ラグビーと国家試験

上の倅が、一人暮らしで埼玉県に住み始めて早半年
下の倅も就職が決まり、連中が成長するまでに色々あったな…とか思いつつ
近所のコンビニに買い物に行ったら、下の倅のバイト仲間に『あ！◯◯のパパですよね！？』と聞かれ『パパでーすw』と答える羽目になり
なんかこう…色々思うことが交錯する今日此の頃

そりゃ俺もアラフォー越えるよな
そろそろ、おっさんであること自覚しないとな…とかなんとか思いつつ
関西某所で密林の荷物待ち14時間、トラックに缶詰になって途方にくれる午後…

そんな中、どうやらうちの下の倅の所属するラグビーチームが昨日の試合で勝ったらしい
次回は準々決勝だそうだ
下の倅は、高校に入ってから部活でラグビーをやってる

倅にとって、これが高校生活最後の県大会だ

準々決勝では優勝候補のチームと当たるらしい
去年はそのチームとの試合で、半月板損傷なんていう大層な怪我をして帰ってきたから、ちょっと心配ではあるが
怪我は漢の勲章だから
とりあえず頑張って試合してこい、と親らしくない親は思う訳だ

実は準々決勝進出を決めた試合の日
下の倅は、とある国家試験を受ける予定だった
来年就職する会社で必要な国家試験だったんだが
彼は悩んだ末、高校生活最後のラグビーの試合に出ることにしたそうだ
その選択肢を、俺は間違っているとは思わなかった
うちの母は、孫の将来を心配して嘆いていたが、国家試験は来年だって受けることができる
だけど高校3年生と言う時間は、2度と戻ることはない
だとしたら、2度と戻ってこないその時間を、部活を3年間一緒にやってきた仲間と一緒に、高校生最後の公式試合として経験させてやった方が、彼の将来の糧にもなるんじゃないのかな？とか思ってみたりした
それで獲得した勝利
もしそこに、うちの倅の存在がなかったら、チームは勝つことはできなかったかもしれない…とか、身内びいきでそんなことを考えてしまったりする

次回の試合はかなり苦戦しそうだと本人も言ってた、『きっとボロ負けするんだ』とこの段階で諦めてるようなこと言ってたけど

お前、そこは諦めないで頑張れよwww
ボロ負けしたって精一杯やれよwww

思わずそう突っ込んでしまった

勝ってくれた方が嬉しいけど、たとえ負けたとしても、それはお前の人生のいい経験になるんだからさ

これから未来がある10代を支えてやるのが、多分俺ら大人の仕事だ
明るい未来とか、夢とか希望とか、そんなものなかなか見れない世の中だけど
それだって精一杯生きていけば、何かしら得るものはあるはず

世の中が新しい世界にならないと、絶対にうまくいかないし、平和にもならないんだけれど
だからこそ若い連中には前を向いて歩いて行って欲しいなっておっさんは思う


というか…早く荷物出てこないかな(´・ω・｀)