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世界で一番有名なデートアプリのマーケディング戦略とは?

自宅待機中は何をしてますか?


私は最近もっぱら、仕事とイラストとサイト作ったり、
そんな毎日です、大善です。あと、料理のバリエーションも増えました。


今日はあの有名なデートアプリについて。


使ったことある人いますか?


私は使ってました。(笑)

3年くらい前に始めたんですけど、その当時は友達から、
半半の意見がありました。


悪くいうと「出会い系アプリ」
今や、「ライフスタイルアプリ」と謳ってますね。
ほんと、その通りですよ。


完全にミレニアム世代の私たちにとって、
こういう出会い方って普通だし、
スマホを使ってるんだから、絶対普通になるよね!と思ってました。。。


ちなみに他の出会い系アプリ、サイト、他に相席屋とか
そういう類のものは体験したことありません。

なんか、胡散臭そうな感じがして。。。(ごめんなさい)


自分がなぜ、Tinderを推すか、その理由は後に説明するとして、
動画の解説に移ります。


創業までの経緯

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いつTinderができたのか?

2012年に学生時代の友人であった、
Sean Rad、Jonathan Badeen、Justin Mateeの3人で創業。


当時色々なSNSや最新のテクノロジーを用いたサービスが
続々とローンチされていて、自分たちもテクノロジー×何かで
サービスを展開させたいと考えていました。


何か問題を解決したいと考えていた彼らがフォーカスしたのは
人と人の出会い方について。


あるシチュエーションについて
例えばバーやレストランなどでタイプな人が現れたとします。

仮に声をかけたとします。

基本的には第一印象は誰もが良いとは思います。


ではそこからどう関係を築いていくのか。


SNSがない時代はもっと悲惨かと思いますが、
私なら、知らない人に対しては必ず疑問は抱きます、
ほんまに大丈夫かいな?と。


とりあえず、ナンパでうまくいく確率ってどれだけかわかりませんが、
印象としては、「危なそう」「大丈夫?」「嘘言ってない?」

とかとか、色々不安要素があると思います。


第2のシチュエーション。

タイプの人が現れた。
→話しかけず、スルー。おしまい。

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何かしら、ネガティブな印象がつきがちの、
知らない人との出会い。


これらの問題に目をつけたわけです。


彼らのソリューションはこう。

テクノロジー×ゲーム×デート

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画期的な出会い

Tinderが功を奏したのは、
デートまでの経緯が画期的であったからなのです。


それがゲーミフィケーションを利用することなのです。


Wikipediaによると

ゲーミフィケーション(英: gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用することを言う。 ゲーミフィケーションは一般に、ゲームデザイン要素を用いてユーザーエンゲージメントや組織の生産性、フロー、学習、クラウドソーシング、従業員の採用および評価、使いやすさなどを向上させるのに用いられる。 ゲーミフィケーションに関する研究の多くでは、個人差・文脈差が存在しつつも、被験者に良い効果を与えていること示している。

つまり、ゲームのような感覚で、日常を非日常の体験に変えて、
ユーザーへのエンターテイメント性をあげていくということ。


知らない人との出会い=ドキドキ、断られたらどうしよう、
恥ずかしい、ためらい、怖い

から、

Tinder=ゲーム感覚、暇つぶし、楽しみ

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左にスワイプすれば「さよなら」、右スワイプで「好みかも!」。


操作は非常に単純です。


写真で判断、プロフィールで判断、紐付けされているSNSで判断。

これで好きだったら右スワイプしたら良いのです。

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マッチしたらこんな感じで通知が来ます。
これで初めてメッセージができるわけですね。

ここでTinderの使い方を説明してもしょうがないので、
Tinderがソリューションしたことを書いていきます。


知らない人との出会い=ドキドキ、断られたらどうしよう、
恥ずかしい、ためらい、怖い

・ドキドキをゲーム感覚にした。
・断られる、ということがない。右スワイプして、
マッチしなくても、右スワイプをした対象の人には通知されない。
・簡単に「Like」できる仕組み。恥ずかしさがない。
・SNSで紐付けされているので、安全性に対する怖さを減らせる。
最近Tinderの取り組みとして、必ず、SNSを結びつけて、
不審な人をブロックするようなこともしている。
・直接出会う前に、相手のことをよく知れる。
・好みのフィルタリング。


最後は勝手に私が考えました。(笑)

というのも、見た目だけじゃなく、ここでは気が合うか合わないかで、
プロフィールやSNSで大体、自分と気が合うかどうか、ってのが
わかると思います。
さらに、アプリの機能のメッセージでやり取りをして、
お互いのことをよく知る。
良い印象だったら、SNS承認したり、電話番号交換したり。

最終的には直接会う、ということになると思います。

つまり、私的に直接出会うまで、
かなりのフィルターが存在するということです。



口コミのチカラ

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ではどのようにして、世界的にも有名なマッチングアプリへと成長したのか。


その秘密は「口コミ」にあるといいます。

いくつか、火種となった実例を挙げていきます。

①試作を友人に試してもらう
創業メンバーが友人を集めて、
「新しいサービスを開発したから、使ってくれよ」
と、友人に勧めたわけです。その数500人。

すると、80%が登録、実際にサービスを利用し、
友人同士で気になっていた2人がアプリを通じてマッチング。

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②友人のパーティーのパトロンに
女子の友人がパーティーを開くということで、
Tinderがパトロンとなり開催。

そのパーティーを通じて、400人が登録。


③一定の層にフォーカス
ターゲットを「西海岸の大学生」に絞り、
インフルエンサーに使用してもらう。

そこから、18〜35歳のミレニアム層にアプローチすることに成功。

自然現象的に拡散。


そして、ローンチから4ヶ月後には
2万人の登録者。

すぐに50万人突破。


彼らはPRや広告費をかけたりしていません。

基本的に頼ったのは「口コミ」です。


ゲームのようで、リスクがない。
伝染的にTinderの面白さが友人間で伝わっていったということです。


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Tinderのマーケティング

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Photo by Lukas Blazek on Unsplash


ではまとめ、PRなしで、どのようにして
世界的に有名なデートアプリへと発展していったのでしょうか。


①テクノロジーで問題を解決

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Photo by Yogas Design on Unsplash

知らない人とのデートまでの導線作りに貢献
以前の「恥ずかしい」「怖い」「ドキドキ」を
「楽しい」「暇つぶし」「効率的な出会い」に変えた。


②新しいアイデアをまずは友人で試す

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Photo by You X Ventures on Unsplash


試作品として、友人同士で試してもらい、
そこから伝染するように拡散。


③ゲリラ的マーケティング

パーティーやインフルエンサーになる人に使ってもらい、
点が線となり、面となる拡散方法でユーザーを増やした。




今や、ミレニアム世代で知らない人はいないほど有名で、
2017年で1億人がダウンロードしたというTinder。


ユーザーとして、効率的に自分と合う人を探す
ツールとしてオススメですし、
マーケティングの手法としても、
学ぶべきことはあるかと思います。


以上、長くなりましたが、
何か学べたと思ったらLikeを。(笑)




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