンと分類していいと思います。

さらに清水戦の5点目、ここではゴールを決めたチアゴ・サンタナ選手と41番CB国本選手に注目してみてください。GKのロングボールをサンタナと国本が競り合い、サンタナが収めます。味方にボールを落とすと、サンタナはダッシュでボックスへ向かいますがその一瞬で国本は置き去りにされてしまいます。なんとか、清水の前進をストップしたころには清水のFWはボックス内に到着しており、国本は一度もサンタナを見ていません。そして、サンタナにヘッドで押し込まれてしまう。


と、いった感じで人に強くいくCBの特徴。さらには、その後のスペースのカバーや危機意識の部分をいろんなチームに咎められて失点していることがよくわかります。金沢の加藤も清水のサンタナも、競り合った直後にダッシュしてCBを置き去りにしていましたよね。おそらくそういう狙いがあるんじゃなかろうかと思います。この弱点を使わない手はありません。

山口としてはボール保持に適しており、なおかつ守備力も計算できる人材という高い要求をクリアする適材をまだ見つけきれていないのではないかなと。手っ取り早く失点を減らすのであればCBの特徴を考えると3バックにするのが一番だろうなと思います。そうしたらそうしたで、ポゼッションがどうなるのか?は未知数でしょうけども。

2つめの弱点は、山口コート内でのボールロストが多すぎることです。

(自分で言っておきながら耳が痛いぜ・・・)

レノファ山口は後方からボールをつなぐスタイルを模索していますが、非常に多くのエラーを山口コート内で起こしておりそれが失点源になっています。ま、まあ、岡山もそれでお粗末な失点を重ねているのでお互い様なんですがね・・・


金沢戦の2失点目のシーン。
山口コートからビルドアップして金沢コートに入りたいというシーンですが、最終ラインに落ちた佐藤から矢島へのパスを突っつかれてカウンターを受けています。

そして、清水戦の2失点目。
こちらはバックパスをそのまま相手に渡してしまい押し込まれたシーン。

他にも全部のハイライトを見ていくと、バックパスを相手に渡してしまう。ビルドアップをひっかけられてショートカウンターを食らうシーンは多発しており、失点にこそならなかったけれどという”ヒヤリ・ハット”はいくつも散見されています。

ハインリッヒの法則(ハインリッヒのほうそく、Heinrich's law)は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもの。

wikipedia

したがって、山口がボールをつないでくるところを厳しくハイプレスで揺さぶっていく。相手のミスが起きる可能性を念頭に置いてプレッシャーをかけていく必要があるでしょう。

さきほど、山口に対しては山口コートから進ませないように封じ込める守備をするべきだと述べました。その理由は、ここにあります。山口は自分たちのコートでたくさんのエラーを起こしています。そこをクリアして攻撃のSTEP1(以下、記事に解説アリ)をクリアできれば彼らの攻撃力は発揮しやすくなる。

しかし、山口コートで封じることができれば彼らの攻撃力をダウンさせ、なおかつエラーを誘うことができる。ひとつぶで2度おいしいのです。

さらに、3つめの弱点はセットプレーに弱いことです。

全体の3割から4割くらいですかね?セットプレー由来の失点がかさんでおり、これがゲームプランを難しくしている印象が否めません。たとえば、大分戦なんかではボール保持に優れる相手に40分くらいは対等に渡り合えていました。プレスもまずまず効いていて、大分も決して攻めやすそうではなかった。しかし、均衡をFKで破られてしまうのです。

同様な印象は10節の清水戦の前半からも感じます。決して悪くないゲームを進めているのに、FKから失点して崩れてしまう。

いかに、相手コートに侵入すれば山口の良さを出せるといってもリードを保っている相手を崩すのは容易ではありません。リードを奪う、あるいはせめてイーブンでゲームをすすめられる時間を長くしていかないと勝ちを手繰り寄せることは難しいでしょう。

岡山がとるべき最高の勝ち筋


以上の特徴を踏まえ、ファジアーノ岡山がとるべき最高の勝ち筋を考えてみます。まあ、そういう妄想しているときが一番楽しいもんだ。発送していない競馬のようにさ。

まずは繰り返しになりますが先制点。ここがマストです。時間帯はいつでもいいですが、あんまり遅い時間はやめてねハラハラするから・・・。

岡山は6試合も勝ってないので「正直勝つってどんな感じじゃったっけ??」という状態です。なので、1点取ったくらいでは当然セーフティリードとは言えず、リードはあってないようなもんだと思っておくくらいがよいかと。

ねらい目はやはりセットプレー。岡山の現状唯一無二のウェポンだし、多分J2で最強クラスなんじゃないかなと思いますセットプレーだけはね。すると当然、右サイドの人選は河野諒祐を起用したくなる。そして、バイス・柳・ソロモンの高層ビル群セットも配備ということになるでしょう。

また、ソロモンはこの試合のカギになりそうです。というかどの試合もそうですが。前述のとおり山口はCBの守備が不安定です。ハイボールの競り合いやスペースのケア、集中力、そういった点を指摘されて失点しているわけですからね。きっとソロモンには手を焼くんじゃないかと思います。

ソロモンの良さはルカクばりのポストプレー、デカさ・うまさを持っている上に、意外と鈍足でもなくモビリティがあり、なおかつ足元の技術も持っているというオールラウンダー性にあります。つまり、いろんなニーズにこたえられる。山口のCBをつり出してスペースを空けさせ、チャンスメイクするタスクは十分に担えるはずです。セットプレーの高さも含め、キーマンの一人になるのは間違いないでしょう。弱点は若さかな。チームのために働いてくれたらそれでいい。チームが回れば、スコアは絶対ついてくるから焦らないでいこう。

次に、熊本戦で良化の兆しを見せているハイプレス。山口を相手コートに封じ込めるには前からのプレッシングがカギを握ります。熊本戦の後半に見せた柔軟なプレッシングには思わず「そんなことできるのか!」と驚きました。多彩なボトムチェンジを見せる熊本をよく整理して、前進させないように邪魔できていましたからね。あの守備力をここでも発揮し、山口のエラーを誘いたい。

一方で、岡山がボールを持っている場合山口がプレスに出てくることになろうかと思います。大分戦、清水戦なんかを見ればハイポテンシャルな相手に対しても山口はプレスをある程度機能させることができていました。したがって、岡山がてこずる可能性は十分に考えられます。できれば、仙台戦で見せたような「他人任せじゃない」「ちゃんと味方のためを思った」プレーを積み重ねてかいくぐっていく。そして攻撃のSTEP2に自力で到達する。そういう成長を見せなければなりません。

それができないというなら優勝はおろかPOもないでしょう。できるようになるのが遅くなればなるほど望める順位は低くなります。時間との戦いです。この11節で勝利し、ハーフシーズンを折り返すころには十分渡り合えるようになっていますように。まずはここで成長と証明を得よう。

前半はイーブンでも全然OKだけど、ビハインドはダメです。山口も勝ち慣れていないチームですから自信をもっているわけじゃない。彼らに勇気を与える展開は避けたいところです。

それでは、スタメン予想をしておきます。

田部井と佐野を入れ替えてもおもろいんじゃないか?

左SBは定位置をつかみつつある高木。右SBにはセットプレーをにらんで河野。トップ下は悩むところですが、田部井を先発にして仙波を控えに。右に田中雄大。左に佐野航大は不動。問題はソロモンと誰を組ませるか?ですが、ここは守備力・献身性・ボックスに入っていく攻撃力を買ってムークをチョイス。

前半はプレッシングで山口を問い詰めてチャンスをうかがう。後半は前半の流れを受けて、木村太哉、チアゴ・アウベスの決め手あるカードを切りましょう。2人とも調子が上がってきていますので期待できると思います。そして、高橋・河井のベテランコンビで締める。

先制し、優位をもって時間を進め、カウンターとセットプレーで加点していく。そういうシナリオを実現させよう。そして絶対に勝つ。それしかありません。


過去の対戦成績


最後に過去の対戦成績を見て終わりにしたいと思います。「相性やジンクスなんて、まやかしだ」という意見もあるでしょうが、自分は結構ちゃんと見ています。合理的な理由を見つけられていないだけで、やはりなんかしら作用するものがあるんじゃないか?と思うからです。じゃないと、やってるひとも指揮してる人も変わりまくるのに得意・苦手傾向が生じる説明がつかないですからね。


Socce.D.B.さんより

14戦して、岡山が8勝2敗4分と圧倒的に戦績では有利です。2敗したのは2018年の2試合だけで、あとは無敗。直近は3連勝中ということで、岡山にとってレノファ山口は非常に相性の良い相手と言えます。

ここで勝たなくていつ勝つんだ!というくらいネタはそろってる。しっかり勝って上昇するきっかけをつかみましょう。

岡山と山口のセルフダービーがよい試合になることを願っています。それでは次はレビューでお会いしましょう。

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