AEAJアロマテラピーインストラクターの勉強②〈女性の健康・ホルモン〉
1つ前に続き自分の勉強のためのものです。間違っていたり語弊を生むこともあるかもしれません。
ちなみにAEAJというのは公益社団法人日本アロマ環境協会の略称でアロマテラピー関連で唯一の公益法人です。アロマテラピーでは植物の芳香成分のエッセンスともいえる「精油」を通じて心身の健康や美の増進を図ります。
簡単に言うと、個人の考えですが植物の香りを通じて植物や自分自身と繋がり、気付きや深いリラックスを得ます。
〈女性の健康・卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、エストロゲン、プロゲステロン〉
・卵巣と子宮は約1ヶ月周期で変化する。これを性周期という。視床下部、下垂体、卵巣がホルモンを出してこの周期を作る。
【下垂体前葉で分泌される卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの動き】
以下、〇〇H…〇〇ホルモン
・月経周期14日頃に下垂体前葉から卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)が大量に放出。
*卵胞刺激H(FSH)…卵巣に作用して原始卵胞の発育を促しエストロゲン分泌を促す(あくまでこのホルモンが直接エストロゲンを出すわけでは無い)
*黄体化H…卵巣に作用しグラーフ卵胞から排卵を誘発、黄体形成を促し、プロゲステロンの分泌を促進(あくまでプロゲステロンは黄体から出される。このホルモンが直接出すわけではない)
・下垂体から出された卵胞刺激Hと黄体化Hの影響で大量のエストロゲンが分泌(卵胞刺激Hの影響)される。卵子が排出(黄体化Hの影響)される。残りの卵胞は成熟するのをやめて消える。
【卵巣で分泌されるエストロゲン、プロゲステロンの動き】
*エストロゲン(卵胞ホルモン)…卵巣内で出される。女性生殖器の発育と二次性徴発現、子宮内膜増殖
*プロゲステロン(黄体ホルモン)…卵巣内で出される。子宮内膜の分泌期への移行を促進(分泌物により受精卵が着床しやすくなる)、乳腺の発育、排卵抑制、体温上昇
・子宮内膜は増殖して厚さを増す。(エストロゲンの影響)
・排卵を済ませた卵胞は黄体となり、プロゲステロンを放出。これにより子宮内膜の増殖を抑え子宮内膜に分泌物を出す。これにより着床しやすくなる。
プロゲステロンはわかりにくいですが卵巣内で黄体から出されるホルモンです。まず下垂体から出された黄体化ホルモンの影響でグラーフ卵胞(成熟卵胞)から排卵が促されました(黄体化Hの影響)。同時にこのホルモンの影響で黄体化が進みます。黄体になった卵胞(黄体)は今度はプロゲステロンを出し、着床に向けて動き出します。となると排卵は抑制、子宮内膜の増殖を抑え、ねばねばした分泌物を子宮内膜に出し、受精卵が着床する準備が調います。
……
この流れが着床まで。着床がなされないと黄体が退化し性ホルモンが低下、子宮内膜は壊死して次の月経が始まる。
*・・・*・・・*・・・*・・・*
女性の性ホルモンの流れはいまいちわかりにくい。どこで何ホルモンが出され、その影響で何が起こるか流れで理解した方が定着しやすいと思いました。
勉強にお付き合い頂き感謝です。
ゆっくりお休みくださいね。
参考文献
『ぜんぶわかる人体解剖図』坂井建雄 橋本尚詞著(2010)成美堂出版
『AEAJ認定アロマテラピーインストラクター公式テキスト独自カリキュラム版』日本アロマ環境協会(2017)
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