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ぐーたらの日常 Day34「後悔はないけど悔しいはある」

 〈元カレがマルチ商法に引っかかる〉でここまで反響いただけるとは思ってなかったです。さまざまな手段で私に情報提供してくださり、また警告してくださり、ありがとうございました。私の中の最後の作戦、作戦Bを昨日実行してきました。作戦Bの内容は前回の記事に書いてます。

最初にマルチ商法に気づいた時

 元カレがこのようなことに巻き込まれた時、真っ先に考えた作戦は潜入でした。彼が釣られた場所にわざと釣られに行って証拠を掴もうと思っていました。潜入捜査を考えた理由は、最も確実で彼の動きを掴みやすいからです。〈元カレがマルチ商法引っかかった-完結編-〉で彼にどこに行けばそう言う人たちから話しかけられるのか、1人で行った方が良いかと質問したと書いていますが、まさしく潜入捜査を計画していたためです。

 私は人間に騙されない自信がありました。それは根本的なところで“人間を信用しない“からです。どんな生い立ちだよって思うかもしれませんが、人を信用しないように小さい頃から育てられてきました。小さいながらに友人から何度も裏切られるという経験をして、その度に「人を信用してもろくな事にならない」ということを身をもって経験してきました。

 そんな私にも大切な人はいて、その大切な人だけはどうしても信用してしまいます。信用するための確実な情報を欲します。最後まで「そうじゃない可能性」に賭けて、全力で調査します。

 今回で言うと、彼から“マルチ商法ではない”と言われた言葉を信じたくてたくさん調べました。ネットを駆使し、本を数冊読み、何度かTwitterで投げかけ、マルチ商法じゃない確実な情報を探しましたが、見つけることはできませんでした。調べれば調べるほど、マルチ商法でしかなかったのです。今回は規制外で成り立っている組織に引っかかったので、正式にはマルチ商法紛いのものが正しいのかもしれません。

自分が動き出す前に

 私は自分が直接動く前に、彼の中にある良心や私への情に訴えかけることにしました。マルチ商法にほとんど当てはまっている情報を見せても、ネットは嘘だらけだとか、そもそも商品を売られていないから商法に当たらないとか、屁理屈のような言い訳のようなことしか言わず、彼に完全に敵対心を持たれてしまったのです。

 以前の記事でも書いたように、最初は私を幸せにするためにお金を稼ぎたいと言っていたのです。それが数日後には私の言葉さえ届かなくなりました。数年一緒にいる私より、突然居酒屋で現れたどこぞのおっさんの言葉を信じたのです。私は邪魔だと言われたのです。私の感情を出してしまうと、「幸せにするっていってくれたのにどうしてこうなったの?私今幸せじゃないよ」です。この言葉は本人に言ったんですけど、「ごめんね、でも俺もうしばらくは誰とも付き合う気ないから」と言われ突き放されました。

会ってる暇も無くなると言いつつ、モンハンをしながら話をする彼。付き合い続けるなら条件があると言われ、出された条件が「デートしない」「旅行にも行かない」「3年は何も言わず待つこと」。これって付き合ってるっていう?口は悪いですが、今回の一件で本当にぶち殺したくなるほど腹が立ちました。

どんな結末になろうと、私たちは元には戻れないだろうと素直にそう思いました。最後がこうなってしまい、悔しくて苦しくてしょうがなかったです。

ここまでの行動

私はこれまでにいろんな行動をして来ましたが、皆さんから情報をいただいた後は、作戦Aと作戦Bを既にどちらも実行済みです。

作戦Aは慎重にことを進める必要があるとのことで、どうなったのが報告が来るまで待ちます。もちろんリスクもあると思うので、彼まで辿り着かない作戦になるかもしれません。

作戦Bは昨日書いた通りのチラシ作戦。
『新型のマルチ商法が横行している、それによって若者の被害が増加していることによる注意喚起』を彼の自宅のポストへ直接投函してきました。内容は彼の状況がマルチ商法だってわかるような内容、被害者からの情報、被害総額の概算、脱会方法の記載などです。私が投函したことがバレないような書き方にしています。いやでもポストを見るように、ポストの扉が閉まらないようにしてきました。元々チラシが大量に入っており、私の作ったチラシが紛れて捨てられないよう封筒に入れ、住所を書いてます。しかし、彼の名前を書くことを忘れるというポカをしました。切手を貼ってないので普通の人なら直接投函されたとわかると思いますが、彼はアホなので気づかないでしょう。

結構頑張ったよね?

私結構頑張りましたよね?
直接守ることもできない状況でベストを尽くしましたよね。
これでどうにもならないなら彼のせいですよね。

ただ色々やりましたが、多分彼の目に止まったとしても彼はやめない気がするんです。作戦Bを実行して今日まで待って、なんと無くそう思います。
悔しいですが。。

彼からの連絡があるとしたら

彼は過去の傾向から、私と連絡が取りたい場合、どんな手段でも講じてくるでしょう。過去の話ですが、ラインや電話番号をブロックしている場合、ペイペイの送金の際に書き込めるメッセージで連絡をしてきました。他にも私と連絡が取れなくなったら、「手紙を送る」「直接家に行く」「携帯を複数所持しているので番号を変えて電話をしてくる」「(私の)会社で待ち伏せをする」「最寄り駅で待ち伏せ」をしてくるでしょう。

彼は間違ったことをしたと自覚している場合、謝ることができる人間です。自覚すればですが。マルチの洗脳から解放されたら必ず何かしらの手段を使うと思うので、どれもなかったら洗脳が解けなかったのでしょう。

これからの行動

 いろんなところでも言ってますが、私にできることは全てやりました。
これ以上は自分の身に危険がありますので、私が直接動くことはありません。
作戦Aの結果が最後になります。

 もしかしたら身内が巻き込まれ、救えた人もいるのかもしれません。
どうやって救ったのか気になりますが、私自身の心が疲弊してしまっています。
ここ2ヶ月くらい、仕事の休みの日はいつも彼を説得していたし、今回のGW連休も彼のことで動きっぱなしでした。

体だけが動くだけならまだしも、悲しい思いをしたり、苦しかったり悔しかったりと、感情がすごく動きました。今では彼が私を捨てたり、他の女性と付き合おうとする夢を見るようになって、夢の中でも彼を追いかけてしまっています。
その夢の女性が私にとって嫌な人で、彼女とは付き合ってはいけないって言っているのに話を聞いてくれないみたいな内容で、まさに現実のこの状況みたいで。

私はもう彼から頭を切り離さなければいけないレベルになっています。
大切だった人を救えなかった無力さも痛感しています。

だから落ち着いたら、今度出会う大切な人の心が悪い奴らに取り込まれないように心の隙間を埋められるように向き合っていきます。

いずれ元彼との出会いも投稿します。
ほんとはこの件がなかったら既に投稿している予定でした。
記事自体も半分できています。思い出の一つとして、覚えているうちに。

ぐーたらʕ•ᴥ•ʔ

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