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神様は僕をリトマス試験紙みたいに使う。

これから記すのは、とても恐ろしいお話です。神様から「もう話しても良い」と許可が出たので明かします。

僕は昔から周りの人達に「優しい」と言われます。確かにいつもボーッとしているし、守護霊さんには厳しいですが、人間には滅多に怒りません。
しかしながら、僕の本当の性格はとても冷酷です。

例えば漫画家のたつき諒先生が2025年7月5日の大津波を予告されていますが、この大災害を「回避」出来るターニングポイントは僕の周りで幾つかありました。
どうして神様がターニングポイントを僕の周辺に設定するのか。その理由はよく解りません。予知能力のレベルが日本で最も高いと認定されているからですかね?

その一つが、神奈川県のA市と千葉県のB市の共同イベントでした。戦国時代に北条氏と里見氏が対立し、憎しみ合っていた場所。その両市が共同イベントを行う事で、八百万の神々に対して「人間社会の素晴らしさ」をアピールして、大災害が不要だと納得して貰えるハズでした。その機運が高まったのは確かです。

僕が許されていたのは共同イベントの「提案」までで、自分が指揮を取る事も、イベントの真の狙いを関係者に教える事も、神様から禁じられていました。だから「どんどん動いて」と伝えて、他の人達に託すしか無かったです。

そして残念ながら両市の共同イベントは行われないまま、一昨日タイムリミットを迎え、回避は失敗しました。

もう一つ、「桶狭間の戦いの歴史論文」が学会誌に掲載された場合も回避が出来ましたが、学会誌の主宰者が「貴方の論文の内容は大した事が無い」と暴言を吐き、実現しませんでした。

今回の大災害は、僕以外の人達によって「引き寄せられる」未来です。
予知能力について理解が浅い能力者が、自分の見た予知夢を確定情報の様に公表し、ビジネスの匂いを感じた出版社が世の中に広めた。

結果として、無数にある選択肢の一つに過ぎなかった大津波を、「起きるに違い無い」と感じ、「起きて欲しい」と無意識に願う人達を大量に発生させてしまった。

あるYouTuberがとても優秀な霊能力者の話を紹介していました。その人と突然連絡が取れなくなり、ようやく連絡が取れて話を聞いた所、視る人みんなが「突風で死ぬ」未来ばかり視るので、嫌になって引退したのだと言われたそうです。

その未来を「回避」出来る実力を持つ予知能力者が、今の所僕以外にいない状況です。「大ピンチじゃね?」と思っています。広い日本に僕より優れた能力者が居ても良いハズですが。山伏とか陰陽師の末裔とか、何十年も修行しているんじゃないんですか?

他の人が引き寄せてしまう大津波の未来に対抗する為には、同じく自分以外の人達の行動が鍵となります。しかし他の人には僕の行動の真意が理解できずに、悉く失敗に終わりました。

んで、僕は「こりゃダメだな」と今の状況をとても冷めた目で眺めています。誰も協力してくれないじゃんか。
そして回避を目指すのは半ば諦めて、大津波後の準備を始めています。

共同イベントをやらなかった地域にも甚大な被害が出るでしょうが、「回避のチャンスを逃したのは彼等だからねぇ」「自分達の命が懸かっていたのにねぇ」と冷淡です。僕の提案を軽く扱い、命を落とし財産を失う彼等に、真相を教える事もしません。
せめてあと一年、何も知らずに生きた方が幸せだからです。

神様によって強制的に修行を積む道を歩まされ、覚醒したチート級な才能の数々。けれど、その才能を使ってどれだけ良いアドバイスをしても、人々はほとんど聞く耳を持ちませんでした。
「ノアの方舟」の伝説によく似ていて、神様は大津波が好きみたいです。

大手スーパーのアイデアコンテストに応募した所、受賞は無しで僕のアイデアによく似た新サービスが始まり、今でも続いています。
大手コンビニに仕事の一環で商品開発の提案をした時には、「肉まんをもっと高級化した方が良い」「バイク配達をサービス化した方が良い」と提案したものの採用されず。5~10年後に他のコンビニで実現し、今では当たり前になっています。

超難問がテーマの本を出版しましたが、ガーシーの暴露本が山積みされた一方で、殆ど店頭にも置かれませんでした。

自分と同じく特殊能力がある若い弟子を育てたものの、その弟子は僕のクレジットカード番号で勝手に買物をする始末。ある日自転車を漕いでいたら「お前のカードが使われてるぞ」と唐突に守護霊さんの声が聞こえて、「何か買って無い?」と弟子に聞いたら、アロマセットを購入した事を白状しました。ちなみにその時も「ふざけんな!」と怒る事はしませんでした。

僕自身は「人は人、自分は自分」と割り切った考え方をしています。他の人の意志決定に介入する事は出来ないので、他の人の決定を尊重します。
自分のアドバイスをその人が聞いても聞かなくても「別にどっちでも良い」と考えています。

ただ黙々と、周りの人達の人生を守る。身近な人が命を落とす未来を感知すれば、本人の知らない陰で「回避」をします。チート級な才能を与えられた僕にとって、それが役目だからです。

問題なのは、僕が世の中から評価されない事に対して、僕自身が「気楽で良いよね」と別に何とも思わなくても、神様や守護霊さんがブチ切れる事が時々ある事です。

もう20年近く前になりますが、会社で理不尽に担当を外された事があります。何の落ち度も無いのに「楽しそうに仕事をしているのが気に食わない」と言う理由だけで解任された。

関係者に自分が担当を外された報告をしていたのですが、突然「バン!」と凄まじい音がして、その部屋の蛍光灯が4本同時に切れました。みんなが驚く中、「あー、神様がメチャクチャ怒ってるな」と感じました。
僕の解任を4名が決めた事。その4名には「裁き」が下ると僕に教える為に、神様がぶち切ったのでした。

その後何が起きたのかは、詳しくは明かせません。「僕は気にしていませんから。もう静まり下さい」と祈るまで、4名には禍が続きました。

先程の弟子とは、その後も何度か会う約束をしたのですが、必ず緊急の用事やアクシデントが起きて、会えなくなっています。徹底ガードが解除される日が来るのかも、僕には解りません。

この先、大津波の回避イベントがあるのかも解りません。あったとしても、「どうせまた失敗するでしょ」と殆ど期待をしていません。

世の中が僕に対して正しい評価をするのかどうか。僕のアドバイスを重視するか軽視するか。どうやら神様はジーッと観察している様です。僕をリトマス試験紙みたいに使うのは、正直止めて貰いたいんですけど…..。

ほらね、怖いでしょ?



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