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『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』

◆あらすじ◆
人間のあらゆる心理状態や性格傾向を数値化する近未来の管理社会を舞台に、犯罪に関する数値が規定値を超えた犯行前の「潜在犯」を追う刑事たちを描いた人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版3部作の第3弾。2116年に起きた東南アジア連合「SEAUn」での事件後、狡噛慎也は流浪の旅を続けていた。そんな中、南アジアの小国で武装ゲリラに襲われた難民たちを救った狡噛は、その中にいた少女テンジンから、仇討ちのために戦い方を学びたいと懇願される。


Thanks to all of
    "PSYCHO-PASS"


オープニングからちょっと泣きそうになって最後脳みそ沸騰するかと思った!

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!

見終わった後両手広げて天を仰ぎたかった。

完全に血圧上がったわ( ✧Д✧) カッ!!

どうなるんだ3期
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、


落ち着こうぞ…

劇中にも出て来た菊池寛の『恩讐の彼方に』・・・かなり簡単に物語をつまめば、
「人を殺めた事への悔いを僧侶になり民の為に己を身を削って何十年も一つの事に従事した市九郎。
一方、殺された男の息子・実之助は成人してから敵として市九郎を追い何年も掛けてやっと見つけ出す。
しかし身を粉にして無心に努めあげた市九郎の姿に仇討ちの無意味さを知る」と言う話だが、いやぁ、この話持ってくるかぁ・・・。
たった25ページほどの短編だが実に臨場感があり胸にしみる話なのだよ。

このサイコパスSS CASE.3はまさしくテーマが『敵討ち』なのだが、狡噛が槙島を撃った後日本を離れアジアを転々とし紛争地帯でどう活動してきたかが描かれる。
狡噛は殺戮の手助けでは無く言ってみれば【自衛】の手段を手ほどき、教えて来た。決して自分から人を殺めるのではなく攻められた時にどうするか?
まさしく日本が今問題視している自衛隊の在り方をも彷彿させる。

狡噛が唯一自分の意思で引き金を引いた槙島への復讐。
狡噛はその事をずっと自分の中に置き、槙島を介しての自問自答を繰り返す。

狡噛が助けた少女テンジンの復讐心と狡噛が成してしまった復讐。
この二つの気持ちが交錯して【復讐】と言う思いにどう決着を着けるか?
その決着の意味が問われる。
復讐だろうがなんだろうが「一度人を殺めればその前の自分には戻れない・・・」狡噛の言葉の重みが伝わってくる。

狡噛は一時たりとも自分が撃った槙島の事は忘れないし、もう既に自分の中に取り込んでしまっているかのようだ。
まぁ1期のこの二人の関係性のファンとしてはそれはそれで良いと思ってしまうのだが似て非なる二人の遣り取りは正直楽しい。
またもや美しい二人の2ショットにメロメロだ・・・。

今作で印象的だったのは狡噛の「自分は警察官だった」と言う台詞。
この台詞が出た時もしや??????と思ったのだよ。

そして一時は信じていたガルシアの裏を知り【正義】と言う名の元に活動していた過去が蘇り、改めて自分のすべき道を理解する経緯がめちゃめちゃ好きだった。
ガルシアを仕留めた狡噛はある意味【執行官】だったな。

で、使徒・花城フレデリカの口説き落としであのあのあのあの最後の台詞がぁぁぁぁぁぁぁあぁあっぁぁっぁぁぁぁっぁぁっぁぁ!!!!!!!!!!!

アンタに出来る事はあるんだよ!!

お帰り狡噛慎也!




てか、狡ちゃんのキョトン顔が可愛過ぎた件!❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎



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