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漫画と絵を描くことの禅問答になるまで。①NARUTOと出会った小4〜新選組に熱中した5年間(中2〜高3)


"絵を描くことは、ふつうの人よりできる。
褒められても虚しい。
でも、何でこんなに苦しいんだろう。"

はい。新婚2年目の、学童指導員をしている
なつめぐと申します。


いつも頭に疼く消化不良感を、整理したく、創作の原点を知るために、これまでの半生を振り返りたい気持ちになり、筆を取りました。

これは、創作に葛藤して、乗り越えた末の、学びある投稿ではありません。
まだその最中にいます。

名も知られてないイチ創作者の半生のことなので、つまらぬものですが、共感してもらえたり、何か感じてもらえる人がいたら、嬉しいです。

☟それではスタート!


子供のときは、絵を描くことが大好きだった。
とにかく、好きな漫画のキャラを模写して、そのノートがお気に入りで、上手く描けた絵を、ずっと眺めたりしていた。
NARUTOのキャラクターを、よく描いた。

今思えば、絵を描くということへの誇りみたいなものって、"他のその漫画を好きな子よりも、こんなにこのキャラを上手く描けるわたしは、そのキャラクターに近い!"という想いだった。

今思えば、、、。
周りと比較して、上から目線で、自己欺瞞的で、
なんというか、歪んだ感覚かもしれない。

でも、小学生のとき、安定した友達関係を6年間築けず、ひとりぼっちだったわたしにとって、漫画のキャラクターを、自分はうまく描けることで、そのキャラクターを近しい人のように感じたかったのかもしれない。

それほど、孤独というか、現実の中で、家族の中にも安心した感覚がなかったのだろう。
漫画の中のキャラクターと、ノートに鉛筆で強く何回も書き直し、真っ黒なページを、眺めている時が安心だった。
ナルトの孤独に重ねて、わたしはナルトより孤独じゃん、、でも、幼少期のナルトはきついよな、と思ったりもした。

中学生の時には、銀魂という漫画の影響で、新選組にどハマりした。
2014年の三谷幸喜脚本の大河ドラマ、「新選組!」を観てからだ。
司馬遼太郎の歴史小説を読み始めた。よけいにハマった。新選組と名のつく小説を、古本屋で買い漁り、読み尽くした。
歴史小説家になりたい!と、歴史小説を原稿用紙や、ノートに書いた。
ぜんぶ新選組の題材。
土方歳三が主人公のものと、第三者的な視点のものの2つ。
どっちも未完。でも、すごく楽しかった。

本当に大河ドラマ「新選組!」は熱中した。
当時中学生、田んぼしかない田舎道を、自転車をこぎながら、広い広い真夏の青空にうかぶ入道雲をみて、「新選組だぁーー」とうっとりしてた。
それがわたしの青春時代..笑
(観てた人はわかる。テーマの映像が青空に入道雲なのだ。)
実は今も旦那さんと一緒にDVD観てる。

小学生の時、将来の夢は"漫画家"だった。
でも、絵を描くだけで、漫画を描いてなかった。

中学生になって、"歴史小説家"になりたいと思った。
新選組の、個性的なキャラクターの群像劇に、強く憧れた。わたしもこんな物語を作ってみたいと思った。

中学生になって、吹奏楽部に入った。
小学生のときは付かず離れずだった子とも仲良くなったり、友達も増えて、孤独は少なくなった。
でも、相変わらず、今度は歴史人物がわたしの親しい友達みたいだった。
わたしは周りの誰よりも、その人物のことを知っていたから。


▷▷▷② 高校の3年間と、パートで漫画を描き奨励賞を取るまで!

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