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波は来て そして去る

何にでも波があると思うのだけれど 波を感じ
ない人がいるのかもしれないとも思う 思えば
波を感じたのは小学校高学年で 当時の担任
がどう考えても教師失格の性格破綻者で その
日 その週 その月と機嫌によって集中して
誰かをターゲットに暴言を繰り返すような その
ような人物で 私も当然その理不尽な仕打ちの
的となり 委縮して その癖が今でも抜けない
波は来て そして去る 波が来ると他人のため
に私は苦しみ どう考えても私はそんなに悪く
は無かったのだが 私がすべて悪いのだと思っ
ていた 中学になるとあれは教師が悪かったの
だ と気がついて それ以降 教師という類とは
対立し高校卒業までを送ることとなる

といえばそろそろ高校も大学も受験シーズンで
私の高校はなんと倍率が定員割れになってい
た それほど昔からなんとも な学校だったが
ここの所の凋落著しく 出た高校廃校の線も
あながち冗談とも言えなくなってきた 思えば
私の頃 それからあと数年 そのあたりがあの
高校のピークだったのだと思う 要は来ていた
のだ 波が その当時受けた私立高校は今や
千葉有数の進学校になってしまったが そこは
今 波が来ているのだ 公立に行くという選択肢
しかないような家だったのでそちらに行ってい
たらどうだったか などとは特に思う事もなかっ
たけれど そんなこと書いたとして誰からもこれ
から出身高校も出身大学も尋ねられることは
ないだろうし 答える義務もない ただコンプ
レックスが渦巻くだけだ だからこんな仕方
無いことを書いている 春の甲子園に行かなか
った方の高校が出る

波どうこう言うのは今書けない波が来ているか
らで 私の中にはインスピレーションぎっしり ア
イディアどっさり という訳ではなくて 書きたい
言っておきたい と言ったことなど特にあるわけ
でもなくて 主に本を読んでいて何だか思い
ついてしまったからなんとなく書いてみるか と
いうことが多い 自分にとって いい読書の波
が来て書き物ができるのか 波が来ているから
読書からひらめきが次々に出るのか よくわか
らないけれどそういえばここの所 読んでいる
本に付箋も貼っていないしメモもろくに取ること
がない これは気の波が引いている状態なの
だろうと思う 少し前に 硬い本を読むブームが
自分に来たので 評論から古井由吉の 仮往生
伝試文 へと読み進めているが それは私に
とっては充分に硬く修業的な本だ 思ったほど
読みにくい文でも内容でもなくて 買って二年
ほど読めずに放置していたのが日に一章程度
ずつ読み進めていて 多分二月中に読み終わる
ロランバルトと 富士日記と 山頭火の行乞記
と歌集と人生相談と何という事のないエッセイと
ごっちゃに読み進めていて と言っても二時間も
読書には費やしていない

以上

と終わらせれば何だか尻切れで結はないのか
い結は と言われるかもしれないが起承転結
があまり好きではないので ということは好きでも
ないのに結を意識して普段は書いているのか
という今更な発見もあったりして 自由になりたい
が廃れるというものだ 今 自分の書いたものの
出だしだけ または 終わりだけ 並べてみたら
どうだろうかとも思う 中抜きというやつですね

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