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マイクロモノづくり

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マイクロモノづくりとは、「自分が本当にやりたいコト」に気付いて、それをビジネスにしていく概念で、結果として少量のニーズになるのかもしれないけれど、高付加価値、高利潤のモノづくりを…
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マイクロモノづくり概論/28,805文字

マイクロモノづくり概論(1): 自社商品で失敗したことある人にやってほしい「宝探し」 私たちが「マイクロモノづくり」と名付けた新しい製造業の概念を提唱し始めた2010年頃、それは「下請け主体の中小規模企業(町工場など)が自社オリジナルの商品を生み出すこと」だと考えていた。しかし、「何のために、自社オリジナルの商品を作ることが必要なのか」といえば、それはビジネスのためではないのか。今や、従来と同じ考え方や手段ではビジネスを継続できないため、何とかしようと考えた結果、「自社商品

第93回MMS(2014/11/28対談) 「「好き」を仕事にする自分ブランドのつくりかた」 台東デザイナーズビレッジ  鈴木淳 村長

本記事は2014年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono 第93回MMSは台東デザイナーズビレッジ、通称「デザビレ」からお送りします。ゲストはデザビレの村長、鈴木さんです。 鈴木 よろしくお願いします。 enmono デザビレはどのような施設なのでしょうか。 鈴木 デザビレは東京都台東区にある、ファッション・デザイン関連の創業支援施設です。平成16年にモノづくり系クリエイターの支援を始めたのですが、当時、ファッシ

古いものこそ価値創造の原点として 未来の家電のあり方を提案」  デザインアンダーグランド主宰 家電蒐集家 松崎順一さん

本記事は2014年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono 本日のゲストは、デザインアンダーグランドの松崎さんです。(70年代、80年代のヴィンテージ家電に囲まれた)とても癒されるアトリエからお送りしています。松崎さんは「家電蒐集家」という肩書きも持っていらっしゃいますが、どのようなきっかけで家電蒐集を始められたのですか? 松崎 私はインハウスデザイナーとして22年間、モノづくりをしてきました。20年も務めると自分のや

「MC工作機械を3台も持つデザイナー」 (有)ファクタスデザイン ハチロブンシュウさん

本記事は2013年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 ●削りたい!enmono 第65回MMSは、こちらファクタスデザインさんからお届けいたします。本日のゲストは鉢呂文秀さんです。よろしくお願いします。鉢呂さんはファクタスデザイン(自社ブランド名:ファクトロン)という会社の代表で、プロダクトデザイナー、クリエイター、加工職人でもあります。 鉢呂 いろんなことをやっているんですけど、基本的にはインダストリアルデザイン

第45回MMS(2012/11/2対談)「こころからのものづくり」を企業理念とする、紙の仕事人 小杉 博俊さま

本記事は2012年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 「紙の仕事人」小杉さん ~1970年台に一人広告代理店のような働き方をし、大手広告代理店を相手に仕事を勝ち取る~  小杉さんは1942年生まれで、2012年現在70歳である。その年令を感じさせない発想力、行動力には驚かされる。  かつて、大手製紙メーカー子会社のデザイナー時代、1970年頃であるが、小杉さんは、親会社が販売先の目途が無いままに設備してしまった製袋機のため

マイクロモノづくりについて解説した書籍

本紹介 商品の説明 内容紹介 ★サラリーマンも上司の下請け。脱・下請けするなら、今でしょ! 「マイクロモノづくり」は「自分が本当にやりたいコト」に気付いて、それをビジネスにしていく、今まさに迎える時代の産業革命論だ。 クライアントに逆らえない中小企業やフリーランス、そして上司に逆らえない会社員――。大量生産・大量消費の資本主義では「自分が本当にやりたいコト」のために、時間やコストを犠牲にすることは「罪」だった。 だが、時代は変わった。 ★メイド・イン・ジャパニーズ・ド