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『スプリット』

原題「Split」

◆あらすじ◆
見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組は、監禁場所で神経質な雰囲気を漂わせた男を目にする。男が部屋から立ち去り、必死に脱出方法を思案している最中、ドアの外から男と女が会話する声を耳にした3人は助けを求めて声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す先ほどの男だった。男には23もの人格があり、9歳の少年やエレガントな女性など、ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていく。そして、そんな男に24番目の人格が現れ……。

先ず「劇場が明るくなるまで座ってたらいいよ」と書いておこう。

『レディ・イン・ザ・ウォーター』で全く楽しめなくなって以降、同監督作は観てないが今回は俳優と設定に惹かれて鑑賞。

シャマラン監督の(自分的に)起死回生はこんな形で成されるのか・・・と言う衝撃は個人的には笑った。

内容としてはJ・マカヴォイの演技とA・T=ジョイの表情に始終目を奪われる。
そして内なる解放をこんな風に描くのか・・・とジワる。

乖離性同一性障害への言及も含め興味深くはあるが今作のガテゴリーとされるサスペンス(ホラー?)性はそれほど高く無く感じた。

面白いか否かと言う視点では或る意味近年のシャマラン監督作は知らないが自分の記憶に於けるものと然程変わりはなかった。



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