世界遺産「タージ・マハル」
■インドの世界遺産「タージ・マハル」
世界遺産のタージマハル。1983年に登録された、ヤムナー河のほとりにそびえる見事なシンメトリーの巨大な白大理石の建造物で、見る者を圧倒させる存在感から数ある世界遺産の中でも特に高い人気を誇ります。
タージ・マハルは一見すると宮殿だと思われるかもしれませんが、お墓です。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンにより、亡くなった彼の妃ムムターズ・マハルへの愛を表現したものとして、22年という長い歳月を費やして1653年に完成しました。
■厳重警戒のタージ・マハル入口
タージ・マハルの入口は厳重警戒で、結構入るのに時間がかかりました。なんせ、電池が入ったものやライターは一切持ち込めません。入口でのチェックはかなり厳しく、2005年には携帯電話も取り上げられました。
■偉大な門
入口からしばらく歩くと、茶色と白の正門が見えてきます。そして、正門をくぐると、いよいよタージ・マハルの美しい姿が見えてきます。
■タージ・マハル基壇と墓廟、尖塔
赤砂岩でできた大楼門を通り、内部に足を踏み入れると、そこには正方形の四分庭園が広がっています。庭園を分ける4本の水路はエデンを流れる川を示しており、このような庭園をチャハールバーグと呼びます。タージ・マハルは、南北560m、東西303mの敷地に建てられており、建物も庭園もすべて緻密な計算に基づく完璧な対称性を誇っています。
庭園の奥中央に、高さ5.5mの基壇が設けられており、その上に墓廟が建てられています。四隅には4本の尖塔があり、これは妃に仕える4人の侍女にも例えられています。
■東側からのタージ・マハル
近づくと、タージ・マハルの細かい装飾が見えてきます。細かい花模様の象嵌には翡翠・水晶は中国、トルコ石をチベット、サファイアをスリランカ、アメジストをペルシャ・・といったように諸外国から取り寄せた貴石を使っているということで、ムガール帝国の財力を物語ります。
■タージ・マハル尖塔4本の尖塔は少し外側に傾いて建ててあります。これは、万一ミナレットが倒れても本体を傷つけないように計算されたものなのです。
■モスク
墓廟の左右にはモスクと集会場が建てられていますが、これは他のムガル帝国の廟には見られない、タージ・マハル独特のものです。
■世界中の観光客で賑わうタージ・マハル
インドの民族衣装サリーに着替え、タージ・マハル観光できるように、アグラの街中にレンタル店が沢山あります。観光客はサリーを着用して記念写真を撮っていました。
■撮影ポイント
観光客が映らないようにタージ・マハルを撮影するには大変苦労しました。
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