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『パニックルーム』 映画として微妙。全体的に不完全燃焼。

評価 ☆



あらすじ
メグは夫・スティーブンが若い女性と浮気し、離婚。10代前半の娘・サラと共にニューヨークある4階建ての豪邸を慰謝料として購入。サラと2人でクラスには広すぎるほどだった。南向きの表庭と裏庭もあって、エレベータもついていた。



密室劇といっても、さまざまなジャンルがあって『十二人の怒れる男』のような推理もの、『デストラップ・死の罠』や『暗くなるまで待って』のようなサスペンスもの、『死と乙女』や『遊星からの物体X』みたいな変なものもある。



密室劇モノは舞台を基にているものが多いし、そういう作品は脚本が十分練られている。デヴィット・フィンチャー監督の『パニックルーム』は密室劇の一種だが、あまり脚本が良くない。こんなものなのかな? という感じを、多分だけど監督が思っているんじゃないかな。ちなみにこの映画は2002年の作品で、出演はジョディ・フォスター、フォレスト・ウィテカーなど。



フィンチャー監督がこの映画を撮影しなくてはいけなかったのかわからない。ジョディ・フォスターもどうしてあんなに太らなければならなかったのかも。え、中年になったからだって? いやいや、ハリウッドのダイエット法なら短期間で痩せることができるでしょ。『フライトプラン』ではしっかり痩せてたじゃない。



設定も変なところがいっぱいある。強盗に入る三人組だって無理に押し込もうとせずに、別の日にすりゃいいじゃん。頭いいのか悪いのかわからない。合理的な動きが少ない。



フォレスト・ウィティカーも活かしきれていない。映像、音楽で惑わせようとしているのか、中途半端な脚本でスタートしたせいなのか、よくわからない。全体的に不完全燃焼状態。



フィンチャー監督の宗教絡みの作品をもっと観たいですね。『セブン』『ファイトクラブ』『エイリアン3』『ゲーム』は確かに面白かったんだから。



初出 「西参道シネマブログ」 2008-05-12



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