20191223 無題

 明日からまた五日間の業務が待っている。労働は責め苦だ。そして、労働は救いだ。働けば意味のある時間が流れる。僕の長い休日が終わる。たったの土日だというのに、何という疲労感か。日がな一日を寝て、起きて、酒を飲み、陰嚢から分泌されるテストステロンに舵を取らせまいと対抗し、脳を満たさんとする好色を陶片追放し、無聊を燃えさしに変え、灰の城を築き、酒を飲んだ。休日は憂いを生む。僕が無下にする休日を、他の知らん誰それが無上のものにしているのでは? と思うだけでやっかみの渦に足を取られる。法界悋気という大蛇が塒を巻く。仮想敵との戦いに明け暮れて、嗤笑されて然るべき一日だった。懸想人が、嬌声や嫣然を誰かに見せてると思うだけで、胸中がファシズむような気分になる。それもまぁ、イマジナリー懸想人なのだけれど。

映画観ます。