弱者女性について　理解のある彼くん

　弱者女性は弱者男性より生きやすいと思っていたけれど、どうもそうではないらしい。確かに二十代前半までは男性からの手厚いサポートがあるので、一時的に気持ちを満たすこともできるが、アラサーになると難易度が跳ね上がる。「誰にも相手にされない」という地獄を味わう。
　26歳あたりから焦り始め、28歳頃にはいろいろと「悟り始める」と思う。30歳頃から自分を「ババア」と自虐し始める。居場所がどこにもなくなる。
　某掲示板を眺めていると、若い子は数回投稿をすればいい男を見つけられるらしくすぐ消えるのだが、30歳以上の人は一日中連投している。募集しても、人が来ないのだと思う。

　若い頃に結婚すれば？と思っていたのだが、知り合いのメンヘラ女はもれなく離婚している。健常者同士でも結婚は難しいのに、精神疾患持ちが結婚生活を維持できるとは考えにくい。専業主婦も、最近は許されない風潮がある。
　自分で稼ごうと思っても、手に職がないし、今までの積み重ねもない。コンカフェでチヤホヤされているうちに、年を食って詰む。

　知り合いの発達躁鬱女に、23歳でソープで荒稼ぎしている女がいる。月にウン百万稼ぐらしい。それを元手に投資をしているのだが、それが一番堅実っぽい。若さを売って荒稼ぎして、貯金を切り崩しながら生きるか、投資をするか。これぐらいしか救われる方法がないように思う。残念ながら、男は救いにならない。
　別の風俗嬢に聞いたけれど、今は女が供給過多すぎて、全然稼げないらしい。

　弱者男性も救われないけど、弱者女性も救われないっぽい。「将来どうするの？」と聞くと「３０になったら死ぬ」とか舐めた返答をされることが多い。
　20代前半のメンヘラ女は、胡坐をかかずに危機感を持った方がいいと思う。なんでもいいからコツコツ始めたほうがいい。

　「王子様がなんとかしてくれる」と思っている人が多い。そんな人はいない。自分で助かるしかない。坐禅しよう