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『地獄の花園』

◆あらすじ◆
三冨士の営業部で働くごく普通のOL、田中直子。素敵なOLライフに憧れて平凡な日常を送る彼女だったが、その職場ではヤンキーOLたちによる熾烈な派閥抗争が日夜繰り広げられていた。そんなある日、カリスマヤンキーOLの北条蘭が中途採用で入社してくると、その圧倒的強さでたちまち頂点に。やがて噂を聞きつけた他社のヤンキーOLたちが次々と戦いを挑んで来る。そんな蘭と次第に友情を育んでいく直子だったが…。


いやぁ、まさかこの令和の時代に80年代のヤンキーカルチャーバリバリ映画が登場するとは思いもしなかったわ。

が、予想以上に楽しめてやっぱヤンキー全盛期を通過して来た人間としては懐かしさは勿論だがもう既に【ツッパリカルチャー】として歴史に残る感の方が感慨深い(笑)

まぁ喧嘩に明け暮れるのがヤンキー道だからね始終取っ組み合いよ。
取り敢えず、喧嘩上等かまして会社の器物損壊ぶりが半端無いんだけど給料から天引きなのかな?それだと来月の給料無いよね〜(笑)
それでもお仕事もしなくちゃなOLさん達だからさ「昼休みは飯喰えよ!」「仕事ミスるなよ」などとツッコミながら鑑賞。

それにしてもヴィジュアルが凄過ぎなんですけど!!!爆笑だよ。
ヒドイとしか言いようがないキャラも居るとか居ないとか?ww

川栄ちゃんはまぁ問題無いとして・・・菜々緒、森三中・大島はデフォルメしてるよねぇなくらいで元々のキャラ活かしてるからイイ。てかむしろ菜々緒のコーンロウも大島ちゃんのピグモンばりの赤毛クリクリパーマもカッコ良かったけどね。大島ちゃん登場したときかなり惚れたよねww。だってマジ大怪獣だったもん!

その後に登場する各社の頭もチョイ役でインパクト残す意味ではGOOD。あっファーストサマーウイカは滅茶苦茶綺麗どころで成り立ってたので良い起用であった。

が、しか~~~し!そこからよ!今作の真骨頂は(笑)ラスボス的な登場で現れるのがトムスンて会社のOL・・・??(オバレディ?オジレディ?)演じてるのが勝村政信、松尾諭、丸山智己・・・

えっ?マ・ル・ヤ・マ・ト・モ・ミ?

マジか~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
かなりツッコんだね。アタイのハートがマジ卍だった(←意味知らないで使ってる、意味あるの?てか、もう古いの?)
まさかのカスタム制服で登場だよ!どうなのよ丸山さん!!
が、個人的には"七色の拳を持つ女"に丸山智巳抜擢アザ~っす!って事で違う感動ありありだった。

背中の『美韋丸』(ビィーガン?)がちょっと切ない…

勝村政信は楽しく演じてるんだろ~な~ってのが見えてた。松尾諭は女装の意味が無かった(笑)でも大島ちゃんとのマッチは違う意味で見応えは凄くあった。エンタメプロレス的な?大好物な装いよん。

で、もうCMに出ちゃってたから驚かないんだけどエンケンさんのお局OL振りが嵌り過ぎてて、バイプレでもバーのママと言う女装を披露してくれてたけどイイ感じで居そうだから面白かった。(いや、居ね~なw)

因みにエンケンさんがラスボスかと思いきやもう一段階上が居た。それはネタバレになるので書かない方がいいかな…いや、もう一段階上がいるって書いてる自体がネタバレてっからいいか。小池栄子のラスボスが女王的な登場するんだけど…

実はその前に一度乱闘シーンでどんでん返しがあるんだよね。

中弛みを避ける様な一発がある。

それを踏まえてのぉ~~~~ あのラストの頂上決戦は「そっちかよッ!」とこれももれなくツッコんだね。

ほっそい伏線を見事ぶっとく回収したもんだわww。

あの屋上のラストカットは実は映画史に残るカットじゃないかと思うくらい「上手いっ!」って言いたくなった、マジ、スタンディングオべイションものだ。

冒頭からエンディングまでとにかく乱闘に次ぐ乱闘でそういうのダメな人(は観ないんだろうけど)にはキツイだろうけどね、でもあのカットを見せられたら「そー言う事ね、そ~だよね~~~だってOLだもんね~」ってなる。

と言う事で。
とにかくOLライフが楽しそうで何より。

あと、バカリズムが癒しタイム的にチョイチョイ登場するのがカワイイ。

アタシは乱闘シーンで血が萌えたから癒しはいらねぇけど!

( ✧Д✧) キラーン!

&エンケンさんの背中に『花金』背負わせてんのがOLだな~って・・・

細々したトコに抜かりねぇから見逃さずに四露死苦!!

2021/5/31



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