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TRUE INNOVATION

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2018年6月に出版した「トゥルー・イノベーション」で記述しているトゥルー・イノベーションという概念について、本では語りきれない部分など投稿していこうと思います。
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2019年7月の記事一覧

禅に学ぶイノベーションのあり方 「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)  〜イノベーションは外部ではなく、自分の足元にあり!〜(2016-08-23投稿)

※過去のブログ投稿を転載しております。情報はその当時のものになりますこと、ご了承ください。 イノベーション担当者の心のあり方に関する提案 日本のように成熟した市場で既存のビジネスに限界を感じている大企業は、「イノベーション」というキーワードのもと、新たな価値をうみ出そうとしています。 様々な、「イノベーションの起こし方」なるツールが開発され 公開されているように感じされますが、そのツールを使うだけで本当にイノベーションが起こせるのでしょうか? 私は、ツールではなく、イノ

【2019/5/24開催セミナーレポート】「オックスフォードに学ぶ 哲学xイノベーション」 〜西田哲学に見る、人類叡智とのつながりの可能性〜 前編

①株式会社enmono 三木康司による講演 三木:当社は株式会社enmonoという会社でございます。 やってる事業は色々あるんですが、主に新しい事業を考えるzenschoolという学校をやっております。 アイデアを考えるだけだと実際に事業をできないので、資金を調達するためにクラウドファンディングサービスであるzenmonoというプラットフォームを提供しております。 その後で集めてきたお金でモノを作るということでzenfactoryというモノづくりのネットワーク(ハード

「3D技術を駆使するメタル仏師が生み出した新感覚仏像『Polygonアシュラ』」(株)アイサク 今井 祐二さん

●ご挨拶と出演者紹介  三木:皆さんこんにちは。本日は株式会社アイサクの業務運営室長の今井さんにご登場いただきまして、メタル仏師ということでこちらの阿修羅像を、2016年12月に受講したzenschool豊田市で企画構想されて、それから約1年かけて作られたということで、そのお話を伺っていきたいと思います。 よろしくお願いします。 今井:お願いします。 ●株式会社アイサクの紹介三木:それではアイサクさんの事業のほうからご説明していただいてもよろしいですか? 今井:はい

【2019/5/24開催セミナーレポート】「オックスフォードに学ぶ 哲学xイノベーション」 〜西田哲学に見る、人類叡智とのつながりの可能性〜 後編

②村田さんボイドさんご夫妻の講演村田さんより:西田哲学とトゥルーイノベーション 後半の村田ボイド夫妻のお話に移りたいと思います。村田さんよろしくお願いします。 村田:よろしくお願いします。今日は“オックスフォードに学ぶ哲学とイノベーションのつながり”ということでお話しさせていただきます。基本的には西田哲学をどのようにイノベーションとか日々のビジネスライフに使えるかという西田の応用の仕方ということで考えております。ちなみに西田哲学というのは宗教哲学とか形而上学の分野ですので、

「『対話』の未来を創り出す『対話』研究者との対話」Project Design Office 代表 中村一浩さん

●ご挨拶と出演者紹介  三木:第166回マイクロモノづくりストリーミング本日も始まりました。本日はProject Design Officeの中村さんにお越しいただきまして対話を対話をするという新たな入れ子構造の企画を… 宇都宮:対話を対話するための対話。 三木:色々お話を伺っていきたいのでよろしくお願いします。 中村:よろしくお願いします。 ●enmonoとの出会いについて三木:中村さんと初めてお会いしたのはいつぐらいでしたっけ? 宇都宮:第1回shiawase

「自己の深化×真の対話によりイノベーションや社会関係資本を醸成する空間づくりをする」Think Space 代表 岩濱サラさん

●ご挨拶と出演者紹介 三木:第169回マイクロモノづくりストリーミング本日も始まりました。本日はこのステキな空間、Think Spaceを運営されている、岩濱サラさんにご登場いただきます。本日はどうもありがとうございます。 岩濱:ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。 ●enmonoとの出会いについて三木:岩濱さんと我々との出会いは、昨年の4月ぐらいにどういうきっかけでお会いしたんでしたっけ? 岩濱:私がたまたま仕事をしに行ってるYahoo!のロッジで

第108回MMS(2015/07/17対談) 「日本の技術でアフリカの未電化地域に電気を届ける」 Digital Grid Solutions株式会社(現Wassha Inc.) 代表取締役 秋田智司さん

●途上国支援から、魅力ある新しいビジネスへenmono 第108回マイクロものづくりストリーミング、本日はDigital Grid Solutions(現Wassha Inc.)さんというアフリカでBOPビジネスを展開している会社の秋田社長に、アフリカから生中継でご参加いただきます。秋田さん、よろしくお願いします。 秋田 よろしくお願いします。お呼びいただいてありがとうございます。大変光栄です。 enmono まずは自己紹介をお願いします。 秋田

日本の大企業も 取組みはじめた新産業 「トランステック」 ∞ 「マインドフルビジネス」 ~ SXSWに出展した東芝のプロダクトデザイナーを交えたトークイベント~

講演部分の書き起しをしました。 【当日来られない方向けに、オンライン参加チケットを追加しました。】 申し込みページ本イベントはこんな方におすすめです:◯300兆円規模と言われるトランステック市場についての情報を知りたい方 ◯鎌倉で育まれつつあるマインドフルビジネスについての情報を知りたい方 ◯人の意識の変容の最先端のビジネスの情報を知りたい方 ◯今までにない革新的新ビジネスについて広く情報を集めている方 ◯大企業での革新的な取組をしようとしていて、どのように社内へ展開しようか

「企業のオープンイノベーション なぜ空回り?」という日経の記事を読んで……

こんな記事があっていろいろ界隈でざわついてるのではないか。 これが、その報告書のようだ。 価値共創タスクフォース報告書 概要「ワタシから始めるオープンイノベーション」 そして 昨年我々が出した本より少し引用してみよう。 拙著「トゥルー・イノベーション」P.68より ◦オープン・イノベーション 「ロジカル・シンキング」とは既存の技術やマーケットをベースに論理的に発想していく方法である。そのロジカル・シンキングよりもイノベーションを生む可能性が高まるとして注目されている