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読書ぎらいの一冊精読

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読書コンプレックスOL。 人生の累計読書冊数なんて100冊いかないんじゃないか。  でも「なんか読書しないと人生が負けてる気がする」 こんな勝手に悔しがる動悸から少しずつ、少し…
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【感想】孤独くんを見つけた『人のセックスを笑うな』

私は、ふとしたときに、孤独な気持ちで体がしびれそうになるときがある。 友人との会話を楽しんでいるとき。 家でひとりのとき。 実家の家族と談笑している最中。 朝、目覚めたとき。 主人となんでもない会話で笑ったあと。 どんな時でも突然、心臓のあたりで「ヒュッ」と鳴る。 心臓に氷水をかけられたみたいに。 一瞬、もしくはしばらく、さみしい、さみしい気持ちにさいなまれる。 初めてこの気持ちになったのはのは大学時代。渋谷の交差点あたりでどうしようもなく寂しくなり、困った。 当時は

そりゃわたしは水商売のマリに想いを馳せる『天国までの百マイル』

数年前、同期のマッキーに最近どうよ、ときかれて私は「失恋した!!」とこたえた。そう。密かに思いを寄せていた人が結婚してしまったのだ。 これ以上好きになれる人はいないと思ったのに。 やさしいマッキーはさらっとこう言った。 「いちばん好きだと思った人とは、結ばれないんだって。」 その時、妙に納得した。 むしろ一途に恋ができたことは、幸せで嬉しいことだったのだと、 ほんとうに妙だけど、納得した。 次は自分にとってもっと幸せな恋愛ができる気もした。 (実際、しばらく後に出会