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サッカー俯瞰撮影で、FiLMiC Proを使って比較してみた その2(比較通信遅延編)
「世界一、機能性の高い動画撮影アプリ」と巷で噂のFiLMiC Proなるものを、サッカー俯瞰撮影で使ってみました。
「高機能すぎて、サッカー俯瞰撮影では、ほとんどの機能は使わないだろうな」という、ある程度の結論はあらかじめ分かっていますが、それでも、とりあえず、試してみました。
FiLMiC Proを使うための準備編は、こちら。
比較編
私の使うカメラは、ソニーのHDR-AS300とDJIのACTION2です。
なので、この2つに比べることで、FiLMiC Pro(FiLMiC Remote)を見ていきます。
前回は、ズームの操作に関して、比較してみました。
今回は、上空のカメラと、手元のデバイスの間での通信遅延について、比較してみます。
通信遅延については、話が簡単で、
通信遅延が発生していると、上空のカメラで撮影している映像が、1秒くらい遅れて、地上のスマホ(タブレット)に届くので、画面だけを見ていると、ボールや選手たちが画面から飛び出ている、ということが発生します。
DJIのACTION2では、遅延がほとんど発生せず、画面だけを見ながら、撮影を進めることが可能です。
一方、FiLMiC Pro/Remoteと、ソニーのHDR-AS300は、同じくらいの通信遅延が発生しますので、画面は見つつも、生のサッカーを見て、次はどっちにボールが行きそうか、という予測をもとに撮影をする必要があります。
ただ、サッカー俯瞰撮影は、そもそも、かなり広範囲をカバーするように撮影をしているので、多少の遅延くらいだったら、ボールが画面の外へ大きく外れる、ということは起きにくいです。
それでも、ボールが画面から出て行ってしまった例は、こちらです。(ただし、この失敗は、主に、FiLMiC Pro/Remoteの画角がDJI ACTION2よりも狭かったために発生した感じで、予測で左右に動かしているのですが、こんくらいで入っているだろうと思っていたら、入っていなかった、という事故です。)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89297697/picture_pc_93410a51e46827dd818a0d662b408587.gif)
また慣れてくると、左右にパンするときに、指を突き出しておいて、その指でボールを追いかるようにして、パンをしておけば、画面を見ずとも、ほとんど正しい方向にカメラを向けることができるようになります。
そうしたら、通信遅延に関して、何も問題が発生しないか、というと、そうでもありません。
前回、「ズームの操作」のところでも、少し触れましたが、サッカー俯瞰撮影において、三脚位置より遠い場所でのプレーが続く場合に、少しアップにして、撮影することがあります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89297010/picture_pc_af6bbfeb60e16ed288fc4107a10ff6df.gif)
そして、近くの場所にプレーが移動してきた場合、すぐに引いて元に戻さないと、「俯瞰」映像が取れません。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89297330/picture_pc_e318f53541e88a19a9dbf028b488bd3f.gif)
なので、ズームを利用する場合があるのですが、その時に、どんくらいのズームになっているのか、ということは、さすがに画面を見ないと確認できません。そのときに、1秒くらいの遅延が発生していると、だいたい、アップしすぎたり、引き過ぎたり、という「オーバーシュート」が発生しているものです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89298826/picture_pc_77208dd93248b746e4144406ba90917d.gif)
というわけで、通信遅延の観点から言うと、FiLMiC Pro/Remoteは、DJIのACTION2と比べて通信遅延が発生しているが、ズーム機能を使わないのであれば、撮影で支障が出るレベルではない、と言えます。ただし、ズーム機能を使うのであれば、ズーム操作を習得して、画面確認なしでの予測ズームができるようになるまでは、大いに問題あり、という感じかと思います。
俯瞰撮影に関することは、こちらをご覧ください。
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