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#49 コロナ禍の教訓3

3連休の初日、津波注意報に驚かれた方も多かったのではないかと思います。災害はいつ自分の身の回りで起こってもおかしくはありません、来週以降で津波についてもまとめて参りたいと思いますが、今回はコロナ禍の教訓のパート3です。
感染防止体制を確立するにあたり避けては通れない職員の皆様の負担について考えてみたいと思います。

「過重労働・メンタルヘルスケア対応不足」

クラスターが発生した施設での職員へのアンケートは、感染症対応において管理・監督者に大きな示唆を与えてくれます。
「こんなに苦しいなら、自分もコロナに罹って楽になりたい」
「認知のお客様の対応は苦労した」
「家庭内感染防止のための宿泊サポートが助かった」
「頑張った職員へのサポートや報酬増加があっても良いのではないだろうか」等々
さまざまな意見が述べられており、施設での今後の感染症対応に大きなヒントが隠されています。

労働契約法5条に基づき、「使用者の安全確保」という観点で対処が義務化されています。さらに、本年5月7日以降「コロナ感染」が5類に移行されたことから医療機関との調整など施設が直接実施なければならなくなり、業務が煩雑になりつつあります。コロナの定点把握の数値は、全国的に増加傾向にあるにも関わらず、一般社会でのマスク離れや自治体のPCR検査支援終了などコロナに対する警戒心が緩んできています。
しかし、「コロナウイルスが消滅した」訳ではなく、今後も継続して、職員へのきめ細やかな対応が求められます。

明確な答えがあるものでもなく、各施設が模索を続けている段階かと思いますが、介護業界は人で成り立っています。新型コロナにインフルエンザに、まだ見ぬ感染症にと、私達がコロナ禍で得た知見を今後につなげて参りましょう。

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