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「覚えられない」は甘え

お世話になります。ドリームラーナーズの石原です。鳥取県倉吉市で進路指導と学習法指導の塾を運営しています。学習指導は中学生・高校生・大人、英語の指導は小学生から対応しています。LINEなどを活用して、遠隔地でも進路指導・学習指導に対応しています。

今日は、「暗記」についてのお話です。

学力を上げたいのなら、覚えよう

大事なことは3つだけです。

①単語・用語だけではなく、意味や説明を(理解して)覚える
 (少なくとも、用語⇄意味は覚える)
②覚えたかどうかチェックする
③定期的にチェックし直す

たったこれだけなのですが、そもそも「やらない」人が多すぎます。

やらない理由として挙げられるのは、「とにかくつまらない」ことですね。暗記って、それだけではワクワクしないので…。

覚えたかどうかのチェックを徹底して、ゲームにする

そこで、非常に大事なのが「覚えたかどうかのチェック」をメインに持ってくることです。

なぜなら、覚えたかどうかは「結果」が明確だからです。何問中、いくつ覚えているのか、「結果」が明確です。このため、覚えるモチベーションや達成感を「沸かせやすい」です。

1つ釘を刺しておきます。「覚えた」という判定をだんだんと厳しくしていくことです。最初は用語⇄意味だけでも良いですが、試験本番では「様々な言い換え」が発生します。

そのため、「制限時間を厳しくする(1秒で思い出す)(5分で100単語)」や「派生語、同義語、対義語など思い出せる限り出す」など、暗記が進んでいくにつれてハードルを上げていきましょう。

特定の説明や特定の使い方からしか思い出せない、と言うことを防ぐためにも、1つの用語があらゆる側面から思い出せる様に、暗記のレベルを上げていってください。

理解は暗記する前でも先でも良い

理解する段階を、(理解して)とカッコつきにしている理由は、理解しなくても覚えられる人もいるからです。

学びはじめの、知識を増やしていかなければいけない段階では、「この言葉はどこに出てきたか」を覚えておくぐらいでもいいわけです。なぜなら、出てきてわからなかったら見返せば良いからです。

また、例えば英単語や古文単語などは、最初の段階では理解どころではないと思います。まず覚えないと話にならない。ですから、派生語とかは後からで良いです。まず単語⇄意味が出てくれば良い。

どう覚えたら覚えるか自分で試行錯誤しよう

覚えているかどうかの前に、理解しているかどうかが心配でチェックするという発想に至らない人も多いのではないでしょうか。ですから具体的にやり方まで提案します。

①意味や説明を(理解して)覚える
②覚えたことを出せるかどうかチェックする

意味や説明を(理解して)覚える段階では

①音読する→読み飛ばしを防ぎ、感覚と文字情報が結びつき、脳を無理やり働かせるため、有効です。

②書く→どうしても書かなければいけないもの(英文法・英文解釈などの複雑なルールなど)以外は、遅いので、単語などの簡単なものについてはお勧めしません。

覚えたことを出せるかどうかチェックする段階では、

①赤シートで隠してチェックする→手で隠したり、本を閉じたりして、そこに書かれている内容を思い出す、と言うやり方も良いです。とりあえず「隠してチェック!」

②単語暗記アプリを活用する→使っている単語帳に対応したものがあればそれを使うのも手っ取り早いです。

こうしたやり方で進めてみましょう。

結局やらねーの!君たち!

ただ、ここまで読んでも、読んだだけで終わってしまう人がほとんどでしょう。これを読んだらすぐに暗記作業に入りましょう。

次回、「読めなかった」は甘え

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