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美しい世界の風景

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今迄に訪問した世界遺産や世界のカメラスポット写真集を掲載しています。
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#ルーマニア

ルーマニアの首都「ブカレスト」

ブカレストはルーマニア南部に位置するルーマニアの首都で、商業の中心地として栄えています。国民の館と呼ばれる巨大な政府関連の建物は 1,100 の部屋数を誇るこの街の象徴的な建物です。近隣の歴史的なリプスカニ地区には活気あふれるナイトスポットがあるほか、小さな東方正教会のスタブロポレオス教会、15 世紀に建てられた王宮クルテアヴェケがあります。 ■国民の館(議事堂宮殿) ルーマニアが社会主義共和国(共産主義)であった時代、独裁者として知られる今は亡きニコラエ・チャウシェスク大

世界遺産「シギショアラ歴史地区」

■ルーマニアの世界遺産「シギショアラ歴史地区」 シギショアラ歴史地区は、ブカレストから北西約300km、トランシルヴァニア地方の中心地で長い歴史と美しい景観の観光地です。見どころは「時計塔」と「山上教会」です。中世の城塞都市としての姿を残しているのです。 ■時計塔 城塞都市としての名残は、防衛機能を担った防壁と見張り塔にもしっかり残されています。見張り塔として造られた当時は14の塔がありました。その代表的なものが「時計塔」で、シギショアラのシンボル的存在です。自治権を獲得し

世界遺産「ビエルタン要塞教会」

ビエルタン要塞教会は、オスマントルコの攻撃に備え、三重の防壁(要塞)が造られています。要塞で守られた教会はここだけでなく、トランシルヴァニア地方にたくさんありますが、なかでもここは一番巨大で、15世紀頃カトリックの教会として建てられましたが、16世紀にはルター派の教会になりました。 ■ルーマニアの世界遺産「ビエルタン要塞教会」 ■屋根付き階段を登る  屋根付き階段を上って要塞教会に、このあたりはトランシルヴァニアの山沿いなので雨が多いために屋根があるのか?。 ■時計塔(

ルーマニアの軽井沢「シナイア」

シナイアは、首都ブカレストとトランシルヴァニア地方の中心都市・ブラショフの間に位置する、山の中のリゾートタウンです。ルーマニアを東西に走るカルパチア山脈の麓にあり、夏は避暑地、冬はスキーリゾートとして賑わいます。リゾートとしての滞在もいいのですが、シナイアにはルーマニア人の間でも人気がある「シナイア僧院」「ペレシュ城」などの観光スポットがあるのです。 ■紅葉が美しい「シナイアの街並み」 「カルパチアの真珠」とたたえられる、標高800メートルの景勝地、シナイア。18世紀には王

世界遺産「サスキズ要塞教会」

■ルーマニアの世界遺産「サスキズ要塞教会」 要塞教会が建設されたのは14世紀のこと。サスギス村の中でも西のはずれに作られていますが、象徴的なものは時計塔です。12世紀、トランシルヴァニア地方にサシ人と呼ばれるドイツ系の人たちが入ってきます。要塞教会はサシ人を中心としたドイツ系ルーマニア人によって建てられていき、一番多い時期では600あり、現在残されているのは約300です。 教会が要塞化していく理由は、周辺の遊牧民が度々攻撃をしてきたから。そこで、周辺の住民が避難できるように

シナイアの「ペリショール城」

ペレシュ城と同じ敷地内を数百m上ると、カロル1世が甥のフェルディナンドとその妻マリーのために建てた狩猟用の城、ペリショール城があります。ペレシュ城とは異なり、中世ドイツ風の木組みの美しい外観で、1902年に完成しました。城の内部は、アールヌーヴォー調の家具や装飾が施され、豪華でありながらシンプルな造作です。 ペレシュ城で旦那さんの父親との同居が嫌だったお嫁さんが、こちらに住んでいたとのこと、そのせいか、内部は、女性らしい繊細で華やかな趣味にあふれた空間でした。 ★美しい世

吸血鬼ドラキュラの「ブラン城」

15世紀にルーマニアのいち地方であるワラキア公国を治めていた、ヴラド三世をモデルにして書かれた小説が世界的に有名になった、そんな吸血鬼ドラキュラのモデルとなったお城です。 ■吸血鬼ドラキュラ ブラン城の名が広く知れ渡ることになったきっかけは、1897年に出版された、アイルランド人作家ブラム・ストーカーによる小説 、『吸血鬼ドラキュラ』。ブラムはトランシルヴァニア地方に伝わる伝承をヒントにしたとされ、作品に登場するドラキュラが住むお城も、このブラン城がモデルだといわれています

シナイアの「ペレシュ城 」

ペレシュ城は、初代ルーマニア国王となったカロル1世が、1875年にルーマニア王室の夏の離宮として建てた城です。設計を手掛けたのはチェコ人建築家のカレル・リーマンで、内装はドイツとオーストリアの有名な芸術家によるものです。全体としてはドイツ・ルネッサンス様式で建てられており、小高い丘の上に建つその姿は、なんともロマンティック。 端正な塔に優美な壁画や彫刻、メルヘンチックな木組みの構造とが見事に融合した、複雑かつ優雅な外観はため息もの。 ■ペレシュ城内部の中庭 城内へと続く中

ルーマニアの「シナイア僧院」

ルーマニアのトランシルバニア地方にあるシナイア。夏は避暑地、冬はスキーと大自然を満喫できる場所として人気があります。シナイア僧院は、この僧院の「シナイア」がそのまま地名となったと伝わる程、長い歴史と重要な意味を持っているのです。17世紀、ワラキア公がこの地を訪問したことを記念し建てられたもの。 ■大教会 ■古い教会見事なイコン画が残されている古い教会。ふり教会にはイコン画と呼ばれるイエスキリストや聖者、天使等の絵が残されています。イコンとはギリシャ語で「肖像」「類似」とい

ルーマニアの観光都市「ブラショフ」

ブラショフ市は首都ブカレストに次ぐ観光都市です。中世の街並みを残す町で、ドイツ人、ルーマニア人、ハンガリー人の3つの民族によって発展してきました。古いサクソン建築と城跡が特徴的です。 ■スファトゥルイ広場 ブラショフ観光の中心になるスファトゥルイ広場です。この広場を囲むように観光地が広がります。 ■レプブリチ通 レプブリチ通りは、古い建物をそのまま使用したカフェやレストラン、地元の人が利用する日用雑貨店、そして観光客用のお土産品店が並んでいます。 ■ゴシックの建築の傑作