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【番外編】第2回ホコリエイションミーティング(善通寺まちづくり会議)まちあるき編

みなさん、こんにちは。

今回は、第2回ホコリエイションミーティング(善通寺まちづくり会議)で開催された「まちあるき」の様子についてご報告します!

まちあるきとは、まちをよく知るひとと一緒に歩くことで普段とは違った目線でまちの風景を見ることができる活動のことを言います。例えば、NHKのブラタモリとかをイメージすると良いかもしれません。ブラタモリでは、主に地理学的な視点からまちを歩いて、見て回っています。

今回は、下記の図に示しているポイントをみんなで歩いて見て回りました。

⑦市役所・一高西側線→→②モデル地区・①JR善通寺駅周辺→→③停車場線→→⑥市民会館→→④にぎわい広場→→⑤密な市街地の順!

まずは、出発地点の⑦市役所・一高西側線からスタートです!

整備された偕行社広場。空間の使い方をいろいろ考えることができそう。

2022年11月に完成した旧偕行社前の広場は、この広場と隣接する市道一高西側線が植栽などで分離され一体的になっておらず、歩行者に不便を敷いている部分がある点や、市道一高西側線の車道と歩道の段差が高く、バリアフリーの観点からも課題がある点が説明されました。

歩道に段差があります。車道と分離されているので安全そうに見えますが、
バリアフリーの点では課題がありますね。

次に、JR善通寺駅方面に歩き、JR善通寺駅に繋がる県道善通寺停車場線の周辺に向かいました!

フリップを使い説明をしてくれています!

この道路には、ちょうど暗渠水路(道路下に水路が設置されている。この水は下流の上吉田町や稲木町などの田畑を潤し、多度津町まで流れている。)があるなど説明がありました。

朝・夕は通勤通学で多くの歩行者が駅を利用する。駅から目的地までの間に楽しめるものがあれば滞在時間も長くなる。思い出にも残る。

善通寺市は、旧陸軍第11師団(現在の陸上自衛隊第14旅団)が明治時代に設置され、軍用車両の走行などで道路幅が広くなっているなどの説明を受けました。以前はパン屋や雑貨屋などが立ち並んでいましたが、空き家や空き店舗、空き地が増えています。
停車乗線を挟んで向かいのオレンジの軒の左側の土地はもともと空き地でしたが、所有者の方がコンクリート舗装し、月極駐車場かつ気軽に漫画などがレンタルできる空間を作られました。毎週水曜日にはキッチンカーも来ます。できることから始める取り組みが連鎖的に広がると、良い空間と人と人とのつながりができそうですね。


その後、県道善通寺停車場線を西へ進み、市民会館を通り、にぎわい広場まで向かいました!歩いている中で、参加者の中に樹木医の方がいらっしゃり「道路の植樹は角切りではなく、丸く切るともっとまちが柔らかい印象になるんだよね」と、ランドスケープの観点からも学びがありました。

地域の交流拠点として整備された「にぎわい広場」。日常はにぎわっていないのが現状。

このにぎわい広場は、貯水槽が地下に埋まっているなど防災公園的な役割も果たしているという説明がされつつ、普段はなかなか利活用がなされていないので、日常的に利活用したくなる空間にするために皆で考えていきたい旨説明がされました。


さて、ここまで主に「公共空間」を中心に見て回ってきましたが、皆さんもお気づきのとおり、善通寺市は道路、公園、市役所周辺、市民会館、大学など「公共空間」が県道善通寺停車場線を境に南側にあります。広く余裕のある空間が広がっており、「疎」の空間があります。

一方で、県道善通寺停車場線から北側には民家・商店が密集しており、その名の通り「密」の空間ができています。

これは、かつて「疎」の空間は旧陸軍の射撃場があったりした場所で、広大な敷地が今も名残としてあります。
「密」の空間は軍人さんや学生などが通う食堂や旅館、それらを営む方の住居などがあり、車が入れないような道が今でも残っています。

この2極化が、善通寺市の街並みの特徴の1つです。

⑤密な市街地に進んでいきます!

まちあるきでは、ここからその「密」の空間に進んでいきます。

旧料亭跡地。手前の空き地でなにかできないだろうか。。。

さきの広々とした公共空間とは打って変わって、狭い道路に民家が密集しています。その中に、旧料亭の跡地もあり、参加者からは「昔行ったことあるなー」などの声も聞かれました。

自動車が入りにくい路地に立ち並ぶ建物。空き家を解体したくても、重機が入れず解体できないところも。


そのあとは、旧偕行社大広間に戻って、まちあるきで感じたことなどをグループで意見交換するワークショップを開催しました。

ワークショップの風景

地図を広げて、ポジティブな感想は黄色、ネガティブな感想は青色でペタペタ貼っていきました!

グループ発表

この班では、キャッチフレーズを「ライト&ダーク」としていました。
広く開かれた空間があるところと、少しディープな部分があり、それが善通寺市の特徴で、今後極めて行くところと残すところ、メリハリをつけたまちを創造してはどうかとのことでした。

各グループの意見交換は下のようなかたちで行われました!

全体的には、「メリハリを」という意見が共通ワードとしてあり、公共空間と民間の施設が密集するエリアがわかりやすく分かれていることから出てくるのかもしれません。

以上、番外編でした!

第3回ホコリエイションミーティング(善通寺まちづくり会議)は、2月23日(木・祝)13時〜16時で開催しますので、ぜひご参加ください!詳細はまた追ってご連絡いたします!

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