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サッカー俯瞰撮影で、FiLMiC Proを使って比較してみた その1(比較ズーム編)

世界一、機能性の高い動画撮影アプリ」と巷で噂のFiLMiC Proなるものを、サッカー俯瞰撮影で使ってみました。

「高機能すぎて、サッカー俯瞰撮影では、ほとんどの機能は使わないだろうな」という、ある程度の結論はあらかじめ分かっていますが、それでも、とりあえず、試してみました。

FiLMiC Proを使うための準備編は、こちら

比較編

私の使うカメラは、ソニーのHDR-AS300とDJIのACTION2です。
なので、この2つに比べることで、FiLMiC ProFiLMiC Remote)を見ていきます。

iLMiC Remoteの操作画面(iPad画面)

FiLMiC Pro/Remote

ACTION2の操作画面(iPhone画面)

DJI ACTION2

HDR-AS300の操作画面(iPhone画面)

HDR-AS300

操作画面だけをみれば、サッカー俯瞰撮影くらいの「引いた映像」の確認という点では、どれも優劣なし。

しかし、ズームの操作となると、それぞれ特徴があり、個人的には優劣があるように思います。

悪い順に言っていくと、HDR-AS300は、画面右下の「W」と「T」を押すことで、近づいたり、引いたりします。これの問題点は、ボールがあっちこっち飛んでいるサッカーの試合中に、「近づいたり、引いたり」しようとするたびに、この小さなボタンを、何回も押す必要がある点です。ギューっと近寄りたいとき、この「T]ボタンを連打します。押しっぱなしでもいいのですが、後述するように、カメラとiPhoneの間での通信遅延が発生しているので、実際の画像を確認できるまでに、1秒くらい遅れますので、当然、押しっぱなしにすると、アップしすぎで、何を撮影しているか分からん状態になります。

HDR-AS300

次に、DJI ACTION2は、画面左側中段の「1.0x」という〇を上下にスライドすることで、近づいたり、引いたりします。これの問題点は、「2.0x」にアップしたいとき、上にスライドして、ちょうどいい場所で、手を放す必要がある点です。何回もやってると慣れては来るのですが、最初の頃は、「3.0x」まで一気にアップしてしまう失敗をして、ちょっとだけもとに戻そうとして、「1.0x」まで一気に戻ってくる、という、ズームの乱高下をして、何をしたい映像なのかよくわからなくなります。

DJI ACTION2

最後に、FiLMiC Pro/Remoteは、画面右側中段の半円を回すことで、近づいたり、引いたりします。どれくらいアップにするか、どれくらい引くか、という目標の位置に自分の指を置き、一気に回転させればいいので、オーバーシュートや連打の心配がありません。なので、動きの激しいサッカーの試合で、ズームを利用しようとすると、この操作が一番適していると、個人的に思います。

FiLMiC Pro/Remote

ただ、どっちに回転をするとアップになり、どっちに回すと引くのか、ということに慣れていないうちは、こんな事故映像もありました。(FiLMiC Pro/Remoteでの撮影初日)長いパスが出るかも、と予測したので、画面を一気に引いて全体を表示させようとしたら、操作を誤って、アップにしてしまい、誰もいない芝生を一瞬アップしてしまいました。

ズーム操作失敗例

というわけで、操作に慣れてしまえば、瞬時にズームの調整ができるFiLMiC Pro/Remoteは最強であると思います。DJI ACTION2も悪くないですが、HDR-AS300は、ズームに関しては「使えない」と言ってよいと思います。

俯瞰撮影に関することは、こちらをご覧ください。



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