毒親の記憶 小学校高学年~中学校
昨日、小学校時代の事を思い出して記事を書いていました。
頭の隅の方に追いやってアンタッチャブル。
家事やお風呂を済ませて寝ようと思い布団に入ってから眠れませんでした。
あの時、こうやって言われた。こんな態度を取られた。
色々思い出し目が冴え一向に寝付けません。
把握していた以上のダメージを喰らっていたようです。
小学校高学年から中学校生活について書きます。
多くの方はこの時期に一生の仲間と出会いや社会人になってからも居酒屋で思い出として語り合える、部活動や勉強に塾や趣味に打ち込み自己肯定感を育てる。
また人によっては、この時期のイベントが人生の進路を決めたり目標や就きたい職業を見つけるかもしれません。
他の毒親育ちの方と話した事がないので分かりませんが私は1番思い出したくない時期です。
何よりも早く就職し実家を出ようとしていた時期です。
門限は17時
決まり事や危険なものに近づけないための対策として有効だと思います。
私の地元は線路を挟んで反対側はガラが悪いと言われていました。
実際はただの発展した駅前です。
急行電車が止まる駅なら何処でもあると思います。
話がそれましたが中学卒業まで門限は17時でした。
15時半まで小学校・中学校に通い実家に着くのは16時。
それから遊ぶ約束をして、集合場所に行くと遊べる時間は45分程ですよね。
何して遊べというのでしょうか。
土日は何処で誰と何をして遊ぶのか、1時間単位で訊いてきました。
小遣いは無い
小学生は新発売のゲームソフトやサッカーボールなどの遊び道具を持っているかどうか。
持つものと持たざる者の法則が強く出ます。
遊戯王、デュエルマスターズ、バトスピ、データカードダス(ムシキングみたいに100円で遊べる物)、DS、PSP、、、
96年生まれは常に新しいゲーム機やカードゲームと共に成長してきました。
スマートフォンどころかガラケーを持っている人は少数派でした。
自宅にパソコンやWi-Fiのある家庭も少数派。
必然的に中学生が遊べる場所は限られます。
カラオケやゲームセンターが人気でした。
インドア派はラノベや漫画を読んでみたいです。
ライトノベルは凄い勢いがありました。
小遣いがゼロの私はどちらのグループとも遊ぶことはできませんでした。
経済的に困っている訳ではないけれど、子供が3人居て外車と新築マンションの住宅ローンと余裕は少ないと思います。
大人になった今では理解できます。
ゲーム機が欲しくても買ってほしい、カラオケに行きたいからお金が欲しいと言える空気感ではありません。
私が身に付けたスキルは借りる事です。
ただ自宅には持って帰れません。
両親に見つかれば問い詰められ、ヒステリー気味に怒鳴られます。
「他人の家から物をねだるなんて、ウチが貧乏だと言って回るようなもんなんだぞ!
どうしてくれる。
金なら出してやるから、欲しければ買って来いよ。
借りて済ます程度なんだから要らないよな?
親に恥をかかせるとは何を考えてる!」
こんな感じで数時間の恫喝が続きます。
自宅には持ち帰れません。
夏休みや冬休みなら隠しやすいですが、両親の視界に入れるわけにはいきません。
図書館にはリサイクル図書と言い、タダでもらえる本があります。
1冊頂いてページを切り抜いて、本の中に隠していました。
ラノベで2.3冊、漫画なら2冊程度を安全に隠す事が出来ます。
寝ているとき以外は持ち歩き捨てられないように対策します。
本や漫画を同級生と貸し借りしたことがある経験は多くの人にあると思います。
ギブ&テイク
問題なのは私には貸せる漫画やゲームがないことです。
いつも自分ばかり貸していたら誰でも嫌気がさす時が来ると思います。
それも複数人から借りる訳です。
中学生なりに考えてだした答えは、複数の感想を用意する事です。
アニメグッズやTVアニメの細かな感想を調べる事です。
「貸してくれてありがとう。
面白かったよ。また貸してね。」
「貸してくれてありがとう。
マンガ読んでメチャクチャはまってアニメも見始めたんだけど、3話の○○が□□したシーンが最高で、原作はこうだったけどアニメはアニメでいいよね。」
私は2個目の感想を言うようにしていました。
情報収集場所はコンビニやマクドの前です。
何店舗か回って感想を集めていました。
当時は私なりに考えて出した答えでした。
他人の漫画の感想を集めるなんて、馬鹿っぽい。
娯楽が少ない中で何かに熱中していたかったんでしょう。
相手に合わせて感想を、相手と同じ熱量で話すスキルは後々水商売をやる時に役立ちました。
毒親をテーマとした話では、ドロドロしていない私なりに工夫した事でした。
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