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美しい世界の風景

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今迄に訪問した世界遺産や世界のカメラスポット写真集を掲載しています。
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#アフリカ

モロッコのサハラ砂漠「メルズーガ」

メルズーガはモロッコ南東部の小さな村で、リッサニの南東約3​​5 km、エルフードから約55 km、アルジェリアとの国境から約50 kmです。 村はエルグシェビに近接していることで知られています。 サハラ砂漠はアフリカ大陸の北部に位置している世界最大の砂漠です。南北1700kmにわたり、なんと面積はアメリカ合衆国とほぼ同じぐらいの1000k㎡。アフリカ大陸の1/3を占める大きさなので驚きです!この超巨大な砂漠、北アフリカ11ヵ国にまたがっており、各拠点の町からアクセスできます

モロッコの「カスバ街道」

カスバ街道、英語で Kasbah Highway、フランス語で Route des Kasbahs はモロッコ中部の都市ワルザザードからティネリールを経てエルラシディアまでを東西に結ぶ一大街道である。カスバと呼ばれる要塞化された集落が多く残っていることで知られている。 ■砂漠の地下水路カナート カナートは、地下水を汲み上げる複数の井戸を意味し、それは最終的に農地の灌漑に活用されている。カナートは山麓の扇状地などにおける地下水を水源とし、蒸発を防ぐために地下に水路を設けたもの

世界遺産「マラケシュ旧市街」

モロッコの中心部に位置する街マラケシュの旧市街全体が1985年に世界遺産に登録されました。伝統的な味わいと、利便性豊かでモダンなシステムを兼ね備えた、まさに観光客にとっては非常に訪れやすいスポットの1つです。1070年辺りからある西部イスラム教の経済や文化の中心となったこの土地にはおよそ20kmにも及ぶ城門や城壁が未だに残されています。その城壁内の宮殿や小路、伝統的な日常必需品が売られるスークは日本の文化と全く違ったフォトジェニックな雰囲気を味わうことができます。 ■ジャマ

モロッコの「アトラス山脈」

アトラス山脈とはアフリカ北西部、モロッコからチュニジアにかけて東西に伸びる褶曲山脈である。名称はギリシア神話の巨神アトラスにちなんでいる。西側が最も高く、東に行くにつれ低くなる。長さは2,400km。 モロッコでは標高3,000mを超え、北緯31度3分43秒、西経7度54分58秒にあるモロッコの最高峰ツブカル山(4,167m)などがある。 ■モワイヤン・アトラス モロッコきっての高原リゾート地、残雪の岩だらけの山、さらにナツメヤシの高原オアシス、アトラス杉の山並み、羊の群れ

モロッコの世界遺産「アイト・ベン・ハドゥ」

隊商交易の中継地として栄えたこの地にはカスバと呼ばれる邸宅が数多く建築され、中でも特に有力であったハドゥ一族が築いたのがアイット・ベン・ハドゥの集落である。孤立した集落であるがゆえに、盗賊などの掠奪から身を守るため、城砦に匹敵する構造になっている。敵の侵入を防ぐため、集落への入口はひとつしかなく、通路は入り組んでおり、1階は窓がなく換気口のみである。また、外壁には銃眼が施されている。集落の最上階には篭城に備えて食料庫がある。 街の中の住居は、赤土色の日干しレンガと粘土で造ら

モロッコの映画の街「ワルザザート」

ワルザザートは、モロッコの都市。人口56,616人。モロッコ中部、アトラス山脈の南側に位置し、アトラス山脈から流れてきたドラア川が平原に出る地点にある。標高1,151m。気候は乾燥しており、雨はほぼ降らないが、ドラア川の水によってオアシスとなっている。 ■アトラス・コーポレーション・スタジオ アトラス・コーポレーション・スタジオ は、モロッコのワルザザート市街地から西へ5キロメートル の位置にある映画スタジオである。世界最大級の映画スタジオであり、付近の砂漠や山も敷地に含ま

モロッコの「トドラ渓谷」

トドラ渓谷はモ、ロッコ中部にありなんと40kmにも渡って続く絶景は、アトラス山脈を流れるトドラ川が作り出したもの。サハラ砂漠にほど近いため、乾燥した大地と灼熱の太陽の下、渓谷に向かうと、途中オアシスもあり、水の神秘すら感じます。ほぼ垂直に刻まれた断崖は、一番高いところでは160mにも及びます。 地元のモロッコ人たちにも人気が高いところです。特に、灼熱の熱さの夏は、地元っ子たちが集まります!大人気の夕涼みスポットになります。 ヨーロッパのロッククライマーの聖地としても知られ

モロッコの世界遺産「古都フェズ」

フェズはモロッコの北東部に位置する都市です。モロッコの文化的中心地とも評されており、壁で囲まれた旧市街フェズ エル バリで知られています。この旧市街には中世のマリーン朝の建物や活気に満ちたスークがあり、旧世界の雰囲気が漂っています。旧市街にはまた、14 世紀のブー イナーニーヤ マドラサやアッタリーン マドラサなどの神学校があり、両校とも見事な杉の木工細工と装飾タイルによる内部装飾が施されています。 ■ブー・ジュルード門 旧市街の正門とされる門です。外壁と柱頭は幾何学模様が

モロッコの世界遺産「メクネス」

モロッコ王国を治める現国王モハメッド6世、そのルーツは17世紀に樹立したイスラム教国のアラウィー朝にあり、最初の都が置かれたのが、メクネスでした。ときの国王ムーレイ・イスマイルが築き上げた王都は、喧噪に満ちたモロッコの多くの町々とは異なり、静かな古都の雰囲気が漂います。 ■ムーレイ・イスマイル廟 18世紀初頭、アラウィー朝の王、ムーレイ・イスマイルとその妻、息子のために造られたこの霊廟には、美しい装飾が施されている。大理石の水盤が置かれたパティオをはじめ、壁や天井のモザイク

モロッコの聖都「ムーレイ・イドリス」

聖都ムーレイ・イドリスは、モロッコ最初のイスラム王朝イドリス朝が開かれた場所であり、イスラム王朝を興したムーレイ・イドレス一世が眠る霊廟があるため、最近まで非イスラム教徒は脚を踏み入れることのできないところでした。 ★美しい世界の風景Top ◆Adobe Stockで写真・動画を販売してます。 下記アドレスからご覧ください。

モロッコの世界遺産「ヴォルビリス」

モロッコ最大の古代都市遺跡で、約2000年近く前の巨大な建築物や美しいモザイク画が見られます。特に古代モザイク画は、現場に残されているものとしては、世界有数の保存状態を誇ってます。 ヴォルビリスは、古代ローマ時代に属州マウレタニア西部の首都として栄えた都市で、ローマ帝国の西端地域の中心地として、全盛期には3万人近くの人が住んでいました。公共広場(フォーラム)の周りにバシリカ、浴場、カピトル神殿などが設けられ、凱旋門から大通りの両側には富裕層の豪邸が立ち並んでいました。この周

モロッコの世界遺産「ラバト」

■ムハンマド5世の霊廟 ムハンマド5世は、20世紀後半からフランスやスペインの植民地となっていたモロッコを1956年の独立に導いた王様で、1973年に建てられた霊廟にはその偉大なる王の魂が眠っています。ステンドグラスが美しい天井を持つ廟内は絢爛かつ厳かな趣。 ■ハッサンの塔 ハッサンの塔は、1195年、時の権力者が世界最大のモスクと最も高い塔の建設を目指して着工されたものの、4年後に没したため工事は中断し未完に終わってしまいました。さらに1755年のリスボン大地震で大打撃を

港湾都市「カサブランカ」

カサブランカは、大西洋に面した港湾都市でモロッコ西部の商業ハブです。ダウンタウンにはムーア様式と欧州のアールデコ様式が混ざったモレスク建築があり、フランス領時代の名残を見ることができます。一部が海に突き出た 1993 年完成の巨大なハッサン 2 世モスクには 210 m のミナレット(尖塔)があり、その頂上からはメッカの方向に向けてレーザー光線が発せられるようになっています。 ■ムハンマド5世広場 ムハンマド5世広場は、カサブランカの新市街の中心地にあり、ハッサン2世通りに

カサブランカの「ハッサン2世モスク」

モロッコ最大のモスク。高さ200mのミナレットがそびえ立つ。前国王ハッサン2世の発案で、1986年から8年かけて建造された。内部には2万5000人、敷地には8万人が一度に礼拝できる。伝統的な建築工法を用い、モロッコ全土から3300人もの職人を集めて、すべて手作りで緻密な装飾を施した。身体を清める泉や浴場、神学校、図書館、博物館、カフェなどが併設され、そのすべてが税金と寄付金で建てられた。 ミナレットの高さは200mで世界最高を誇ります。市内のどこからでもこのミナレットを見る