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2023 J2第1節 vs磐田レビュー

写真提供:sho(@sho__21)

この記事はポッドキャストで配信した内容の書きおこしです。
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どうもゼロファジです。
ファジサポ談話室、この番組はサポーターによるサポーターのためのファジアーノ岡山応援プログラムです。

いやーーー、勝ったね!
ファジアーノ岡山。開幕戦。
アウェイでジュビロ磐田と対戦して、3-2で勝利ということで、最高のスタートを切ってくれました。6ポイントゲーム勝ったね!これはデカいよ!
なんか、POよりも自分はドキドキしてて。
試合中もドキドキとワクワクが止まらないような感じで見てたんですよ。最後にハラハラもあったけどね笑
オフシーズンの経過が過去最高に良さげだったんで、このチームなら磐田相手でもカマしてくれるだろうと思ってはいたんですよ。
でも、蓋を開けてみないとわからないですからね。うまくいってほしいなと思っていたので、ほんとにやってくれました。なんかホッとしました。

磐田というと2000年代は鹿島とならんでJリーグの主と言ってもいいようなクラブですからね。しかもヤマハスタジアムはいくつも伝説的な試合の舞台となったスタジアムですし。そこで岡山が勝つところを目撃する。しかも、開幕戦で。800名以上の方が現地参戦されたみたいですが、ほんとにおめでとうございます。歴史の証人になりましたね。



さあ、今回はそんなアウェイジュビロ磐田戦のレビューをやっていきましょう。メニューとしては2つご用意しておりまして、
ひとつめは、試合のふりかえり。
時系列で簡単に内容をおさらいしていきます。

そして、二つめは、
注目ポイントのピックアップ。
試合を観察して気がついたポイントについて詳しくお話ししていきます。

開幕戦っていわば、所信表明演説じゃないけど、今年こんなチームでこう戦います!みたいなスタイルを提示する機会でもあると思うんですよね。そういう意味ではたくさんチェックしとくべきポイントありますので、
ぜひ最後までお付き合いいただけたらなと思います。この開幕戦はまだあくまでベースですからね。ここから、さらに積み上げて強くなっていきます。だから、そのスタートラインでチームがどんな状態なのか?について、知っておくと、今後の成長がより楽しめると思うので、じっくりお話していきたいなと思います。

試合のふりかえり



ではまず、ふりかえりから行きましょう。
アウェイジュビロ磐田。
スタメンは、
GK山田 DFは河野、柳、バイス、鈴木
MF輪笠、田中、ムーク、佐野
FW櫻川、坂本
で、聞いていたように一応442。
まあでも、厳密な442のダイアモンドというわけじゃなくて、4132で、トップ下がフリーマンのようなイメージですかね。

守備時はトップ下をボランチまで下げて442
これがこの試合の岡山の基本姿勢でしたね。

対する磐田は4231で、守備時は442という構え。

ざっくり試合展開を見ていくと、
試合開始から10分くらいまでは磐田がペースを握りました。磐田のハイプレスを受けてセーフティにロングボールで逃げる場面があったりして、ややプレッシャーを回避する入りになりましたね。

しかし、次第に磐田のハイプレスを剥がして前進することができるようになり、逆にこちらのハイプレスに磐田がてこずるようになると、ペースは少しずつ岡山に。そこから前半終了まではずっと岡山のゲームだったと思います。

徐々に得点の雰囲気が出てきはじめた20分前後あたりからは、CKがどんどん取れ出して、ゴールに迫るシーンが増えてきます。
流れ的にいいので、ここで仕留めたい!と思ってたところ26分にはCKから河野諒祐のキックに柳がヘッドで合わせて、このセカンドをソロモンが押し込んで先制!
流れをしっかりと得点に結びつける、大変いい展開となりました。

得点後も勢いを増す木山ファジ。
続けざまにバイスのフィードを呼び込んだ田中雄大の落としをソロモンのミドル。これがポストをたたいて、最終的には坂本一彩が豪快に蹴り込んで2-0と。なんかこんな展開慣れてなくてなんかソワソワしちゃいましたけども笑

2点リードを奪った後も危なげなく試合を運び前半終了と。

ジュビロ磐田の印象について




前後半通じての印象ですけども、磐田は選手の個の力は当たり前に高い。こちらの2失点目のシーンとかノーチャンスに近くて、質の高さを感じさせるプレーでしたね。
でもチームとしての練度はまだまだで、選手が迷いながらプレーしてるシーンが多かったです。とくに前半は途中からどうにもギクシャクしていて、スムーズさを欠いていました。このあたりは監督が代わって新しい体制ということで、まだまだ熟練度が上がっていないチームのらしさが出ていたかなと。ただ、次やるときはこんなもんじゃないので、これが磐田の実力と見るのは危険だなと思います。


後半開始。磐田は遠藤保仁とドゥドゥを投入してきました。この遠藤保仁の投入が流れをガラッと変えましたねー。やっぱり、なんだかんだでこの人は格が違うんだろうなと。入って数分で流れを変えてしまって。
もう大ベテランですけども、やっぱ日本一の選手になるようなひとのゲームに及ぼす影響力のデカさってこんなデカいのか!と改めて勉強させてもらった後半でした。

遠藤保仁が入ってなぜ岡山は劣勢になったのか?



ちょっと余談にはなるんですが、多分みんなみててなんで遠藤保仁が入って岡山が劣勢になったんだろう?て疑問だったと思うんですよ。自分も試合を見直すときその辺りを注目してみていたんですけども、僕が見つけた理由は2つあって。

ひとつめは、遠藤が入ることで周囲の特に前の選手の動き出しがスピードアップしたということなんですけど。遠藤がいて、後ろと前を確実につなげてくれるって信頼感があるので、たぶん前線の選手は自信持って動きだせるんだと思うんですね。迷いなく。動き出しが早くなれば、早くパスが回るので、どんどん攻撃にテンポが出てくる。かりに攻撃が詰まったとしても、ヤットにもどしてやり直せばまた攻められる。このいい循環ができだすことで、どんどんリズムが出てくる。
前半の磐田って攻撃でかなりもたついてテンポ遅かったですからね。遠藤入って急なテンポアップがあったので岡山としては「あれ?なんかはやいぞ!」ってなって、あたふたしてしまったと。こういうことじゃないなかなあと。

あともうひとつは、遠藤のパスの質ですよね。
これはやっぱ日本一の選手だけあるなと。こんなパス出す人J2じゃいないですよ。

こちらの思っていない方向だったり、思っていないタイミングでパスが出るので守備のリズムを崩されるんですよね。なんだろう。待ち構えてるところに出すんじゃなくて、虚をついたパスを出してくるので肩透かしをくらうような感じ。そうやっていくうちに、守備が後手後手になってどんどんリズムが悪くなったいくっていう。なんか、じっくみ見直してるとそういう印象を受けましたね。

試合のふりかえりに戻りましょう。
後半は はじまって10分のうちに2本決定機を作られていて、ここでなんとか耐えられたのは大きかったですね。押し込んでから、山田大記がフリーでクロスを上げる形。遠藤が入った効果はここにも出てて、山田大記がやっぱいきいきしてくるんですよね。彼はトップ下なので、ボランチが追うのかDFが追うのか、マークがあいまいになりやすくて。ここを磐田は上手につかえていました。
このトップ下をうまく使えているかどうか?ってポイントは両チーム好対照だったかなあと。岡山としては改善の余地がまだまだあると思いましたね。ムークもトップ下でマークにつかれずに、いい位置にいるんだけど、味方がいまいち見てあげてなかったりするんですよ。

磐田の決定機のあとも、岡山はGKからのビルドアップも封鎖されてはがせなくなり、明らかに磐田ペースになっていきました。ここで失点していたらわからなかった。よく耐えたと思います。

ところが、52分。
その前プレをなんとか剥がして、左サイドからカウンターに入り、佐野航大のゴールで突き放す。ギリギリのところだったけど、ゴールに関わる全ての選手が完璧だったですね。ムークのランも航大の左足のノールックパスもスキル高いし、坂本一彩のターン何あれ?うますぎでしょ?あれマイナスに入ってるボールじゃないですか。あんな処理の仕方あるのねーっていう。
ソロモンのファーストタッチも慎重に置けていたし、素晴らしいゴールでした。これで3-0。

前半に比べ運動量が落ちてきたムークにかえて田部井を投入と。トップ下同士の交代ですけども、今後こういう交代が増えると思います。

63分に磐田は2枚替え。後藤と松原后。
70分くらいまではそこまで危ないシーンもなく再び膠着しはじめたかなと。

途中観客が怪我をするアクシデントで試合が止まって、ちょっと嫌な感じでしたね。流れが切れて。よくないチームがさらによくなくなることは少なくて、だいたいリードしている方がリズムを崩すことが多い気がするんで。

78分で木村太哉と田中雄大が交代
坂本一彩にかえてハン・イグォン
やはり交代はMFが中心で、スタミナが落ちてきた選手を代えていく感じですね。

85分あたりから5バック気味に守りはじめて、逃げ切り体勢にはいります。ただ、アディショナルタイムがかなりあるので、残り時間はまだまだある状況。

87分には佐野に代えて本山。足を攣った鈴木喜丈に代えて高木友也を入れる。左サイドのセットを入れ替えて、5バック継続と。
全然悪い手じゃないかなと思います。5バックで逃げ切るオプションは今年も使っていくということですね。

最後の失点について



で、最後の失点についてですよ問題は。
なんでそうなったんだ?と気になるところじゃないですか。


失点の原因はいろいろあると思うけど、個人的に思うのは2本ともクロスの精度がめちゃ高い、と。とくに2本目はどうしようもないかなってくらいレベル高い。

ただ、1点目に関してはバイスの隣を守るのが本山なんですよね。本山って身長が171cmで、磐田のFWの後藤くんは191なんですよ。身長差が20cmもあるので、サイズが全然違うんですよね。しかも、後藤くんはバイスよりも外っかわファーサイドに逃げるような動き出しをするので、本山の前に立つという。
監督のインタビューでもそれとなく言及されてましたけど、たぶん鈴木喜丈の交代が誤算だったんじゃないかな?と思います。
本来は鈴木を左CBにして佐野に代えて本山をいれたかったんじゃないでしょうかね。

ともあれ。
なんとか逃げ切り3-2で勝利。まだ1節ですが、首位発進となった開幕戦でした。

全体的な2023木山ファジの印象


では、2つ目の注目ポイントについて。
こちらは盛りだくさんですよ。さすがに。
開幕戦ですからね。

まず、全体的なチームの印象についてですけども、後方からボールをつないで相手コートに入っていく。もともと木山ファジが願っていたスタイルを追求していくということですね。
それに必要なプレス耐性、つまり、相手のプレスをかいくぐる力もこの試合ではしっかり見せてくれていました。ここは、かつてないほど上手でしたね。そして、やむを得ない場合は除き、ロングボールを蹴り込んでセカンドを狙っていく形は取らないということ。去年との違いが見られるポイントです。

守備では前からプレッシングをかけて行き、サイドに相手を誘導してハメていく。構えるときはセンターサークルあたりの高さから442。
あと、目玉は左右非対称の組み立ての仕方ですね。SBとIHのキャラの違いをうまく活かす形。ここはとても重要なポイントだと思います。

そして、今年も強烈なセットプレーを持っていること。

また、改善点や不明な点については、

ミドルゾーンで442で守るときはやや守備にタイトさを欠いていて、磐田が嫌がる守備ができているとは言い難かったかなと。タイトで隙のない442が配備できればもっと強くなると思います。
それも含めて、リードした後の試合運び。まあ、想定外の交代で予定が狂ったこともあったでしょうけど、5バックでシャットアウトしてゲームを終わらせる。この逃げ切りパターンを確立したいですね。

この試合はブロックを敷いた磐田を攻め落とすシチュエーションが少なかったので、ガチガチに守ってくる(秋田とかね)相手、とくに岡山相手ならドローでもいいと考える相手とやったときどのくらい崩せるか?このあたりは未知数だなと。


キープレーヤーは鈴木喜丈と田中雄大



ここはこの試合のキモになる部分でした。左SBの鈴木喜丈はサイドバックとして佐野航大とタテのコンビを組むんだけど、中よりに位置して半分ボランチみたいな仕事をしてました。
鈴木喜丈が中に入ると相手の右SHジャーメインが鈴木喜丈に引きつけられるので佐野航大へのパスコースが空きやすいんですね。

あとは、輪笠はアンカーなので本来攻撃に上がれないんだけど、あがったらだれもいなくなるからね。鈴木が中に入ったときはダブルボランチみたいな格好になるので、保険ができる。そういうときは輪笠も前に関わることができる。
このようにこれまでの岡山ではなかなか見なかった運用になってるので、ぜひ鈴木喜丈の立ち位置を注目してみてほしいですね。普通のSBのいる位置にあまりいないから。

逆に右サイドは田中雄大が司令塔として掌握していてこの試合の働きは素晴らしかったですよ。右IHの位置からボランチの底くらいの高さまで落ちてきて右サイドの組み立てをコントロールしていましたね。
さらに、後方からの繋ぎを助けるFWの動き出しもあってスムーズにプレスをいなすシーンを作れていたと思います。とくに前半ね。

ここのSBとIHに誰が入るのか?はかなりキモになる部分で、起用する選手の組み合わせによってバリエーションがたくさんでそうだなと思います。たとえば、木村太哉ならひとりで仕掛けさせた方がいいから、SBはオーバーラップとかインナーラップとか、あまり上がっていかないでもいい。むしろいらないかも。それこそ三笘みたいな感じ。
だけど、佐野航大とかほかのドリブラーじゃないタイプの選手、田中雄大とか、田部井とかだったら一人で打開は難しいので、グループで崩した方がいい。みたいな感じ。
このひとが出るとこんなことができます!じゃあ、他の人の特徴と組み合わせてこうしましょう!というのが、組み合わせによって変わりそうだね!って感じですね。選手の特徴が出やすいセットを組んであげるのが大事かなと。

セットプレーと河野諒祐



右SBに本山遥を予想していたんですけど、セットプレーがこれだけ強いと河野諒祐はなかなか外せないですよねやっぱり。この試合でも再三CKからチャンスを作っていて、今年もアシストが望めそうです。
さらに、河野は、攻撃とくにパスの判断がかなり良くなっていて、このやり方に変わって伸びていると思う。ただ、やはり守備は苦手。この試合でも失点シーンでどうなんだ?というプレーもあったのでそこは課題ですね。守備のマイナスと攻撃のプラス、それを天秤にかける感じは今年も変わらないかな。

セットプレーについて



ソロモンというターゲットがいて、さらに柳、バイスがいるので、去年のデュークがいた時と同じくらいの怖さを維持できているのが確認できた試合でした。実際点とってるしね。
さらには、徳元に代わって鈴木喜丈なので、鈴木喜丈183cmあるので普通にターゲットになれると。河野も176なので、かなりバックラインは身長が高い編成になってます。
さっきま言ったけど河野諒祐の精度は捨て難いよね。いやだもん、普通に。
河野が出ない場合でも、左の田部井、高木友也あたりのキッカーからチャンスが作れそうなので、常にセットプレーに備えていいキッカーをピッチに立たせておく必要はありそうだなと。

前プレと運動量



この試合で見てとれた感じでは、FWが限定してサイドに誘導して、そこでハメる、と。そうなると中盤の選手は中から外のタッチライン近くまで走らないといけないので運動量が増えます。
あと、インサイドのムーク、輪笠もかなり大変で、ここでボーッとしちゃうと、プレスを抜かれてしまうので、全体的に中盤の運動量、そして切れ目ない守備意識は重要になると思います。ここで戦えないと厳しいかなあと。だからこそ、中盤の選手層を厚くしているんでしょう。このあたりは選手選考の参考になりそう。

あとは、5人交代枠ですよ。これもデカそう。選手がかなり代えられるってのがこのやり方を選ばせた要因のひとつかもしれない。疲れた選手をどんどん入れ替えれますからね。

それから433でやってた時と比べると、FWに体力を比較的残せるので、その分得点力の増加につなげたいという狙いもあるのかもしれないです。



自分が見た感じだと中盤では輪笠は一番代えがきかないので、コンディションやケガでの離脱は避けたいところ。輪笠はやっぱり攻守のバランスが素晴らしくいいんですよ。イメージ的には攻撃3.5守備6.5くらいのバランス。アンカーなので、CBの前のフィルターですから守備で計算できないとちょっとどうかな?と。
田部井もここできますけど、彼はフィジカル的な強さよりもエレガントなプレースタイルで後ろと前をつなぐのが強みだと思うんで、
攻撃6.5守備3.5みたいなイメージ。逆に本山だと攻撃2守備8みたいになるので、やっぱり輪笠が一番バランスいいよね!って、個人的には思うところです。

80分過ぎに鈴木喜丈が足を攣ったし、
ソロモンも足を攣っていた。開幕戦で緊張もあったのでその影響もあったと思うけど、長い時間プレーできる耐久度はポイントになりそう。

それに関連してもっとボールをだらだら回すだけの時間を作りたいよね。リードしてるわけだし、点はもういらないわけで。ボールを回しながらうまーくサボって体力回復、あるいは温存する。そういうしたたかさも欲しいと思いました。日本は夏があるしね。全力でずっとやるのは無理だから。

強烈な2トップ



ソロモン強すぎワロタだったし、
坂本一彩うますぎワロタだったなあ。
この二人は相当やりそう。

ソロモンは強さ、高さ、スピード、うまさ、総合的に見ると岡山の史上最高クラスのFWだと思います。デュークの穴は埋めてお釣りが来ると思っているのでなんの心配もいらないです。彼はもっと頭角を表さないとダメだよ。かつての川又堅碁のように岡山でたくさんゴールをとっていずれA代表に送り込まないといけない。岡山で育てて大きく羽ばたかせたい。それくらいのタレントだと思います。
いろいろすごいんだけど、とくにビビるのが空中戦ね。ぜひ見て欲しいんだけど、飛んでるときCBとかと競り合うでしょ?相手も競りかけてくるから体勢が崩れることがかなり多いんだけど、ソロモンは姿勢がずっと保てるんですよね。びくともしないの。なんなら5分で競り合って相手が空中で吹っ飛ぶまであるからね。ほんとやばい。

坂本一彩はとにかくトラップと、ドリブル、シュートがすべてハイレベルな選手ですね!きっといい選手なんだろうな?早く見たいな!と思ってたけど想像以上にうますぎて、これから1月見れないのがマジで惜しくなります。まあ、代表戦はDAZNでやるようなのでみんなそっちも見ましょう。
一彩はもうひとつ、組み立てに関与して後ろを助けるポジショニングが絶妙なんですよね。これはMFやSBはかなり助かると思います。

また、ソロモンがどっしり前にいて坂本一彩が周りを動くというバランスもいい。この2トップはきっとやべーことになると思います。

失点で出た課題と守備のやり方



後半に2点追いつかれたのは、収穫だったと考えていいと思います。勝って課題が出るのはチームの成長を考えると最高の勝ち方ですからね。勝ち点3と課題点どっちも手に入るわけだし。さっき改善点のところでも言ったけどゲームのクロージング。5バックで逃げ切る成功体験を積んで、5バックになったら勝ち確と思えるようにしていきたいですね。

守備で気になるのは前プレじゃない守備の方ですね。442で構えるときの守備。こちらはまだまだタイトさを突き詰めていけると思います。
たとえば、2021年の後期有馬ファジの442とか、2019年の有馬ファジとか、相手が運びたいけどなかなか運べないよ!という守備をミドルゾーンで展開できていた。あれに近づけることができると、前プレもよし、ミドルゾーンで構えてよし、と守備にスキがなくなります。守備が固いとそれだけで相手に「岡山から点取るのは難しい!」ってプレッシャーを与えられますからね。

前プレの方も、相手がCBの間にボランチを落としてきたときとか、誰がどこにプレスをかけるのか?の整理はまだ微妙だった。これはどこのチームもやってくるので、こなれていかないといけないなと思います。


ということで、第1節アウェイ磐田戦のレビューをお送りしました。いかがだったでしょうか?

次がホームで清水エスパルスとのゲームということで、またしても優勝候補との6ポイントゲームということで、日程くんのハードワークも程があるぞ!って感じですが、チケットも売れに売れているようですし、この試合もみんなで勝利して2連勝といきましょう。

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