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映画感想『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

◆あらすじ◆
蝶屋敷での訓練で全集中・常中を会得した炭治郎たちは、新たな指令を受けて"無限列車"に乗り込む。その列車では、短期間のうちに40人以上の行方不明者が出ており、送り込まれた剣士たちも全員消息を絶っていた。炭治郎たち一行は、鬼殺隊最高位の剣士"柱"のひとりである炎柱の煉獄杏寿郎と共に、列車に潜む鬼と対峙する。




【何が理由でもイイ、若者よ志を持て!どんな原動力でもイイ、若者よ何かを成し遂げよ!】
原作もアニメも見てないがこの劇場版からは何かそんなモノを感じた。

クライマックスの煉獄杏寿郎と上弦の参・猗窩座(あかざ)の戦いには凄く沢山のものが詰まってると見受けたっ。(猗窩座の声、石田彰氏じゃないっすか!うぅぅ個人的にはPSYCHO-PASS縢秀星が過って泣けちまうんだ・・・)

限りある時間何に費やすのか?

どんなに手強く巨悪なモノにも弱点はある、方法は見出せる。
飲み込まれたらそこでTHE END!

如何にも『少年ジャンプ』らしい作品で大昔に読んでた懐かしさを感じた。

これ観たら確かにシリーズ全部観たくなるね。
要所要所に挿し込まれる彼等の背負う過去や現在の背景はとても健気さを感じるし、彼等が目指すモノ=(簡単に言えば)鬼退治に精進するその一途さや言葉通りの【猪突猛進】や臆病ながらもちゃんと自分の立ち位置を理解して動ける判断力を持ってたり・・・このたった2時間にかなりな情報量を盛り込んで且つ観客の理解を誘引する辺りはこのアニメの映画シリーズを作り続けて来た監督の手腕を感じずには居られない。

とにかく煉獄杏寿郎の瞬きひとつせず前のみを見つめるキャラ感からも感じる様にこのアニメのタッチと言うか画風から来る画の迫力が凄い!

"巨大スクリーンで観る価値のある"アクションシーンが目白押しでもうバトル好きには堪らんぜよ。
完全に世界観に没入した。

それにコメディ要素も含んでキャラクターが活き活きしてて人気あるの解るな。

本編は修行中の3人の成長記でもあるんだろうけど今作では炎柱・煉獄杏寿郎の魅力にホント魅せられちゃって、いやぁあんな結末になるとは・・・。
煉獄杏寿郎と言う男の育ち方と父や弟との関わり、そしてラストに観客のココロを鷲掴みに来る母との関係性がもうグッとくるね。

時代劇としての面白さも加味して私は凄く好きだった。

まぁ、一番気になるのは禰豆子だったんだけどね。

あと、お館様?(この方は森川さんの声だったねぇ・・・いいねぇ)
あの人がどんな人なのか凄く知りたいわ。
だってもう直ぐ死んじゃうんでしょ?見るからに短命そうだもんなぁ・・・。

やっぱり子供が主人公で【何かを目指して精進する】ってのと【戦う為の鍛錬】てのと【家族の背景】ってのが親子で嵌る要素かね?

劇中に出て来た無意識領域は興味深かったよね。確かにキチッとキャラクターを表してた。炭治郎の世界にはちょっと驚かされたけど・・・あれはもう仏だよなww
でも、そんな境地を持ってるからこそ彼はあの【命】を受けたんだろうね。

これからも鬼退治に精進されたし!!!

儂も応援仕る!


2020/10/28


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