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開発をしないエンジニア時代の話~入社から初実務案件~

エンジニアといえば、何かを作ることを想像していました。
この業界に入ってからはそれは多岐に渡り、開発、ネットワーク、テストなどがあることを知りました。
しかし、私が過ごした約2年のSES社員生活の中で実際に開発をしたのは半年もありません。
それでもRubyの開発エンジニアに転職できたことは運が良かったと思っています。

実績のためのテスター研修


実務に入る前に研修として某携帯キャリアの工場にてガラケーのテスター業務を行いました。
雰囲気は暗くて、異様に広い空間に閉じ込められ、エクセルで書かれた項目をテストしていくという流れでした。ITチュートリアル的に考えればやっていることは単純作業でしたが、それでもテスターと言う仕事はそれなりの難しさ、大変さがありました。
先輩社員の下で業務をしていましたが、「ちょっと作業が遅いからもっとスピード意識して」とか、「テスト項目わかってます?」など散々言われていました。

自分に原因があることはわかっていましたが、もうすでにこのあたりから自分が思っていたIT業界とは何か違うな・・という感情が強くなりました。

研修4日目くらいに自社営業から連絡があり、最初は検証部(テスター)からはじめてみませんか?と言われました。
私としては開発をやりたかったのですが、未経験スタートで開発の場合は会社から出されるプログラミングの課題をクリアしなければならず、その間は開発ではない業務を行うため、給料は低く辛いですと言われ、それなら仕方ないと思いテスターからに決めました。

はじまりは必ずしもテスターではない


とは言ったものの、最初の業務はテスターではなく、携帯キャリアの基地局を周り、異常がないかなどの調査を行う業務でした。
朝早く4人ほどで車に揺られ、県内を3〜4ヶ所回るような仕事です。
大変な時は他県にまたぐこともありました。
専門的な業務であり、アンテナの名前や機材の名前が分かりにくく、電波の名前なども図から見分けなければならず、本当に苦痛の毎日でした。
これがロースキル案件というものです。
結局3ヶ月ほど働きまいたが、最後は営業に無理を言って抜けさせてもらいまいた。

この期間の間に開発に行きたいと営業に伝え、開発部へは移ることができましたが、全く勉強はできていませんでした。
モチベーションはかなり影響すると思いますし、実際プログラミングをやるとわからないことだらけで、まず環境構築から訳がわからずでした。。

続く


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