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【一冊の出逢い】中国で働く日本人の"生き方"に心が熱くなったという話(下)

Zenanです☺ これは何の後編かというと、私がnoteで初投稿した回の続きです。あの本論が全て消えて大失敗したやつです(笑)
(前編はこちらです↓)

とんでもないミスをしましたが、切り替えて、この本で私が感じたことなどを語っていきます!



第一章 「中国、無名の農村で働く71歳の日本人インフルエンサー」の物語


農業家・川崎広人さん

今回は初の読書レビューだが、
私はここで敢えて内容をあまり語らないように心掛けたい。
なんでかというと、ネタバレしかねない気しかしないから(笑)

ただ、私の心に響いた「ことば」を入れた画像をCanvaというアプリをいじって作成してみた。(上記のように)

(本論↓)

この章を読み終えて私は、
中国の「沿岸部」は今でこそ、北京や上海、
そしてITで有名な経済特区の深圳がかなり注目されているが、
中国の「内陸部」、華々しいイメージが持たれない所は、中国人にとってもそうかもしれないが、本当にあまり知られていないのだと改めて認識した。

私自身、中国の東北地方、遼寧省の「瀋陽市」と呼ばれる都市で生まれた。
(中国には都市のランク付けみたいなものがあり、瀋陽市は第三線都市と言われる。第一線都市が北京や上海。)

父は瀋陽市出身だが、母は同省の「鞍山市岫岩」の農村出身だ。

これは実は大学に入ってからやっと知ったことだが、
私の母は中国全人口の約94%以上を占める”漢民族”ではなく、
”満州族”である。
ということは、私は事実上「漢民族+満州族」のハーフとうことになる。

その事を話した中国の友人から、
「確かに言われてみればオデコが満州族っぽいね。」
と何とも言えないコメントをもらったこともある笑

話がだいぶ脱線したが、
私は今でも、母の故郷であるその農村に対して
何となく強い印象が残っている。それが言いたかった。

どの親戚の家もとても広くて、豚・鶏・馬などの家畜を飼っていて、
料理はでっかい鉄鍋でしていて、そして貧しいけれども、
毎日のように、
お年寄りは昼から麻将して、夜は老若男女、踊ったり、歌ったり…
とても賑やかだった。
色々、常識的には考えられないような揉め事も日常茶飯事に起きていたが、
私はそこで幼少期に触れた”温かさ”を今でも覚えていて、
将来、帰国したら母の故郷もそうだが中国の「内陸部」に訪れたいと
想っている。

最後にこの物語の主人公に話を移すと、

日本で老後ののんびりした生活が送られるのにも関わらず、
中国の、それも名も知れないような小さな村で中国語があまり話せない状態で中国の農業発展のために懸命に働くこと、
そこで生きる決断をした
日本人がいることを本の中ではありながらも知れて、
私自身も心が熱くなった。

第二章「中国式漫画ビジネスに挑戦する日本人」の物語

漫画家・浅野龍哉さん

中国で、しかも中国スタイルで漫画を描いている日本人の存在を私はこの本を通して初めて知った。日本人が中国で働くということをイメージすると、日本料理店の料理人や日系企業の駐在員などが私の頭の中にはパッと真っ先に浮かび上がる。

この章で何に驚いたかというと、
日本人が漫画を中国で描いている、ということではなく、
”中国式”で漫画を描いているということだった。

「日本の漫画は世界でも人気で誇れるポップカルチャー」ということを
日本で長く暮らしている私は”あたりまえ”だと思い
これまで疑いもしてこなかった。

それがイコール
「中国のみならず、海外の漫画ビジネスはまだまだ日本に及ばない」
とはならないが、どこかで”日本の漫画が最強”という認識さえ持っていた。

ところが、日本でも漫画家として活動をしていた浅野さんがあるきっかけで
中国に渡航することになり、現在まで漫画を描き続けている経験の中から
日中の漫画ビジネスを比較する際に

「日本の漫画界は今、完全にガラパゴス化しています。このネット時代に、未だに漫画雑誌を売るビジネスモデルから抜け出せていない。電子書籍化しているだけで、基本は昔と何ら変わっていません。漫画雑誌が隆盛を極めた、30年前の成功体験から抜け出せていないのです」とコメントされている。しかし、”ガラパゴス化”を完全に悪いものとは言っておらず、
「独自の文化」を残し続けていることは世界的に見て日本の魅力でもある
とも仰っていた。

私個人としても、日本と中国両国の影響を受けて生活してきた中で、
確かに漫画以外でも、
今の中国の都市生活を題材にしたドラマのリアリティーの高さや
中国コスメの人気、CPOPなど、”中国来てるな・・・!”と思うことが多い。

しかし、中国のこうした変化、現状をあまり知らないと
「日本はずっと前線を走っている」という誤解が生じるのは仕方ないかもしれない。
私も現に漫画分野について知らなかったため、新たな学びになった。

↑浅野龍哉さんの漫画『Faceless』Twitterにて
(写真を使用した独創的な技法で、私自身まだ少ししか読めていないですが
面白いので是非!)


ここまでお読みいただきありがとうございます!
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この続きの更新は次週の同じ時間帯(水曜20:30)にします。
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