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なぜ “スタートアップ” ? 「GAKUWARI」代表に聞く、 起業の経緯と今後

今回インタビューを受けてくださった入居者は齋藤峻輔さん。
起業家シェアハウス1期から入居されている齋藤さんに経歴や起業家シェアハウスについて聞いてきました!

ー軽い自己紹介をお願いします。

齋藤くん:現在23歳で、放送大学に通いながら学割まとめアプリ「GAKUWARI」というサービスを開発してい齋藤峻輔と申します。
出身は新潟県の北にある村上市で、高校3年まで新潟で過ごした後、アメリカの短期大学留学しました。アメリカで2年間過ごしたのち、1年間アメリカで働いてから4年制大学に3~4年次から編入しようと思ったのですが、コロナで行けなくなってしまったため1度帰国して現在に至ります。帰国したのが2020年の4月でした。
そこからインターンとかしてる中でコロナも長引きそうだったので日本で「何かしよう」と考えていた結果、今の「GAKUWARI」というサービスを作ることになりました。

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ーアメリカはどの辺にいたのでしょうか。

齋藤くん:カリフォルニア州のシリコンバレーと呼ばれるエリアにあるサンノゼという町にいました。

ーいつ頃から起業を考えていたのでしょうか。

齋藤くん:小学校の時から漠然と「お金持ちになりたい」という想いがあって、お金持ちになるんだったら「社長になろう」と思うようになりました。
当初はトレーダーとかが稼いでいるイメージがあったのでそういうのを目指そうと思っていましたが、アメリカに住んでから「スタートアップ」という新しい企業の在り方、お金の稼ぎ方に出会いました。そこでスタートアップの経済的な面だけではなく「社会を変えられる」という部分にも魅力を感じ、現在に至ります。
イーロン・マスクやGoogleを近くで見て、「こういう起業やお金の稼ぎ方もあるんだ」と考えさせられました。

ーアメリカから帰国した後、どのようにして起業家シェアハウスを見つけたのでしょうか。

齋藤くん:Twitterで「10分電話」っていう企画をやっていたときにりゅう(代表:日高)と出会いました。新潟から東京に行かないでアメリカに行ったんですが、一度LINEのインターンをしたときに「日本にはこんなに優秀な人がたくさんいるんだ」と驚いて、もっとこういう優秀な人と繋がりたいと思ったのがきっかけで始めたんですよ。その後日本に帰国してからりゅうと連絡取り合って「起業家シェアハウスをやっている」と聞いたとき興味を持ったので参加した感じです。

ーいつから起業家シェアハウスにいるんですか。

齋藤くん:1期とかだったと思います。(現在10期、2021年11月時点)

ー「GAKUWARI」というサービスについて詳しく伺えますか。

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齋藤くん:「GAKUWARI」というアプリの名の通り、学割をまとめたアプリを運営していて、現在ジャンルは飲食、エリアは都内(特に新宿・渋谷)に絞って開発しています。
学生はアプリを使うときに学生証の登録が必須になっているので、お店では学生証を提示せずに学割が使えるようになっています。

ーどんな飲食店で使えるのでしょうか。

齋藤くん:皆さんがよく知っているお店だと「かつや」さんや「東京たらこスパゲティ」さんなどで利用できます。

ーどのようにして大きな企業とのコラボを果たしたのでしょうか。

齋藤くん:よくお世話になっている知人にご紹介していただきました。他には飛び込み営業に行っている際に、偶然社長がいたなんてこともあります。

ーなぜ「GAKUWARI」という名前にしたのでしょうか。

齋藤くん:最初は仮のつもりだったのですが、気づいたらずっと「GAKUWARI」でした。

ーチームメンバーは何人くらいいるのでしょうか。

齋藤くん:僕とその他に起業家シェアハウスに住んでいる、あとは東京の実家に暮らしている原田っていう人たち計4名で運営しています。
エンジニアは原田、ビジネスサイドが僕と竜生、オペレーション/組織/デザイン周りがともくんという感じです。

ーチームメンバーの皆さんはどのようにして出会ったのですか。

齋藤くん:僕がアメリカにいる時、竜生とともくんは僕の短大の姉妹校に通っていたんですよ。僕と竜生は語学学校が同じでそこで知り合って繋がりました。なので共通の知り合いもたくさんいます。

ーもう1人の原田さんは...?

齋藤くん:僕が2~3年ほど前からやっているインスタのアカウントで「【最新】世界スタートアップBook」というのがあって、そのアカウントで知り合いました。(笑)

ーそんなアカウントが...(笑) 何きっかけでそのアカウント始めたのでしょうか。

齋藤くん:僕はもともと人を巻き込むことが苦手という短所があるんですよ。
メンバーにも言われたことあるくらい(笑)
色々な方と話すのは好きなんですけど、深い人間関係を構築するのが苦手なんですよ...。そこで仲間集めが大変になるかもと思ったので、こういうアカウントを作って予め接点を持てるようにしていました。
あとはスタートアップ好きすぎて運用を始めたっていうのもあるっちゃあるんですが。
今は、僕の将来の仲間になってくれるかもしれない約2,000人くらいの人たちがそのアカウントをフォローしてくださっていて、ありがたいですね。

ーチームのメンバーである竜生さんと友央さんと長い間、起業家シェアハウスに住んでいるみたいですが、そのきっかけは何ですか。

齋藤くん:僕が新潟出身で、友くんが大阪で、竜生が名古屋なので、みんな都内で必然的に住まいを探していて、ここが都心で安かったので(笑)

ー実際起業家シェアハウスに住んでみてどうですか。

齋藤くん:僕たちは特殊で、アメリカのシリコンバレーで集団生活に慣れていたのもあり、特に何も困ってないです。何なら比較的日本はみんなマナー守ってくれますし、施設側が掃除もしてくれますし。

ー起業家シェアハウスに住んでから、チームとしてどのように過ごしているのでしょうか。

齋藤くん:僕と友くんはバイトしていて、竜生はバイトしてないけど時々授業があったりするので、基本的に個々人の時間に合わせて動いて、必要があれば集まったりする感じです。
ただ、みんなで集まれる時は一緒に営業行ったり、シェアオフィスで一緒に作業したりもしています。

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ーズバリ齋藤くんの1日が聞きたいです。

齋藤くん:
起きて、
お昼食べて、
シェアオフィスに行って、
22時くらいにシェアオフィスから帰ってきて、
そこからシェアハウスのメンバーと喋ったり作業したりして、
2~3時くらいにベッドに入る

という感じです。

ーそんな1日を送る中で、起業家シェアハウスのメリットってどんなところだと思いますか?

齋藤くん:僕一人暮らししたことがなく、アメリカにいる時から今までずっとシェアハウス住まいの生活なんですが、普通のシェアハウスってなんだかんだ価値観の合わない人がいたりするんですよ。ただ、起業家シェアハウスは良くも悪くも「起業したい」変な人がたくさんいるので、そこは同じような属性の人たちが集まっていると思います。その点で普通のシェアハウスにはない「良さ」があるなと感じます。
みんな飾ったりしない人たちで、自分をよく見せる必要もないので、自然体でいられて、思ったこととか考えていることを言い合えて、個人的にはすごく居やすい環境だなと思っています。
もちろん価値観が合わない人もいるかもしれませんが、そこは様々なバックグラウンドを持った人たちが集まっているので仕方のないことだと思います。ただ、そういう色々な価値観を理解できる人が多いような気はします。なので、多少考え方が違ってもその意見を尊重合いながら建設的な議論ができていると感じます。
あとは、ビジネスの話とか普通はつまらないと思われがちな話題でも、あんなに楽しそうに話している人たちって、僕の地元ではなかなかいなかったと思います(笑)

ー「正直疲れた...」みたいなことはないのでしょうか。

齋藤くん:めちゃくちゃ疲れている時はもうベッドに行きます。ベッドに行けば静かですし、そこの空間分けはされているので。

ーチームで住んでいてのメリットとかデメリットとかはありますか。

齋藤くん:もうそれは情報共有とか意思疎通がめちゃくちゃ早いところですね。
軽いタスクとか「ちょっとそれやっといて」って言うだけでテキスト送る必要がないので、楽です。でも一緒に住んでいるとはいえ、相手のことを全て理解できるわけではないので、定例とかの時間は設けています。

ーチームで起業家シェアハウスに住む中で大切にしていることはありますか。

齋藤くん:最近大切にしていることは風通しをよくすることですね。最初は僕が自分の意見を押し通して他のメンバーが何も言えないみたいなこともあって、それは本当に良くなかったと思って。まだ完璧にできているとは言い難いですが、一回落ち着いて相手の意見も聞き入れることを大切にしています。
一緒に住んでいてもみんなでの話し合いの時間をちゃんと設けるということは大事にしているのでデイリーミーティングを12時にやって顔合わせるようにしたりしています。
あとは2週間に1度スプリントを実施していて、後2週間の予定の設計をしています。
近い存在とはいえ、一定の決まったルールやルーティーンを設けることは大切だなと思います。

ー今後個人として、またはサービスとしてどうなっていきたいかお聞きしたいです。

齋藤くん:個人としては、「色んな人を幸せにできるサービス/モノを作りたい」です。この目的を果たすために、現在は「GAKUWARI」っていう手段ですが、今後はいろんな手段を試していきたいと思っています。自分の人生を何かに捧げたいみたいな、「起業家でありたい」みたいなところもあります。
「GAKUWARI」としてどうなりたいかは、僕個人のビジョンを果たすための手段として成長し続ける、具体的には使ってくれる人を増やしてリテンションをあげていくということをやっていきたいです。あとは直近で言うと、まず1つのエリアで爆発的に盛り上がるようなサービスにしていきたいということがあります。
正直、上場かバイアウトかはわからないんですが、漠然と上場したいとは思っています。でもその上場することが目的ではなく、それはあくまでも手段であるとも思っています。
「色んな人を幸せにしたい」というビジョンの元に起業があり、サービスがあり、上場やバイアウトがあり...と考えています。

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ーあなたにとって起業家シェアハウスとは

齋藤くん:「なくてはならない場所」です。
家というかライフライン的な要素が強いですね。無くなったら住むとこ無くなるんで困ります(笑)

ーあなたにとってスタートアップとは

齋藤くん:「自分の生き甲斐」です。
自分の人生を左右したものであり、今後も自分の人生を捧げていきたいものでもあります。

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