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『ブンミおじさんの森』 ナマズや女王は前世の記憶。ハリウッド映画に慣らされた観客は不幸である。

割引あり

評価 ☆☆☆



あらすじ
タイの北東部。ジェンとトンという若いふたりは、余命いくばくもない親戚のおじさんブンミを訪ねる。ブンミおじさんの病状は良くない。ジェンたちはブンミおじさんの最後の世話することになっていた。独り身の彼に付き添っていたのはラオス難民のジャーイだけだった。



カンヌ映画祭に限ったことではないが、どういう映画祭でどういう作品が受賞するかを見極めるのは難しい。カンヌ映画祭の場合、審査委員長のカラーで決まるといわれている。良い作品であるだけでは不十分で、その時の運も影響しているということだろう。


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