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オフライン店舗の人流動線分析は本当に必要か?

当社の最大の強みでもあるRetailNextのFPAという機能を利用した環境構築の知見と経験値を活用したソリューションに動線分析というものがあります。

当社の日本国内でのRetailNextのFPAの導入実績からの例を含めつつ掲題の「動線分析は本当に必要か?」についてお話ししたいと思います。

【FPAとは?】
FPAについて簡単に説明をすると、FPAとは「Full Path Analytics(フルパスアナリティクス)」と呼び、店内の人の動きをスタッフと来店客を別々に分別し視覚数値化する機能です。

で?っていう話です。
人の動きを数値化できるのですよ!しかもスタッフと来店客を別々に数値化できるのですよ!と声高に叫んでも・・・

そうです、「だから?」です。

【最初の質問の多くは機能とケーススタディ】
別にオフライン店舗の分析に限らず、どんなデータ分析に総じて言われていることですが「何を得るために分析をするのか?」みなさん当然考えられていると思います。

しかしながら、このオフライン店舗の動線分析に関しては、これまでの当社の活動の中で、問い合わせの多くは、「何ができるの?」「他社ではどんなことにどのように使っているの?」です。

【ぼんやりとした目的にFPAはあまりにもコストが高すぎる】
FPAで取れる指標は多いです。RetailNextで取れる指標をほぼ全て網羅しています。
ですので、何を得たいのか(目的)を先に決めてそこから必要な指標データを必要な精度と粒度と方法を導き出すことでオーロラ(カメラ)の台数の削減、機能ライセンスコストの削減、体制構築コストの削減、PDCAオペレーションの自走までの時間コストの削減に繋がります。究極はそもそもFPAは不要という結論に至る場合もあります。
その場合は将来の本格的な環境構築の着地を見据えた上で、スモールスタートでここから始めましょうという提案をさせて頂きます。

最後に参考まで:

【RetailNext FPAで得られる企業利益】
当社実績から2つだけ抜粋のご紹介です。
① 売上向上:スタッフ接客パフォーマンスの最適化
② 人時生産性向上:スタッフィングの最適化

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① 売上向上:スタッフ接客パフォーマンスの最適化
接客回数と購買率をFPAから数値化し利用します。
FPAはショッパーの動線がスタッフの動線が任意の範囲内に任意の時間以上接近した場合に接客回数1とカウントアップすることが店内の任意の場所毎に取得することができます。
そしてその接客回数と売上・購買率の相関関係を時間に沿ってボトルネックの”きずき”を得たり、接客の方法や時間、トークスクリプトなどの改善効果検証、店頭スタッフのパフォーマンス評価への運用が可能です。

② 人時生産性向上:スタッフィングの最適化
当社でのコンビニと物流営業所での実績からのフィードバックです。
レジカウンター内や接客カウンターの裏側とカウンター外(ショッパーのいる店内)でのスタッフの行動時間を合計人時として数値を取得し、計画人時との比較ができる環境を得ることができます。そのことで、スタッフがどこで時間を主に費やされているのかが明確になり店内でのスタッフ行動または、無人レジやさまざまな無人端末をショッパー自らが利用する際のスタッフがサポートしている労力などを視覚化することができます。無人端末は本来スタッフの労力を削減するためのものであり、そうでない場合の実態を探ったり、商品棚への品出しの工数を部門ごとに知ることができたり、スタッフの店内行動の実態の稼働状況を知ることができ、無駄なスタッフシフトの人数調整や日々の行動パターンなどの実態を知ることが可能になります。

当社はRetailNextの海外のユーザー企業が日本国内の店舗に展開する際の設置工事やクラウドのコンフィグレーションのサポートも2005年からさせていただいております。
日本国内では最も古くからの販売チャンネルパートナーであり、最も導入実績があるチームだと思います。

その中で、後者の活動の中で、多くの外資の有名ブランド店舗のオフライン店舗分析ニーズを体感してきました。

目的の設定やRetailNextの導入方法のご提案など、当社までお気軽にお問い合わせください。


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