本!本!本!
今の趣味と聞かれたら、読書と答えるだろう。お笑い、バラエティ、映画を観るのも好きだが、昔の自分がまさか趣味で読書をするとは考えられなかった。
きっかけは大学生になり、彼女に振られ、世間がコロナ一色になった頃、どうしようもなくなった私はたまたまバイト先から奪った本を読む機会があった。「スターバックスの教え」?みたいなタイトルだった。内容はスタバを経営していく上での気をつけていることだった。薄い内容ではあったが、知識が入っていく感覚がポカンと穴の空いた当時の私の頭には快感だった。
そこから、読書という選択肢ができた。小説ではなく、短編小説や詩集、ビジネス書など比較的読みやすいものを選んで読んだ。
そんな中で出会ったのが「20代で得た知見」である。これを読んだ時私の中で革命が起きた。というと大袈裟ではあるが、今までの常識だと思ってた考え方や行動なんかアホくさい、もっと自分を好きでいいじゃん、ざっくり言うとこんな感じの短文が連続で飛んでくる。今の自分の人格を形成したのは間違いなくこの本であると言える。
反動として自己中でよく嫌われるようにはなったが、自分らしく過ごせているから気分はずっといい。だから、今こうやってメモに長々と文章打ち込んでいる自分になった。今までは知識を吸収することに快感を覚えていたが今度は誰かに話したい、自分で確かめてみたいという気持ちがある。
そして、今思う。なんで小さい頃から本を読んでこなかったのか。もし本を読む子だったら人格がどのように形成されていたのか。昔の自分を否定するつもりではない。環境は大学。周りは優秀で語彙力も自分の2倍3倍とある。言葉の意味がわからなくて話についていけないというコンプレックスがあったくらいだ。
しかし、人生の期間を考えたら、この気づきは早いとも思う。これからいくらでも吸収していけばいい。情報社会で日々多くの情報に囲まれているが、取捨選択と自己解釈を繰り返して成長していきたいと思う。その一つの道具として本がある。
おやすみなさい。
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