燃える家 が欲しい・長短歌
「戦争も・写真を撮って題名と
燃える家 が欲しいというより
燃やせる家が欲しいのだった
たくさんほしい 十年くらい
前には家を燃やしたい出来事が
今よりもずっと多くあったよ
古くから知っている近所の
子供は炎を消すのを仕事
として選んだようだ母によると
母の家は木造なのでよく
燃え広がりそうだがいずれ
引っ越すつもりなので着けない
私は死ぬ時燃えるのだ
長短歌
「戦争も
優生思想と同じぐらい
忌避されるべき
絶対悪として」
秋の空
「きちんと理で
物事を考えましょうや
色眼鏡外してさ」
宵の町
写