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YOASOBIの「群青」に見る、「ありのままの自分」を生きるための6つのポイント

前回は、「ブルーピリオド」という漫画・アニメから、「ありのままの自分」を生きる格言について、解説してみた。

今回は、その漫画を原作として作られた曲、YOASOBIの「群青」について書いてみたい。

上記の記事でも触れたが、昨年、僕の心に染み渡り、僕の人生をシフトさせた2つの曲の内の1つだ。

YOASOBIの「群青」と言う曲は、昨年、私に「好きなことは、好きだ!」と表現する勇気と許可をくれた

はじめて聴いた時、(ボーカルのIKURAちゃんの目元と口元にキュンキュンしてしまった男心はさておき、)ポロッと泣いてしまった歌詞がある。

好きなものを好きだと言う
怖くて仕方ないけど
本当の自分
出会えた気がしたんだ

「群青」 by YOASOBI

この時、人の中にある「好き」と言う感覚の美しさと尊さを感じてしまった。

これが、2021年の年末に起きた、「チブの可能性を切り拓く」道へと続いて行ったのかもしれない。詳しくは、以下より。

僕にとって、「群青」は…

「『好き』『やりたい』という、心の内に「ある」感覚のままに生きることの美しさと尊さ」

…を表現した曲です。

そして、歌詞の中に、好きという感覚に沿って「ありのまま生きる」ためのヒントがある気がしていて、この記事で解説してみようと思う。(途中から、言語化が面倒くさくなる気がするが…笑)

なお、僕自身、「ありのまま生きられている」かどうかは、正直まだまだ確信がない。そもそも「本当の自分」「ありのままの自分」と言う概念自体も、まだ実感値としてよくわからない。ただ、30年前よりも、20年前よりも、10年前よりも、5年前よりも、1年前よりも、3ヶ月前よりも、生まれた時のありのままの自分に、よりその核心に近づいている感覚はある。そんな私の体験談に照らし合わせた上での解説だ。

Point1. 旅へのご招待

歌詞は、こんな感じで始まる。

嗚呼、いつもの様に
過ぎる日々にあくびが出る
さんざめく夜、越え、今日も
渋谷の街に朝が降る

どこか虚しいような
そんな気持ち
つまらないな
でもそれでいい
そんなものさ
これでいい

「群青」 by YOASOBI

この感覚が、旅の始まりの感覚の一つだと思う。

ダルさ、苛立ち、諦め、虚しさ、つまらない、楽しいフリ、大丈夫なフリ、自分に言い聞かせる自分、人前では作り笑いしているけど1人になった時の自分の表情とのギャップ。

この感覚を感じ取って、素直に「ある」ことを見極めることが最初のポイントになる。

Point2. あなたが、あなたに許可を出す

そして、続いての歌詞は…

知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよほら
見ないフリしていても
確かにそこにある

「群青」 by YOASOBI

「群青」では、ここは合唱である。

まるで、「今のあなたに聴こえていない声があるよ!その声を聴いてもいいんだよ!」という、78億人からのエールを送って、許可を出すような感じだ。

「本当の声」と言うものは、自分の中には「あってはならない」と思い込んでいたりするケースがある。そう思い込んでいると、無意識に、無自覚に抑え込んでいて、「本当の声」を自覚することができない。その「本当の声」を聴く、許可をあなたがあなた自身に与えてあげないと、出てこないことが多い。

まず、あなた自身があなた自身に、その声を聞く許可を与えてあげることがここでのポイントになる。

Point3. 「本当の声」を、そのまま表現してみる

すると…

嗚呼 感じたままに描く
自分で選んだその色で
眠い空気纏う朝に
訪れた青い世界

「群青」 by YOASOBI

「本当の声」が聴こえる。

そして、素直に表現ができるようになる。

これは、ブルーピリオドの主人公が、夢中で、自分の中にある朝の渋谷の青色を表現しようとしているシーンとリンクする。

そのシーンで、主人公は、「あれ、渋谷の朝って、本当に青いんだっけ?実際は、青じゃない気がする…みんなにはどう見えているんだ??? いや、いいんだ!俺には青く見える!俺の青を描こう!」みたいな独り言を呟くシーンがあるのだが、これが自分の中にある「感覚」を、そのまま表現することなんだと思う。

みんなにとって、正しい渋谷の色を表現しようとしているのではない。自分の中にある渋谷の朝方の青を、ただただ表現するだけ。

「本当の声」を聞いてしまった時のポイントは、そのまま表現してみることだ。

Point4. 「本当の自分」に気づく。そして受け入れる。

そして…

好きなものを好きだと言う
怖くて仕方ないけど
本当の自分
出会えた気がしたんだ

「群青」 by YOASOBI

自分の「本当の声」に正直に表現した主人公は、絵を描くことが好きなんだ…と言う本当の自分に気づいてしまう。

主人公が、「渋谷の朝の青」を描く前に、友達に「この渋谷の朝の色っていいよな…」みたいなことを思わずボソッと呟くシーンがある。その時、友人からは「は?お前何言ってんの?」みたいな反応が返ってきて、主人公が慌てふためいて会話を取り消すシーンがある。

そう。好きなものを「好き!」と言ったり、それを「自分が好きだ!」と受け入れることは、実は勇気がいる。

それを受け入れると、止めどなく涙が流れたり、味わったことない安堵感を感じたり、無限のように感じるエネルギーが湧き出してくるような感覚を味わう。

ポイントは、好きなことは、好きなんだよ。好きという感覚が「ある」という事実がある以上、その事実を「ない」ことにはできない。そこに理由はいらない。そこに「ある」ことを、受け入れてあげよう。

Point5. 周りは、意外と理解を示してくれる

自分の「本当の声」をはじめて絵で表現した主人公は、なんかの賞を取るわけでもない。しかし、美術の先生、美術部の同級生、自分の友達に、なんとなくそれなしに褒められる。「この絵、好きだな…」くらいな程度に。

そんなものだ。

過度な期待はしない方がいい。でも、意外とわかってくれる人が現れる。絶賛じゃないかもしれない。全員が全員応援してくれる訳ではない。中には無関心な人もいる。利害関係者であればあるほど、反対されることもある。

ただ、ここでのポイントは、「意外とわかってくれる人」がいる…という事実だ。78億人の中に、本当の自分、本当の声を表現して、それを理解してくれる人が数少なくてもいると…言う事実はは、なんて幸せなことなんだろうか?と言う感覚があれば、きっと前に進める。

誰かが必ず見ていてくれて、そんな自分を認知してくれる。

Point6. 楽ではないが、「本当の声」に耳を澄ませ歩み続ける

主人公は、美術の道に目覚めてしまう。

そして、東大とか入れる?程の優秀な成績でありながらも、芸大を目指す。しかも、家計の都合上、学費が安く済む国立の東京藝大一択。

そこから苦悩の日々が始まる。

嗚呼 手を伸ばせば伸ばすほどに
遠くへゆく
思うようにいかない今日も
また慌ただしくもがいている

悔しい気持ちもただ情けなくて
涙が出る
踏み込むほど苦しくなる
痛くもなる

嗚呼 感じたままに進む
自分で選んだこの道を
重いまぶた擦る夜に
しがみついた青い誓い

「群青」 by YOASOBI

まあ、そりゃそうだ。
んな、楽な道あるか。(テキトー)

好きなことを続けること
それは楽しいだけじゃない
本当にできる
不安になるけど

「群青」 by YOASOBI

確かに、楽じゃない。楽しいだけじゃない。
でも、それは好きで好きで好きで好きで仕方ないことなんだよね。

よく、「好きなことで食っていけたら苦労しねぇんだよ。」とか、寝ぼけたこと言う奴がいるけど、そんな声、クソ喰らえです。

むしろ「自分の好きなことから逃げて、楽してんじゃねぇ」って感じです。

好きなことをやることの方が、魂を込めている分、修羅の道かもしれない。本当に悔しい思いをするだろうし、本当に情けない思いもするだろうし、傷つくこともあるかもしれない。痛みもあるかもしれない。その分、猛烈な覚悟が必要かもしれない。

ただ、その先に、本当に楽しいとか、本当に幸せとか、自分を使い切っている充実感、本当に生きている感覚がある。それが自分の中に、ただ「ある本当の声」に素直に生きていくこと、即ちありのままで生きていくことなんだと思う。

ここでのポイントは、「本当の声」を聴き続けて、そこに素直に従い続けることに尽きる。

僕の体験上、ここに物凄い落とし穴がある。色んなケースを整理するのが面倒臭いので一例だけ出してみる。

好きだから始めたことであっても、途中でその感覚が失われることがあったりする。実は感覚上は、もう失われているのに、「好きなフリ」をして、やたら執着し続けちゃうこととかがある。

例えば、絵を描くことが好きだからはじめたけど、はじめてしまった責任感や世間体を気にしたりして、無自覚にも「絵を描くことが好きなフリ」をして、絵を描き続けたりする。でも、「本当の声」を聴いてみると、絵を描くことが好きなのではなく、「青を表現することが好き」みたいな感覚の違いが生まれていたりする。仮に、「青を表現することが好き」なのであれば、それは絵である必要はなく、手段はなんでも良いのだ。この時は、さっさと「絵を描く」ことを手放し方が懸命だ。方向転換が必要だ。

でも、こういう落とし穴が、そこら中に地雷のように埋まっていて、ここが結構難しい。とにかく「本当の声」を聴き続ける聴力が必要だ。

Point7. 鼻歌でも歌って、楽しむ。

なんか、ちょっと面倒くさくなってきたので、少し飛ばして…(笑)

感じたことない気持ち
知らずにいた想い
あの日踏み出して
初めて感じたこの痛みも全部
好きなものと向き合うことで
触れたまだ小さな光
大丈夫 行こう あとは楽しむだけだ

「群青」 by YOASOBI

踏み出したことで、色んな痛みを感じるようになった。
それであっても、そこに小さな光がある感覚。

怖いけど、大丈夫。後戻りの選択肢はない。前に進む選択肢一択。じゃあ、開き直って、もう2000%楽しむしかない。頭で考えたら、お先真っ暗のように感じるけど、その先に希望しかない…と言う根拠がないどころ、完全にネジが抜けた馬鹿みたいな変な確信がある。

なんかそんな感覚。
(なんか、解説が段々と乱暴になってきたぞ)

ポイントは、開き直って、楽しもう。きっと悪いようにはならない。と信じ切ること。

きっとこれまで味わったことのない世界がある

嗚呼 全てを賭けて描く
自分にしか出せない色で
朝も夜も走り続け
見つけ出した青い光
好きなものと向き合うこと
今だって怖いことだけど
もう今はあの日の透明な僕じゃない

「群青」 by YOASOBI

自分の全部で挑む感じ。

そして好きなものと向き合い続けるのは、ずっとちょっとした怖さが付きまとったりする。ただ、「本当の自分を、ありのままの自分を生きている。」と言うこの上ない、半端じゃない充実感や自分の人生に対する確信で満ち溢れている感じかな。

嗚呼 ありのまま
かけがえの無い僕だ

「群青」 by YOASOBI

ここがトドメ。

「ありのままのかけがえの無い僕だ。」

つまりは、「自分は何者なのか?」「本当の自分とは?」という答えに辿り着く感覚が得られると思う。ありのままであって、且つ かけがえの無い自分である。と言う実感を、身体中に感じることができる。

いかがでしょう?
「本当の声」を聴く旅に出てみたくなりました?笑
「本当の自分」「ありのままの自分」をみてみたくなりました?笑

最後に: そこにある「本当の声」を聴いてあげて

もし今あなたが…

ダルさ、苛立ち、諦め、虚しさ、つまらない、楽しいフリ、大丈夫なフリ、自分に言い聞かせる自分、人前では作り笑いしているけど1人になった時の自分の表情とのギャップ。

…を感じていて、それをどうにかしたいと願うなら、僕は、声を大にして歌おう。

知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよほら
見ないフリしていても
確かにそこに今もそこにあるよ

知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよさあ
見ないフリしていても
確かにそこに君の中に

「群青」 by YOASOBI

「本当の声」を聴きたいというのであれば、まずは「本当の声」を聴く許可を自分に与えてあげて欲しい。

僕自身、ここにとてつもなく苦労した。僕は、どういうわけか「自分は、気持ち良くなってはダメ」「自分は、やりたいことをやってはいけない」という深くて根深い思い込みが幼少期に形成されていた。それを解消するまで、なかなか自分の「好き」を素直に聴いてあげることができなかった。

このようなケースの場合、ぜひ無料体験コーチングをご検討ください。(突然、宣伝かよ!)今のあなたの中に潜んでいる「本当の声」の性質を、何かしらFeelできるかもしれません。

もし、「自分で許可を出せない。誰かに許可を与えて欲しい」という甘ったれた感じの気持ちがあるのであれば、まずお伝えしたいのは「そういう甘ったれな自分もいますよね。いていいんですよ〜。」って感じです。そんな場合は、「レンタル"ただいる人"」をご利用ください。一緒にカラオケ行って、私が「群青」を熱唱します。笑

その他、「本当の自分」をみてみたい!でも、どこから始めたらいいかわからない!という方は、本当の仕事ワークショップへのご参加をご検討ください!笑

<サービスリンク>
本当の仕事ワークショップ 2022年3月19日〜26日に開催
無料体験コーチング
レンタル"ただいる人"

おまけ

僕が、ボーカルのIKURAちゃんの目元と口元にキュンキュンしちゃった「群青」のバージョン


人の好きを、笑うな。

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