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映画感想『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

原題「FLY ME TO THE MOON」

◆あらすじ◆
ケネディ大統領の無謀とも思える宣言によって始まった人類初の月面着陸を目指す前人未到のプロジェクト“アポロ計画”。しかし大統領の宣言から8年、プロジェクトは失敗続きで国民の関心も薄れていた。そこで政府関係者のモーは、PRマーケティングのプロ、ケリーをNASAに送り込む。彼女の手段を選ばない大胆不敵なPR戦略のおかげで、アポロ11号の月面着陸は世界中から注目される一大イベントに。そんな中、アメリカの威信がかかった月面着陸に決して失敗は許されないと、モーはケリーに対して、月面着陸のフェイク映像を撮影するよう極秘ミッションを命じる。一方、仲間の月面着陸成功を信じる真面目なNASAの発射責任者コールはこれに猛反対し、フェイク映像制作に邁進するケリーと激しく対立していくのだったが…。


まぁ、政治なんてどこを向いても胡散臭さが蔓延してるんだろうけど人の命を預かって誠実にミッションを達成しようとしてる所にちょっかい出してまで守るメンツなんてまじクソだな!って思った。

そんなクソ案件にキッチリ落とし前付けてくれたラストにはスッキリした。

リアルタイムでうっすら観た覚えのあるブラウン管の向こうに映るあの瞬間の裏事情・・・
まさかフェイク動画が用意されていたとは、今も昔も変わらんなって所だが今となっては誰でも作れると言う恐ろしさ・・・もう騙そうとかそういう感覚では無いのかもしれないと思うともっと恐ろしい。それを精査せずに信じ込む常識や知識の希薄さ・・・そりゃあ闇に身を堕とすわ。

映画自体は総じて面白く、良い作品だった。
正反対の生業を持つ男女のロマンスと今も語られ続けるアポロ11号月面着陸の交差ストーリー。
そしてロマンス編は詐欺まがい女が生真面目男と出会い心を入れ替えると言うどう転んでもツマラナそうなとってつけた様な話だがこれプロットと役者のお陰かねちょっとホロッとするイイ話に仕上がってる。

うん、確かにスカーレット・ヨハンソンが自分の武器をフルに活かし“男を手玉にとるのはお手の物”的なヤリ手女を好演してるんだがどこか憎めないそこに至るまでの背景をちゃんと滲み出してるんだよな。

ちょっとマリリンぽいけど下はおズボンでいらしたわん。


でも個人的にはチャニングがNO裸だったのが嬉しい!(ホントか?ww)
彼にはこういう役を“時々”やって欲しいわん。
スカーレットの色気を超七三分けのチャニングが押し殺しても出ちゃうお色気で対等だったのが笑う(当社比)。

最終的に自分の遣るべき事と真摯に向き合う事が優勢な出来上がりなのも好感が持てる部分ではある。

フェイクが蔓延するこの時代だからこそ描いた作品なんだなと思わせてくれた亊は高い評価に繋がるね。

お茶目要素として、クロネコは宅配以外でもしっかりお仕事してくれてたって事とウッディ・ハレルソンはこういう役やらせると程よくマスコット的に嵌ってくれるねってトコ。

政府のお偉いハレルソン!


もうとにかくチャニング・テイタムが可愛らしいったら無かったわぁ( *´艸`)
だって知ってた?! ずっと色違いのセーター着てるんだもん!
ブルーと黄色とオリーブ!こういう人よね!ww
もうそれだけで見た甲斐があったってもんよ!

これは黄色、あとは既出写真参照


てか、あんな金かけてフェイク動画作ってまで着陸成功と見せかけてロシアを出し抜く作戦・・・税金無駄にするなってね。
『宇宙兄弟』を読め!アメリカとロシアが手を組んで南波兄弟を救うんだぞ!
まじどうなるどうなる?なんだぞ!


いや、余談でした。

映画は面白かったですぅぅぅぅ・・・・。

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