世界遺産「カッパドキア」
■トルコの世界遺産「カッパドキア」
カッパドキアは石灰岩を含む大地が長年の雨風による侵食作用で、世界でも稀に見る絶景を生み出している地方。その範囲は広く、カイセリやネヴェヒールといった大きな町のほか、ギョレメ、ユルギュップなどの小さな町にもホテルが多くあり、場所によって雰囲気も大きく異なる。
■ギョレメ国立公園
ギョレメには岩窟教会が集中している谷があり、野外博物館として公開されている。地上にある教会と同様に十字平面や丸天井のビザンチン様式で造られ、内部は美しいフレスコ画で飾られている。保存状態のいいフレスコ画のいくつかは今も見学することができる。
◆公園のゲート
◆カッパドキアでは4世紀ごろから多くのキリスト教徒が住むようになったが、9世紀ごろから強まったイスラム教徒の圧迫から逃れるため、岩を削った洞窟に教会や修道院を造ったといわれている。
◆壁画(フレスコ画)
◆信徒が描いた鮮やかなフレスコ画はあまり色あせることもなく当時のまま残っています。外から見れば岩山に無数に穴が開いた蜂の巣のような、廃墟のような感じですが、内部のフレスコ画の色鮮やかさや美しさと外部とのギャップに驚きます。代表的な教会としてリンゴの教会、バルバラ教会、ヘビの教会、暗闇の教会、サンダルの教会などがあります。
■カイマクルの地下都市
トルコ中央部、カッパドキア地方にある町。深さ約20メートル、地下8階の地下都市跡がある。内部には教会、学校、厨房、食料貯蔵庫などがつくられ、アラブ人の迫害から逃れた約5000人のキリスト教徒が暮らしていたと考えられている。
◆カイマクルのお土産屋
■奇岩のラクダ岩
奇岩の中で有名なのは、デヴレントにあるラクダ岩である。非常に大きなラクダの形をした岩であり、岩と空の青のコントラスが非常に美しい。その周辺にもたくさんの奇岩がある。
■パシャバー地区のキノコ岩
またもう一つ有名なのが、パジャパーにあるキノコ岩である。キノコ岩は、自然に形成された摩訶不思議な岩であり、何億年も前に、エルジエスとハッサンの2つの火山の活動により火山灰と溶岩が重なってできた地層が下の弱い火山灰部分は削られ、上に載っていた丈夫な溶岩が残ってできたと言われている。
■三姉妹の岩
3つの奇岩が並ぶ「3姉妹の岩」はその姿が姉妹に見えることから名づけられました。日本では3姉妹と言われていますが、海外では双子や家族、親子と言われることもあります。
■ウチヒサール
カッパドキア地方で一番高いところにある村です。80mを超える直立した岩山を利用して、敵の侵入を防ぐ城塞として使われた岩が中心にあります。尖った岩山を中心として、頂上から山裾にかけて家々が軒を連ね、ウチヒサールという言葉が意味する"尖った城塞"そのままの景色を創りだしています。
■ムスタファパシャ
ムスタファパシャ村も世界遺産であり、こちらには今も実際に生活している人たちがいます。古い場所では今から2000年も遡りますが、その頃からほとんど同じ構造のままで何代にも渡って住み続けているのです。
■カッパドキアの風景
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