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サッカー俯瞰撮影ファイル加工(6)音声消去

よくあることですが、撮影した動画に、良からぬ音が入っているので、公開前に消しておきたい、ってことありますね。

過去の加工で使ったFFMPEGだと、一瞬で、音声カットできます。

ffmpeg -i 元の動画.MP4 -an -c copy 音声カット後.mp4

このコマンドで、一番重要なのは、「-an」という部分です。これが、「音声カットせよ」という意味です。

次に重要なのが、「-c copy」という部分です。これをつけ忘れると、15分の動画だと、だいたい5分くらい待たされて、なおかつ、元の動画ファイルサイズよりも大きくなる場合まで、発生します。(「百害あって一利なし」の典型例です。)

「-c copy」というのは、簡単に言うと、基本的には何もいじらずに、今回の「音声カット」だけを実施していね、という意味で、FFMPEGは、この指令を受けて、単純に「音声」部分だけをスパっと消して、元の映像には手も触れずに処理しますので、一瞬で終わります。

実際に変換後の動画を再生してみれば、音声がカットされているのが分かると思います。

それ以外にも、こちらで紹介したExifTool使えば、

exiftool 元の画像.mp4

というコマンドを出せば、

Handler Type : Audio Track
Handler Description : Sound Media Handler
Balance : 0
Audio Format : mp4a
Audio Channels : 2
Audio Bits Per Sample : 16
Audio Sample Rate : 48000

こんな感じで、音声に関するメタデータを拾ってくることができますが、変換後の動画の中には、音声に関するメタデータがなくなっていることが分かります。

というわけで、こちらで紹介したような「大風の中での撮影で、風の音がうるさい」などの状況で、いったん、こちらの「-an」コマンドで、音声カットしてしまうと良いかと思います。


俯瞰撮影に関することは、こちらをご覧ください。


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