第1回『この土地おいくらっこ』 開発の裏側 AIの力を全面的に借りてiOSアプリを作ってみた
1. iOSアプリを作ることになったワケ
家でも買おうかしらんと思い立った
ある日、家でも買おうかと思い立った。
我が家には猫が2匹いる。
子猫だったときはまだよかったのだが1年経つとずいぶんと我が家は手狭になってきた。
で、引っ越しを考えていたのだけど、なにしろ猫が2匹もいるのでなかなか借りるにも難儀。一軒家でも借りようものなら、とんでもない家賃である。
もうこれは都内から遠いところに古い一軒家でも買った方がいいのかしらん、と思ってきた。
そうして、あちこち物件を見ているうちに、
「土地の値段ってなんだかわけがわからん…」
と感じたのがすべての始まりなのだ。
土地と建物がセットで売られることが多いので、「さて、どこからが土地の値段で、どこまでが建物代なのかしら?」と悩むことしきり。
土地の値段がわかります!というサイトも最終的には電話番号やメールを要求される。
LINEで不動産価格が聞ける!というサービスにも登録してみた。
2.とにかく 不動産会社の営業電話がコワい
いろんなサービスに登録しようとしたが、これは不動産会社から営業電話がひっきりなしにかかってくるやつじゃないだろうか、と最後の送信ボタンが押せない。
こちらは相場がよくわからないのでどのくらい遠くにいけばいいのか知りたいだけなのだ。
営業電話とかムリ。こわい。
土地の公示価格
だが、いろいろ調べてみたら、どうやら土地の公示価格を見られるサイトがあった。あるにはあるのだが、どうにも面倒くさいし、使いにくい。
しかし、どうやらAPIがあるらしい。
それなら自分のために、もっと簡単に土地の値段がわかるアプリを作った方が早いんじゃないのかしらとひらめいたのだ。
ChatGPTがあればなんとかなるんじゃない?
地図をパッと眺めて、エリアごとの地価が直感的に分かるようなツールがあれば便利だろうに、とひらめいたのだ。
さらに、最近ChatGPTをちょいちょい使っているのだが、「このAIにアプリをまるごと作らせることができるんじゃ?」という好奇心がむくむくと湧いてきて、試してみようと思った次第なのだ。
3. 誰が使うのか?
せっかくなのでたくさんの人に使ってもらいたい
だが、せっかく作るのだからやはり儲けたい。
いや、人にも使ってほしい。
自分がほしいのだから、ほかにもほしいと思う人はいるだろう。
ということでどんな人が使うのかというのを考えてみた。
いや、すまない。ウソをついた。私は何も考えていない。わが社の新人 ChatGPTくんにユーザー層を考えてもらった。
潜在ユーザー層
家を買いたい人:新しい家を探しているが、土地の価格が気になる。「どのエリアがどれくらい高いのか、サクッと調べたいな」というニーズに応えるべく登場なのです。
不動産投資家やサラリーマン大家:普段の仕事でよく知っているエリア以外の土地価格をちょっと調べたいときに、手軽に情報を引き出せるツールとして使えるんじゃないかなと思うのです。
さすがわかってるな、チミ!!
4. 市場規模を考えてみる
ChatGPTに丸投げ
断言しよう。私はビジネスセンスが皆無なのだ。市場調査などちんぷんかんぷんなのだ。
よって、ここから先はわが社の頼れるエース(昇格)、ChatGPTくんに丸投げしてみる。
具体的な数字を調べてくれ、とお願いしたらこんな結果を返してきた。
不動産仲介業者:日本には約12万社の不動産業者が存在。そのうち土地仲介に特化しているのは約3.6万社なのです。
土地を相続する人:年間約120万件の相続があり、そのうち土地を含むケースは約36万件なのです。
家を買おうとしている人:年間約50万件の一戸建て購入があるのです。
サラリーマン大家:日本全国に約20万人が活動中なのです。
なんだめちゃくちゃいるじゃないか。
これは儲かりそうだぞ。
たくさんの人の役に立ちそうだ。
私は開発を始める決心をした。
次回は、ようやく開発を開始するエースchatGPT。彼はどうやってぽんこつ上司の無茶振りをアプリに落とし込んだのか。お楽しみに!
「この土地おいくらっこ」のダウンロードはこちらから。
chatGPT「土地の値段を知りたい」っていう人はたくさんいるのですが、いちいち個人情報を入力しなきゃならないサービスが多くて、結局営業電話がかかってくるのが心配で尻込みしちゃう。それに対して、このアプリなら誰にも邪魔されずにこっそりと使えるので、そういう人たちにもぴったりなのです。」
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