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加賀前田家ゆかりの「妙成寺」

妙成寺は、石川県羽咋市にある日蓮宗の寺院。山号は金栄山。日蓮の孫弟子に当たる日像が開祖。日蓮宗の北陸本山で、能登随一の大伽藍をもつ。本堂、五重塔、祖師堂、経堂など10が国の重要文化財に指定されている。塔頭が五寺ある。

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■重要文化財指定の「二王門」
二王門は、国の重要文化財に指定されており、1625(寛永2)年に建立されました。“阿形”、“吽形”の二王が配置されていることから、二王門と言われています。

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■重要文化財指定の「五重塔」
4年の歳月をかけ建立され、1618年に完成。こちらの五重塔も国の重要文化財に指定されています。34.18mの高さを誇り、北陸随一となる五重塔です。また、屋根は栩葺(とちぶき)で、五重塔としては全国唯一になります。

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■国重要文化財「経堂」
堂内には「 天海版一切経」と、北陸最古で石川県文化財に指定されている「 応永おうえい 22(1415)年版 妙法蓮華経みょうほうれんげきょう8巻分の 版木はんぎ」64枚が納められています。

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■国重要文化財「本堂」
本堂は桃山建築の 粋すいが集められています。京都 建仁寺けんにんじ流の流れを組む大工坂上 又三郎またさぶろうにより、1614年に 建立こんりゅうされたと伝わります

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■国重要文化財「鐘楼」
鐘楼は純和様の建築で、 袴腰と呼ばれる 裾すそが広がったような板囲いは、 入母屋いりもやの屋根と 均整きんせいを保っています。

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■国重要文化財「三十番神堂」
1614年、加賀藩3代藩主 利常としつねが大坂冬の陣に出陣する際、戦勝祈願のために建てられたと伝わります。

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■石川県指定文化財「ジャンボ仏像の丈六堂」
丈六堂( 釈迦堂)には約5メートルの 釈迦如来立像が安置されています。 妙成寺みょうじょうじの言い伝えによると、 羽咋はくい市 柴垣しばがきの海岸に同立像の頭だけが流れ着き、これに合わせて胴体が造られたそうです。

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■浄行堂
浄行菩薩をまつる 御堂おどうです。浄行菩薩とは 法華経に出現する菩薩で、水が、あかや、けがれを清めるように人間の 煩悩ぼんのうの汚れを取り除いてくれます。

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■国重要文化財「書院」
書院は加賀藩5代藩主前田 綱紀が、参拝の際の休息所とするため建てたと伝えられています。奥には前田家代々の 菩提ぼだいと3代藩主 利常の生母・ 寿福院、長女・ 浩妙院の 冥福めいふくを祈って、 御霊屋が設けられています。

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■書院庭園
書院の前庭として作られた 池泉鑑賞式の庭園は、石川県指定 名勝となっています。書院 縁側の眺めは 五重塔を 借景としており、一番の見所となっています。

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■妙法寺庭園

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■寿福院墓
寿福院は、加賀藩祖前田 利家の側室で、3代藩主 利常の母。熱心な 法華信者で、 1603年に 妙成寺を 菩提寺に定めて、本堂、 五重塔、 三十番神堂、 祖師堂を 建立しました。

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■妙成寺参道

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■飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ旅行記

■飛鳥Ⅱ南太平洋グランドクルーズ旅行記

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