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本当にシラケた話

<おじさんDX Vol 103>


世の中には、シラケさせる事が、沢山あると思っています。それでもシラケてはいけないのですが、私はそれほど人間が出来ていません。


きっかけは、上司に進言した時の事です。

全社的にその期は、実績が厳しい状況ながら、間もなく決算月を迎えます。一支店の責任者だった私は、当時の宮崎県知事だった東国原知事に看過されたのか「どげんかせんといかんと」思って行動したのです。

家に帰り深夜まで企画案を作成しました。企画案と書けば、少々格好良く聞こえますが、そんな良い物ではありません。それでも実施の後の見込みと予算案を作成し、上司に進言をしたのです。


売上の状況が厳しい事から、私は上司にこう言いました。

決算を月を迎えますが、会社で企画実施などの予定はありますか?

その返答が...

『いや、何も考えていない』

私は、あまりのショックで企画案を提出する事が、出来ませんでした。

今から思えば、閑散期ともあって「あえて動かないのも選択」と思います。むしろそれで効果が出なかったら、販管費等で余計に収益が悪化する可能性も考えられます。


しかし、当時の私は、こう思ったのです。

こんなやる気のない上司が、上司だなんて...

そう思う間もなく、提出しなかった企画書を上司の目の前で、自らの手で破り捨てたのです。

おそらく、私の表情は、怒りに満ち溢れていたのでしょう。その上司からどんなに声を掛けられても、返答しませんでした。会社組織に属する者としては、こうした行為は失格なのです。

そんな遣り取りがあった事が、次第に一部で噂になります。この上司は、取引先からも能力が、疑われていたのは知っていましたし、大半の取引先が、私に同情をしてくれました。


ですが、その上司は、こともあろうに

私が、先走ってやった事

と、漏らしていたのです。


今でしたら「指示があって行った事ではない」ので、そう言われても、あの上司ならそうだよな...。と思うのです。


まだ、血気盛んだった頃の私の話しでした。

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