安易に便利なものに頼る習慣が身についてると、ピンチをチャンスに変換する思考力を奪われちゃうかもよ
こんにちは、ゼロベースランニングラボラトリーの高岡です。
今日はですね、「安易に便利なものに頼る習慣が身についてると、ピンチをチャンスに変換する思考力を奪ってしまうかもよ」というお話をしていきたいと思います。
例えばですね、よくランニングの雑誌を読んだりすると、サポーターの広告記事みたいなのが目に入ってきます。
もしかしたらみなさんも見かけたことがあるかもしれませんけど、僕としてはですね、この記事に違和感を感じない人って、かなり「安易に便利なものに頼る習慣」にズブズブに浸ってんなーって思っちゃいます。
というのも。
そもそも「サポーターしないで走ったら膝が痛い」ということであれば、まずその原因を考えた方がいいんじゃないの?ということです。
なんで膝が痛くなるのか?
この、比較的シンプルな問いを自分自身に向ける習慣がないんだと思うんですけど、これって僕は、かなり危機的な状況だと思ってます。
ていうか、これまでの成長過程の中で、そうやって「考える」という習慣を身につけるチャンスを与えられなかったんだろうなーって思うんですね。
方や、モノづくりをする方はもちろんのことですけど、ユーザーを全力でサポートするようなプロダクトを作り出そうとします。それはそれでそうあるべきだろうし、それは素晴らしいことだと思ってます。
ただ悲しいかな・・・
そんな「素晴らしいプロダクト」であるからこそ、ユーザーの「安易に便利なものに頼る習慣」を助長してしまうんだと考えてます。
だからこれは、プロダクトの問題というよりは、ユーザー側の問題です。
「膝が痛い。これってなんで痛いんだろう?」
ここをめんどくさがっては、ピンチをチャンスに変換する思考力を放棄することになると思ってます。
例えば、膝が痛いのであれば、着地のタイミングで前進運動に過度なブレーキがかかってるということが考えられるわけですね。
ってことはですよ、もしその過度なブレーキが改善すれば膝の痛みが改善するのはもちろん、タイムの短縮に繋がることも十分考えられるわけです。
これこそ、ピンチをチャンスに変換する、ということですね。
これがね、前を向く、ということだと思うんです。
ただ、それこそこないだランニング雑誌を読んでて、もしかしたら、そういう思考習慣を身につけている人たちって、めちゃくちゃ少数なんじゃないかなーって思っちゃって。
もっと、適切に「違和感」キャッチしようよ!
とはいえ、便利なモノに頼る習慣が骨の髄まで染み込んでる人にとっては、感度が鈍ってるのかもしれませんね。
だから今、僕がコーチをしている高校生には、自分を俯瞰して観察するというスキル、つまり「メタ認知力」をトレーニングしてます。
やっぱりこのメタ認知力って、教育のシステムの中に組み込んでいく必要があるスキルですよね、
新型コロナウィルスで、多くの方がピンチの局面に立たされているかもしれません。もちろん僕もその中の1人なんですけど、とはいえ、こんなピンチの局面だからできることがあるし、思考が研ぎ澄まされたりします。
ピンチを突破した先には、これまでとは違う景色が待ってるはずです。一緒に頑張りましょう!
というわけで、今日は「安易に便利なものに頼る習慣が身についてると、ピンチをチャンスに変換する思考力を奪ってしまうかもよ」というお話をしてみました。
最後までお読みいただきありがとうござました。
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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員