16時飲酒倶楽部

明るいうちから飲みに行く愉しさと悦び。

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最近の記事

やまもと+かき峰

2019年11月。 秋も深まり、いろいろと美味いものが出始めるころ、毎度の面々はオンライン(ツイッタ)でいつものように「ばあさんやメシはまだかの~」のノリで、美味い店の話を行っていた。 「海の家ってありますよね」 「ええ」 「あれって冬の間、閉まってることが多いじゃないですか」 「そうですね」 「そんなやつの逆バージョンで、秋冬だけやってる牡蠣の店があるんです」 「へえー」 「瀬戸内の小ぶりのやつなんですけど、なかなか美味しいんですよ」 「いいですね」 「いきます?」 「

    • 桂+かどや

      2019年6月。 A「どもどもー。例のごとく明るいうちから呑みません?」 B「呑みますー」 A「流石。ほんでですね、今回はかどや行きたいんです」 B「いいっすね~」 A「んじゃ決まり。でも、かどや、15時開店なんですよね」 B「あら、そうなんですね」 A「どうせなら昼ぐらいからいっときたいですね」 B「ますますいいですね~」 A「その頃から呑む人いませんかね」 B「いっぱいいますよ。むしょく多いし」 A「んじゃいろいろ誘いましょうー」 A「どもどもー。昼から呑みません?」

      • こづち

        「蝶ネクタイ今日もめちゃ叱られてた」 このフレーズが私の中で大きな位置を占めるようになってきてから、もうどれくらい経つのだろうか。 蝶ネクタイ?叱られる? ということはあれか、蝶ネクタイの人がサーヴィスしているような、シュッとした店で、でもオーナーからその動きを叱責され、傍から見ていて「それ以上 いけない」(c)孤独のグルメ(画像略)となってしまいそうな、そんな店なのか。 んー、ますますわからんなー。でも、あれだけ美味いモンを食している御方が絶賛するということは、よっぽ

        • 羊香味坊

          2017初秋: 「ひつじ食べにいきましょう。うまい店があります」 いつもの雑な誘いから皆が俊敏に集う。 「TVや雑誌によく登場するので、狙うなら混み合う前がいいです。幸いにも早いうちからやっています」という情報もあり、倶楽部会合好適店となった。 "先にやってます" スマートフォンの画面に現れたメッセージを認め、駅から店へ急ぐ。夕方前の御徒町はまだ人の流れも穏やか。 先のメッセージを受信して程なく、店に到着。道路に面したところが全体的にガラス張で、中の様子がよくわかる。6

          新宿うな鐡

          2018盛夏: 「ところで鰻チャンスありますか」 いつものフレーズからスムーズに参加者がまとまり、会合がはじまる。 集うは老舗の鰻屋。アイドルタイムが無いので予定が組み立てやすい。道中、アレなキャッチを軽くいなすのも、この店へ赴くまでのスパイスとなる。 指定時刻にやや遅れて店に到着。予約名を告げ、2階座敷へ。狭いテーブルが一面に並ぶ空間が、この時間からほぼ満席。スーツ姿の男性や、スタート前らしきカポー、そして女性3人組なども。 座敷いちばん奥に着座。ほどなくしてメンバ