『十二人の怒れる男』 脚本がよくできている。陪審員制度の妙味と密室劇の頂点。
割引あり
評価 ☆☆☆
あらすじ
スラム育ちの17歳の少年が、父親をナイフで刺し殺したとされる事件が起こる。裁判で陪審員に選ばれた12名の男たちは、6日間に及ぶ法廷での傍聴を終えて審議に入った。
「最近のドラマはしゃべりすぎるからきらい」といった話を書いたことがある。急に態度を変えちゃうけど、この作品の登場人物たちは実によく喋る。しかし、素晴らしく面白い。もともと舞台劇を映画化したもの。セリフが多いのは仕方ない。陪審員として集まった12人がひとつの部屋で「この事件は有罪か、無罪か」を決定するという話。
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