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映画感想『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
原題「WONKA」
◆あらすじ◆
純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、人びとを幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ職人のウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開くという夢をかなえるため、一流のチョコ職人が集まるチョコレートの町へやってくる。ウォンカのチョコレートはまたたく間に評判となるが、町を牛耳る「チョコレート組合」からは、その才能を妬まれ目をつけられてしまう。さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパというオレンジ色の小さな紳士も現れ、事態はますます面倒なことに。それでもウォンカは、町にチョコレート店を開くため奮闘する。
美術や色彩の綺麗さ、ミュージカルだがそれを感じさせないテンポとキレ、ファンタジー溢れる世界感・・・。
単体で観れば楽しくてわくわくしてチョコレート好きなら絶対にどれも食べてみたくなる誘惑がある。
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それにティモシー・シャラメ自身が歌って踊ってるしね!₍₍٩(ˊᗜˋ*)و⁾⁾ꕤ
しか~し!なにせ“あの”ダークで一筋縄じゃ行かないキャラの前作があるのだ。
今作の監督がティム・バートンじゃない時点でまぁ別物だろうと思ってはいたけれどもさ。
私が観たかったのとはだいぶ違っていてストーリーに王道っぽさを感じたのは否めない。
だってウィリー・ウォンカが美しくはあるが”素直な優しい青年”だったからさっ!
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実際、ロアルド・ダールのキャラクターだけ拝借で脚本はオリジナルだから仕方ないのか?
アタシゃ前作のウォンカ氏がどうしてあんなひねくれ者になったのかが観たかったのだよ!!
あんな整い過ぎたおかっぱ頭のタチの悪い奴が出来上がった理由が知りたかった・・・。
そこが非常に残念。
まぁ確かに「そんな物語今更作ってもねぇ・・・」なわけだし子供をあんな目に遭わせられるわけも無くダークさは皆無だったね。
イギリス英語のウンパ“おヒュ~”ルンパ氏は最高だったけどね(^_-)-☆
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まぁちょっと不平みたいな事書いたけどあくまでも個人的希望の域なのでご容赦願いたい。
映画自体は冒頭に書いたようにかなり楽しめたので作品としては嫌いじゃないよん。。
さすが『パディントン』シリーズのポール・キング監督、脚本もだけどキャラ設定や展開の切り替え、スピード感が素晴らしいと思った。
詳細なディテールへのこだわりは納得だね。
それに俳優の贅沢な使い方よ!
サリー・ホーキンスあんだけ?とか思うでしょ~よ。
オリヴィア・コールマンも良かったねぇ。
監督もイギリス人で大半がイギリス俳優だったから色んな意味で個人的には馴染んだ。
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アーケード街の雰囲気は良かったな。
ああいう場所は大好きだ。建物や屋根(天井)の造形だけ見てても飽きない美しさがある。
そして衣装もGood!
シャラメ君、あのお洋服よくお似合いで凄く嵌ってたな。
一張羅だけど見せ方(着方)で雰囲気変えてきたね~!!
まぁチョコレートに塗れた後速攻きれいになってたのには驚きだったが魔法使いさんだからそこは無粋な事は言わんよ。
衣装で言えばチョコレート屋の金持ち三人組の色のバランスも良かったしヤバ宿の女主人と手下(ブリーチャー)が警察に踏み込まれるときの衣装とかブリーチャーが騙されて突然オーストリアの民族衣装(B’zばりのショーパン?ww)で現れたりは気に入ったわ。
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もちろんコミカル&ブラックユーモアは入ってたけど概ねお子様連れでも楽しめるストーリー。
無闇に毛生え薬とか入れんなよ!とツッコミたくなるシーンもあったりで失敗を繰り返して人生の教訓や糧を得るんだねと言うお勉強っす。
まぁ、チョコレート工場が出来上がったわけですからこれからあの怪しげなおかっぱ頭になる程の強烈な経験をされるのでしょうな。
がんばれウィリー・ウォンカ!!
と言うか、綿菓子の雲はちょっとやめておいた方が全体的にベトベト感出ちゃうよね~~ww
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