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~金融緩和動向からみる仮想通貨の行方~






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2018年の仮想通貨市場を振り返ると、下落相場が続いた1年でしたね。

2019年に入っても、ETF承認や Bakkt の開始など、表面上のファンダメンタルズは未だ不確定な状況で、上昇相場への突破口を見いだせていないと感じています。

いろいろ調べていると、過去の仮想通貨の値動きの動向と金融緩和(世界のトータル緩和バランス)には、とても深い関係性があるのではないかと感じ、今回はその点について考察、note という媒体に簡潔にまとめさせていただきました。

早速ですが

なぜ仮想通貨と金融緩和なのでしょうか?

最初に 金融緩和とは何か? についてお話しさせていただきます。

教科書的な定義だと

「景気が悪化したとき、中央銀行が国債を買い上げたり政策金利と預金準備率を引き下げたりすることによって通貨供給量を増やし、資金調達を容易にする政策」

これではイメージしづらい方もきっといらっしゃるでしょう。

では、車に置き換えて考えてみます。

ここに、何らかの異常でエンジンのかからない車があるとします。
この車を走らせるためには・・・

まずはその車の問題を検査し、エンジンをかけ、1速、2速と走れる状態まで持っていく必要があります。これってとても大変な労力ですよね?
しかし、2速まで持っていけば、その後、車は軌道に乗り、ある程度、持続的に走ることができます。
つまり、金融緩和とは、緩和することにより経済がある程度、自走できるようにするための役割を担うことになります。
車(景気)が軌道に乗ると、そのスピード(経済の発展)を利用して、3速、4速、5速と、さらに加速していきます。
このまま行くとスピードオーバー(景気が過熱し過ぎる)になってしまい、事故が起きるかもしれません。
そこで、ブレーキを踏む必要が出てきます。それが、引き締めです。


ここで、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの資料を使い主要中央銀行のバランスシート増減の動向、世界のトータル緩和バランスを検証してみます。

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上記のチャートを見てみると

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