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『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

◆あらすじ◆
「力まないカッコいい大人」奥田民生に憧れる編集者コーロキが、おしゃれライフスタイル雑誌編集部に異動となった。仕事で出会ったファッションプレスの美女、天海あかりに一目ぼれしたコーロキは、あかりに見合う男になるべく、仕事に精を出し、デートにも必死になる。しかし、やることなすことすべてが空回り。あかりの自由すぎる言動に常に振り回され、コーロキは身も心もボロボロになってしまう。

面白かった。

まぁ、表面的に言えば「男ってホント馬鹿だよなぁ・・・」ってラブコメストーリー的だけど意味深く言えば人生は何事も学んで生き抜く!‶付着したシミを受け入れてこそ自分"て事。

もうとっくに主人公の年齢を通り過ぎてしまった自分には全編通して笑えたなぁ。

主演二人共とにかくはまり役だって事は非常に重要だな。
水原希子演じる天海あかりが予想以上にビッチだったけどこれがさホントに男全てを狂わせるブリが半端無かったから或る意味高貴な雰囲気さえ感じて肯定しちゃう面もあったりしてね。
でも老婆心で「そんな事してると事件に巻き込まれっぞ」って思ったり、女子会での様子とか女子にはウケてたりして実際自分の私生活にコイツが居たらどんな風に思うんだろうかな?なんて考えたりしてね。案外彼女の存在が面白かったわ。

逆に民生ボーイのコーロキは理想と現実がかけ離れ過ぎてて笑うわ。
普通に女にそっぽ向かれたらストーカー化する勢い。てか何も見えてないのに編集者なんて出来んのか?ってね。

年代的に編集長役の松尾スズキとかライター役のリリー・フランキーに近いからその辺のキャラの感じが馬鹿みたいに面白くて楽しめた。コイツ等全員大人になれてないじゃんみたいなの笑える。

あと、天海祐希の女編集長がお下品で・・・そりゃあ、あかりにディスられるわ(笑)

そしてコラムニスト役の安藤サクラが初めて好きだったわ。どうも彼女の喋り方とか苦手でね。でもこの役は良かったわ。喋り方も気にならないアホキャラ、チョイと腐要素入ってる辺りも1人で笑っててさ頷いてたわ。

そして最後の締めくくりにはなんだか深く頷いてちょっぴり胸にキュンと来た。

誰かの真似では無く自分の人生を掴み取ろうぜ!っつーこの世代へのメッセージかな?

いずれにしても自分を見失うような事にはならないように心掛けよ〜! 

事件は直ぐ隣に潜んでるゼーット!

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