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モロッコの「カスバ街道」

カスバ街道、英語で Kasbah Highway、フランス語で Route des Kasbahs はモロッコ中部の都市ワルザザードからティネリールを経てエルラシディアまでを東西に結ぶ一大街道である。カスバと呼ばれる要塞化された集落が多く残っていることで知られている。

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■砂漠の地下水路カナート
カナートは、地下水を汲み上げる複数の井戸を意味し、それは最終的に農地の灌漑に活用されている。カナートは山麓の扇状地などにおける地下水を水源とし、蒸発を防ぐために地下に水路を設けたものである。山麓に掘られた最初の井戸で水を掘り当ててその地点から横穴を伸ばし、長いものは数10kmに達するという。

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カスバ
「カスバ」とはアラビア語で「城塞」という意味。日干しレンガで造られた、文字通り城のような建物で、この街道に沿って点在する村々で土色の立派な建物を目にすることになる。人が住んでいる建物もあれば、手入れされず崩れてしまっているものもある。

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カスバ街道バラの谷
サハラの入り口、ワルザザート。ここから始まるカスバ街道は砂と土漠の世界だが、途中にバラの谷と呼ばれる小さな村がある。

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■カスバ海道アーモンドの花とアトラス山
さすがカスバ街道。次から次へと多くのカスバやクサルに出会った。それらは当初は、砂漠、次第に高原、砂漠へと地形が変わり、標高も高くなっていった。

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