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ぐーたらの日常 Day33「良かったのかどうか」

「元カレがマルチ商法に引っかかる-完結編-」の記事を完成させたときは、私の中ではただの記録でしかなかった。

一縷の望み

私の中から「これってマルチ商法だよね?」って疑問が頭から全然消えなかったが、それを絶対違うっていう彼を信じたい気持ちもあった。だから彼に何度も確認したし、それは怪しいものじゃないのかと伝え続けた結果、関係を遮断された。

考えれば当たり前だ。
彼が現在大切なのは、将来お金を稼げるようになるための修行をすることであって、それを師匠に教えてもらっているという充実した毎日を私が壊そうとしているのだから。

彼は彼なりのビジョンを精一杯で説明してくれていた。
私はどれだけ精一杯話をされてもマルチ商法にしか聞こえなかった。

私はこの結末をどうやって回避することができたんだろうと、時々だが考えてしまう。それと同じくらいに、大の大人の決断にここまで首を突っ込むことが他人の私に許されるのだろうかということも考えてしまっている。

ここ3日くらい色々考えてみた。
彼はもう私にとっては他人だけど、せめて正常な状態ではないことは伝えたい。それでも彼には届かないとは思うけど、少なくとも私にとって彼は守りたい人の1人だったからそこだけは最後までやり遂げてから終わりにしたい。

「死んでしまうかもしれない」という不安の支え

私はかつて、死んでしまうかもしれない病気にかかったことがある。大きい病院にいっても原因不明で呼吸器が腫れすぎて息ができなくなり、すごく不安だった。原因がわかったときには過去にそのウイルスで死者も出ているような病気で、親には平気だっていってたけど内心怖かった。

原因不明の時はそのウイルスに感染する可能性があったにも関わらず、付き合ってすらない私の看病をしてくれていた。食べ物を買ってきてくれたり、本当は不安だっていうと一晩中そばにいてくれた。私はしつこいながらもその時の恩は忘れてない。逆に言えばその頃の彼を知っているから私は何をされても離れることはできなかった。

どうせ最後ならできることをしてみよう。

作戦Bー注意喚起のチラシを装うー

実は作戦Aは実行済で、作戦Bの後に決行されます。

そのためにとある資料を作りました。この資料を彼の家のポストに入れるという作戦を立てました。しかし彼はポストの中身を見ません。いつもチラシの山で溢れかえっています。そのため直接彼の自宅のポストへ投函します。彼はポストがすぐ開くように鍵をかけているので、パスワードは知りませんが、開けられる可能性があります。そのときにポストが閉まらないくらいの何かを用意します。その中に資料を混ぜ込み、ポストが閉まらないくらい郵便が来ているように見せかけ、彼に資料の回収をさせます。彼が確認する前に親切な人に閉められないように閉まらないようにしたいと思います。そこはまだ考え中ですが。

彼は港区に近々引っ越すとのことでしたが、とある方法で調査したところ直近であの物件から引っ越す人間がいないことがわかっています。なので明日か明後日か、決行します。彼のスケジュールは知らないですが、仕事であれば日中はいないだろうし、休みであれば講演会は午後からと予測し、午前中の10時から12時の間、もしくは16時から18時の間が狙い目であると予測しています。前日が講演会だった場合を考慮し、朝一に帰宅する可能性も考え、早朝は避けようと思います。資料の内容的に私が置いたことがバレてはいけないので、彼に鉢合わせないこと、あまり他人のポストをごちゃごちゃ触ってると周りから怪しまれるので手際良く終わらせることが重要だと思ってます。

なんか私こそ犯罪をしてる気分だわ。

何があっても最後

私は今回の作戦を何があっても最後としています。
作戦Aは実行済で結果待ち、作戦Bは近日中。
でもこれ以上私にできることもなく、義理は果たしたと思っています。
これでダメなら彼の運命です。もう無理です。

ぐーたらʕ•ᴥ•ʔ

※Day31の記事が一部消えてしまって悲しいです。

記事を書いたときにスッと出てきた言葉を素直に書いたものだったので、今の私が同じ文章を書くことはできません。一応、消えてしまっている部分を復元できないかと問い合わせてはいるものの、無理でしょうね。

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